長編 うっふん岡夜魔城
岡山県某所にある魔城に挑んだ男たちの話
昔RPGツクールというソフトを借りた時にふざけて作ってみた作品を小説化。
RPGツクールだけに、ファンタジー世界の話しか作れないのだが、ノベライズリニューアルの際、それに無理やり岡山テイストを混ぜてみたら、妙につじつまが合ってしまった。(たぶん)
そのソフトを貸してくれた奴に「この話は小説化しないのか」と言われたので、よほど熱望されてると思い、がんばってシナリオ起こしてそいつに提出してみたらソイツの反応がツマラナくてガッカリしたという。まったく、読者というものは勝手なものだ(←自分の実力のせいだとは思ってない人)。9,5万字完結作品。
ギャグ冒険モノだが、現在こんな純粋な?ただの冒険シナリオなど需要があるのだろうか。たぶん、こういう冒険ゲームの一シナリオみたいなものならいくらでも描けると思うのだが、そんなのは誰でもそうなのかなと思い、手を出さないでいる構想は多い。
それと、こういう作品を描いてみて思うんだけど、若くて、あさはかで、それでいてエネルギーのある、ずっと昔の発想って、実際使えるのかどうかを迷う。
自分自身ではあさはかだなと思っても、読者にしてみればそんなことより勢いとエネルギーが元気にさせてくれる!……みたいなことがあるなら、あの頃をもう一度再現するのもありだとは思うんだ。ライトノベルというのは皆若い慣性で描かれているものだから受け入れられないことはない、のか……。それともその頃の発想などは時代遅れなのか。
ほんと、どんな作品もが跳ね返される今、そんなことばかり考えている今日この頃だ。
なお、同作品は岡山県ゆかりのワードが多く散りばめられている。
それはいいかもしれない。岡山県が後援してくれるかもしれない!!
……が、作中、岡山県倉敷市のゆるキャラ、『クラシキーノ=シラカベーノ』を主人公達が一刀両断に成敗するシーンがある。
……アウトかなこれ……(笑)




