長編 武州名物新鮮組!
新撰組副長土方先生が、しんせんぐみを勘違いしてうどん屋を始める話
これが意外にウケがいい(笑)。
ただ、それは矢久の実力がどうのというより、やはり新撰組効果なのだとは思う。
しかし、各所での反応はすこぶる良好で、ついでにとあるコンテストでは、落ちたは落ちたが寸評で文章力を絶賛してもらえた。(ただ、これはライトノベルではないを連呼され、ライトノベル賞に送ってはいけない作品だったことを知る(苦笑))8万文字完結作品。
うどん処『新鮮組』は開店したが、普通の『新撰組』も開局していて、物語は一応史実に則って展開していくため、幕末京都の血なまぐささは完全再現(カタログ値)。沖田先生最強だし、土方先生もいつもうどんを打っているわけではない。
この作品は史実があるので、続編は可能だし構想もあるのだが、これをちゃんと決着がつくまで描いたら、文字数的にどこのコンテストも受け入れてくれない分量となるために保留。
それと、ラストのラストが迷う。
ただ土方先生を武士らしくかっこよく殺すのは簡単なんだ。しかし、それではこの物語のテーマには合わないし、逆にうどん屋のために、戦いを避けてしまう土方像も違うと思う。
武州名物新鮮組!らしいラストがびしっと飾れるなら、この話はきっと充分書籍に耐えられるし、一定の人気も出るだろうし、自分の中でも胸が張れる作品なのかなと思ったりしてる。
それにしても、和風のちゃんばらってやっぱりかっこいいと思う。
なんでだろう。ファンタジーもので、西洋剣振り回しているものより、殺陣のシーンがかっこよくかけるのだ。
日本には日本の美意識があってそれに合致するのか、実際に世界的に見ても美しいのか……日本の情緒ってすごいなというのは、よく思うことだ。




