短編 真夏の女神を抱きしめて!
カキ氷の妖精が、イチゴ味の嫌いな主人公にイチゴ味のカキ氷を食べさせようとする話
頭空っぽにして真夏に涼しくなってね!……っていうラブ?コメディ。
矢久はなにも、いつもいつも社会に不満を募らせているわけではない。(大笑)
前項、前々項と、皮肉とメッセージの込められた作品だったが、本作は本当になんも考えてない与太話。一万文字完結作品。
カキ氷の妖精が両手を高く空へ掲げ、何かを集めるようにその手を下ろすと、中空に現れる魔法陣からは大量の氷がかき出され、山となって積もる。……そんな涼しげな光景?を真夏の風景にお届けするという、コンセプトとしては平和な作品となっている。
描くきっかけとなったのは『胞子の傘に包まれて……』のヒロインをもう一度使いたかったが、二次創作というものはいろんな意味で非常に不便なので、続編をやめ、同じイメージのヒロインを今度はカキ氷の妖精として登場させたという経緯。
作品に挿絵が存在するわけでもないので、これはもう二次創作のキャラではなく、オリジナルキャラとしていい(と思う)。
完全なるキャラ押し作品で、主人公イチゴの天然っぷりを見せるためだけに物語が成立していると言っても過言ではない。矢久の会話芸が好きなら楽しいと思う。




