中編 振り返ればあの時……
タイムリープして、アコガレの先輩とヤろうという、俗っぽい話
これも前項『隠居魔王の成り行き勇者討伐 倒した勇者達が仲間になりたそうにこちらを見ている!』と同じレギュレーションで、もともとのお題は『振り返ればあの時ヤれたかも』。
カクヨム発。なにこれこのお題。十八禁は禁止と言っているのに求めてるのは官能小説ですか?といったお題に、「どこまでやっていいか、分かる?」とカクヨム出身の友人に聞いてしまったくらいだった。5万文字完結作品。
いや、本当にそこは迷わされて、じゃあ……ということで、「本番描写はせず、性器などの直接表現もせず、如何にエロく描くか」ということに焦点が絞られたが、なんとこの物語、一切迷うことなく五万字を十日で描き上げてしまった。……エロパワーは偉大だ(大笑)。
さすがにこんなお題を出してきた本家カクヨムではクレームが出ることもなかったが、矢久にとって当時、もう使わないと思われる作品を最後に掲載する場所は『小説家になろう』だと思っていたので、こちらにアップしたら、一年の月日を経て、なろう運営から手直しを要求された(笑)。そのため、現在掲載されているものは、若干オリジナルと異なる。
十八禁と十五禁の差……本当に分からない。はっきりいって、十八禁指定されてない漫画で、本作よりも過激なものはいくらでも出版されている気もする(友人にそういわれた)。そもそも官能小説でなくても、一般文芸でそれらの描写が露骨にされるのも、珍しいことではない。
表現というものはどこまでがオッケーでどこからがダメなのか。……これは差別用語とかも含めて、表現者としては非常に悩むところだ。
ちなみにヤるヤると品がないが、内容は結構シリアスにもなる純愛モノであり、『あの空に繋がるまで』の稿でお世話になった女性にアドバイスをいただいて、特にラストがよくなったと思う。恋愛モノを描く時はコノヒトを頼りにしたいが、もう消えたのかな……(←声かけてみればいいだろ)




