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長編 召喚魔法は上上下下アルバイト、850円

 サービス終了がカウントダウンとなったゲームのヒロインを救いたいと願う男と、それを見守る平成生まれバイト巫女の話。


 前項、『召喚魔法は上上下下……!』に『節分、豆まきアルバイト、850円』をコラボさせて『召喚魔法は~~』の話の決着を描いたもの。

 ……だったが、反応は散々だった。それぞれの作品にまずまずの反応をしてくれた人たちですら目をそらすほどの出来だったようだ。

 にもかかわらず、筆者本人は満足の完成度だったりする。このギャップ。本作は、私自身が信じていた自分のセンスに疑いを持ち始めた、初めの作品となった。


 おかげでいろいろ原因を考えた。数少ない指摘を参考に、まず思うことは"コラボ"というものの難しさだ。

 それぞれの物語で、登場人物たちはそれぞれの役割を担っている。ボケツッコミだったり、月と太陽だったり……。

 ところがコラボすると、その役割が被ったり、意図しない距離感になったりする。それがきれいな輪になって回っていけばいいが、もともとバランスの取れていたものを、二つ無理やりくっつけるわけだから同じようにバランスが取れるとは限らない。

 しかもキャラクター像は決まっているわけだから、そこから大きく行動を逸脱させることはできない。その上で登場人物ごとに「らしさ」を出すと、不協和音になる、のではないかという分析。

 捕まえる?『名探偵コナン』と捕まる?『ルパン三世』がいかに人気漫画だからとて、これを合わせてストーリーを作ったらどちらの能力も尊重せねばならず、どっちつかずな話になってしまうのではないか。


 たぶん、それぞれのストーリーに則って、本作に出ていた人物たちはそれぞれに「らしさ」を出していたとは思う。というのが筆者の見解ではある。

 その上で、二つのストーリーの時は楽しめたのに、それを一つにしたら散々な反応となったわけだから、一つの原因としてはあるのかなと思った。

 とりあえず、二度とコラボはしないと誓ってみているが、それは的外れな考え方だろうか。

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― 新着の感想 ―
[一言] 難しいですね。 ひとつの作品なら、キャラクターそれぞれに役割があるのでしょうが。 藤子不二雄作品がコラボしたら、キャラがみんなかぶっちゃう!(笑)それぞれ少しずつ違うんですけどね。 ムー…
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