第五話「迷宮ショッピングモール」
カーテンの隙間から射し込む朝日に照らされ、あたしは眠りから覚める。
昨夜は四精霊たちと寝床について散々討議したのを覚えている。
確か、アースは精霊に睡眠は必要ないから寝場所は気にしないでいいとか言って、ウィンドはあたしとお布団で一緒に寝たいと言い、マリンは布団を敷いたら人知れず寝ていて、ファイアもそこで乙女らしからぬイビキをかいてマリンと一緒に寝てしまった。
シングルベッドが一つしかないので、ベッドは交代で二人で寝ることにし、残りの三人は床に布団を敷いて寝ることにしたのだ。
流石に六畳の寝室に五人で寝ると窮屈で、寝返りを打つ度に誰かがぶつかりそうになって大変だったけど、それでも凄く楽しかった。
昨日はあたしがベッドで寝させてもらって、隣には一緒にウィンドが寝ていたはずだ。まだ眠い目を擦りながら隣に寝ているであろうウィンドに向き直る。
こちらを見ていた瞳とあたしの視線が重なる。長い睫毛…コバルト色の綺麗な瞳…あたしはまだ寝ぼけている頭でうっとりとその人の顔を覗き込んだ。
「あ、主……お、はよう、ございます……」
あたしの隣で横になっている金髪の美女は頬を赤らめ、小さい声でそう呟く。
あれ?ウィンド?いつの間にそんなに育ってしまったの!?
しかもその色気は何?まるでアースみたいじゃない!
「えっ!?アースっ!!」
思考回路が正常になった瞬間、あたしは飛び起きてアースを見る。
アースは恥ずかしさのあまりか耳まで真っ赤にして俯いている。
「済みません…主……自分にも、何がなんだかわからなくて……朝起きたらこうなっていて…」
アースはそう言うと更に縮こまってしまう。
あたしは驚きながらも、ベッドの下に転げ落ちて寝ているウィンドの姿が目に入った。
「…ウィンド…あなたってば…」
(グッジョブ!)
あたしは心の中でウィンドに勢いよくサムズアップした。
朝から大変眼福で御座いました。
神様女神様アース様ありがとう!
あたしの日曜の朝は、こうしてふしだらに始まった。
『超次元電神ダイタニア』
第五話「迷宮ショッピングモール」
日曜日の今日は、いつもより少し遅く起床して、朝ごはんを食べてから皆でお買い物に行くことになっていた。
昨夜みんなで話し合い、当面の目標は“本当のサニーを見付けてこの世界を元に戻すこと”に決まった訳だが、その為にはどうしたら良いのかという根本的な事が判らないでいた。
あたしの世界、《地球》には精霊は元々居ないそうで、今のこのダイタニアと合わさった世界だからこそ、アースたちはヒトのイメージで顕現出来ているのだと言う。
ちなみに、アースたちのデザインに関してはあたしが望んだ姿であるところが大きいそうだ。あたし、グッジョブ!
とは言え、このままこの混ざった世界を放置しておくと、世界に対する精霊の量?みたいのが不足していき、やがては精霊は存在出来なくなるだろうということを、昨日あたしはアースから聞いていた。
地球に顕現したアースたち精霊を視認出来るのは『ダイタニア』にログイン中のプレイヤーのみかも知れないというあたしたちの考察。
それを確かめるのも含めて、今日みんなでお出掛けしようという流れになったのだ。
そして今現在。
あたしの作った朝食を摂りながら今日の予定を話し合っていた。
「今日はとりあえず、あたしの世界《地球》と『ダイタニア』が、どの程度混ざってしまったか、確認してみようと思うの」
「うん。それが一番確実かもしれないね」
あたしの言葉にマリンが同意する。
「お姉ちゃんの知り合いの人たちにも声を掛けてみる?」
ウィンドがオムライスをスプーンで口に運びながら訊いてくる。
「そうね。昨日の内に一人だけ声を掛けさせてもらってるわ。その人から良い返事が来たら会ってみるのも一つの手かもね」
あたしはそう答えた。
「あとは、SNSやネットも見てるけど、情報が錯綜していて、どれが正しい情報なのか判断が難しいわ。メンテ後は『ダイタニア』に新たにログイン出来ないみたいだし、あのイベント開始の、昨日の十時からメンテになる二時間余りにログインした人だけが、今この世界に来てそうなのよね。ザコタ君の証言にも合致するし」
あたしもスプーンを口に運ぶ。
確かに、テレビとかのニュースではそこまで大きく取り上げられてなく、昨日の製作会社ビルの火事と併せて、そのような訴えがちらほら聞かれている、程度にしか紹介されていない。
「そうだな。それにしても……」
ファイアが味噌汁を飲んでから口を開く。
「ん? どうしたのファイア?」
「ああ。お館様の作る料理は美味いな。こんなに旨いものを作れるなんてお館様は凄いな!」
ファイアが笑顔で褒めてくれる。
「ふぇ!? あ、ありがとう。えへへっ。そんな風に言ってもらえると嬉しいよ。あと、その、お館様とかマスターとか言う呼び方じゃなくて、あたしのことは“まひる”って呼んで欲しいな」
あたしは照れ笑いを浮かべつつお願いしてみた。
「しかし、主は自分たちがこの世界に存在出来る願いの源であり、仕えるべきお方ゆえ、そのような物言いは」
アースがオムライスを頬張りながら割って入る。
あたしは笑顔を向け
「主従関係より、あたしはみんなと友達になりたいな!だから、ね?あたしのことは“まひる”でお願い」
と再度お願いする。
すると、アースが少し寂しげな表情を見せる。
そして
「……友達…自分たちにはその様な概念がなかったので上手く出来るか分かりませんが…」
アースがそう口にしながら、他の三人を見やる。
「いいんじゃねぇの? アースもまひる様も俺たちの仲間になったんだ。これからは仲間同士仲良くしようぜ!」
ファイアが笑顔で応えた。
「うん。僕らは皆でひとつだ。ひとり欠けても駄目なんだ。僕たち五人は、ヒトが言う《家族》の様なものだよ」
いつも無表情なマリンが少し微笑みながら言った。
「そうだよ!マリンの言う通り、ウィンドたちはひとつのチーム。これからはお互いを信頼し助け合わなくっちゃ!」
ウィンドが満足げに腕組みをしながら力強く宣言した。
「友達…家族……今まで自分たちに存在しなかった定義だ…」
アースが不思議そうな顔をしている。
「あははっ。難しく考えなくても大丈夫。まずはお互いに名前を呼び合うことから始めようよ。ね?」
あたしが笑うと、アースが
「承知致しました。まひる殿」
と言ってくれた。続けて
「…胸の奥が、何だか温かい……それに、このまひる殿が調理してくださった《オムライス》、とても美味しい……」
アースがスプーンを止めて感慨深げに呟いたその唇は弧を描いていた。
「さて、みんな着替え終わったね?ではこれからお買い物兼地球観光ツアーにご招待致します!」
『わーい!』
あたしの掛け声に合わせて、みんなの歓声が上がった。
あたし達は今、アースたちと一緒に近所のスーパーに来ている。
アース曰く、この世界の食材や料理に興味があるらしい。
そこで今日はこの機会にみんなであたしの世界の色々な場所を見て回ることにしたのだ。
早速ウィンドやファイアたちは各々興味がありそうな所を見て回っていた。
ちなみにアースにはまたあたしの服を貸して上げた。今日はカジュアルにまとめている。
アースは背が高く手足が長いので、何でも似合って羨ましい。
あと、昨日アースの着替えの際に解ったことだが、あたしの元々の持ち物はどうやら《装備品》扱いになるらしく、アースたち『ダイタニア』の住人でも物理的に接触出来るみたいだ。
「ところで、まひる殿は普段どのような食事を?差し支えなければ教えて頂けますか?」
アースが訊いてきた。
「えっとねぇ、一人暮らしだから栄養が偏らない様に出来るだけ自分で作るようにしてるかな?あ、簡単なものばかりだけどね!」
そう答えながらあたしは今日の献立を考える。
「なるほど……栄養を考えて…だからあんなにも美味しい料理になるのですね?」
アースが真剣に感心している。
「そんな大したもの作ってないよ〜?」
あたしは苦笑した。
「いいえ。まひる殿の料理はとても美味しいです。今朝頂いた《オムライス》など、もう!」
アースがまた真剣に褒めてくれた。嬉しいな。
「ありがと♪じゃあさっそく材料買っちゃおうか!何が食べたい?」
あたしはアースたちにリクエストを聞いてみた。
するとアースたちは顔を見合わせて何かアイコンタクトを取った後、代表してアースが言った。
「まひる殿が普段召し上がっておられるような料理が食べてみたいです」
アースが微笑みながら言う。他のみんなもあたしに笑顔を向けていた。
「わかった!じゃあ食材選びは任せてね!」
あたしも笑顔で応えた。
そんなあたしを見ていたのか、いつものレジのおばさんに
「今日はいつにも増して元気だね〜」
と言われて、しまった!と気付かされる。
アースたち四精霊は普通の人には見えないんだった!
あたしってば、独り言を言ってる変な人に見えちゃってたかしら?
うわぁ恥ずかしい…
でもこればかりはどうしようもなくない?
あたしは自分の恥より、みんなとの楽しい時間を優先しようと心に決めた。
食材を買い終え、一旦アパートに食材を置きに戻り、あたしたちは次に電車に乗り二駅先のショッピングモールへ目標を定めた。
まずは、精霊たちが電車に乗れるかの検証から始まる。
「これは、ヘビ型の電神!?」
電車を見るなりマリンがそう叫んだ。
確かにそのフォルムは蛇っぽい。
電車に乗る際、みんな少なからず緊張していたようだが難なく乗ることが出来た。
そして、みんなは窓の外を流れる景色に興味津々といった様子。
四人とも子供のように目を輝かせている。
可愛い。
まあ、初めて見るものなんだから当然よね。
お目当てのショッピングモールに着くと、精霊たちも周りをキョロキョロと見回している。
「ここがショッピングモールだよ。ここには色んなお店があるんだ」
とあたしが説明すると
「ほぅ……」と感嘆の声を漏らすアース。
「まるで迷宮だな…」
他の三人も同様に見惚れているようであった。
「じゃあ次は服を見に行くよーっ!」
精霊たちにも似合う服を探してあげたい。気に入ってくれる服が見つかると良いな。
あたしはそんなことを考えながら目的の場所へみんなの手を引き向かった。
「ここはお洋服屋さん。女の子がオシャレをする為のお店だよ。さあ入ろう♪」
「……衣服。私たち精霊に着衣という概念はありませんでしたので、勉強させて頂きます」
「まひるお姉ちゃん!早く見てみたい!」
アースの言葉を聞いて、真っ先に反応したのはウィンドだった。
マリンとファイアは静かにコクリとうなずく。
「分かったわ。まずは各自好きに見てきて。試着したい服があったらあたしに言ってね」
「わかったー!」
ウィンドは早速マリンの手を引き一緒に店内へと入って行った。
「あの、ファイア?良かったら自分と一緒に見て回らないか?」
アースが少し遠慮がちにファイアに訊く。
「ん?いいけど、俺も服に関しちゃ余り分からないぞ?」
「構わない。自分の知らないことを君が知っているかもしれないからな」
「そうかい。じゃあ行くとしますかね」
二人は連れ立って奥の方へと向かった。
アースは興味深げに商品を眺めている。
ファイアはその隣でアースと同じように見ていた。
するとファイアがアースの袖を引く。
「ん?どうした?」
「これは何だ?」
ファイアが手に取ったのはピンク色をしたブラジャー。
「ああ、それは胸当てだな。衣服の下、素肌の上に着るらしい。まひる殿も着けていたろう?」
「ん~?俺はそういうのあんまり気にしないからなぁ」
「そうなのか。だが自分もあまり気にならないな」
「二人とも気にしてッ!!」
二人の会話が聞こえたので、あたしは直ぐ様割って入る。
「うおっ!?ビックリした!」
ファイアとアースが突然のあたしの乱入に驚く。
「んもうっ!!二人とも女の子なんだからさっ!もう少し意識しようよ!」
「済みません。自分たち精霊は元々性別というものがなく…」
アースが困ったように言う。
「それは昨日聴きました。でも今は女の子の姿なんだから、恥じらいを持ちましょうね?分かった?」
あたしの勢いに二人は気圧され
『はい』と返事が重なる。
「女の子でお胸がある子はみんなコレを着けるの。パンツもそう。この世界のルールよ。分かった?」
『はい』またも二人の返事が重なる。
アースとファイアは自分の胸に視線を落とすと少しして顔を上げ
「精製しました」
と誇らしげに言った。
「まひるお姉ちゃん!ウィンドこれ着てみたい!」
あたしがアースとファイアに注意していると、ウィンドが近くにあるノースリーブのワンピースを指差して言った。
「うん、分かった。一緒に試着室に行きましょ。ちょっと行ってくるね?」
あたしは二人から離れウィンドの元に向う。
「じゃあ行こうかウィンド。サイズは……大丈夫かな?多分合うと思うけど」
あたしはウィンドの手を引き、一緒に試着室のカーテンを潜る。
そしてウィンドの胸の前にその服を充てがう。
やはり思っていた通り、ウィンドたちには売り物である服は触ることが出来ず、試着というより鏡の前で服を充ててあげることしか出来なかった。
それでもウィンドはとても嬉しそうな顔をした。
「このお洋服可愛い…」
ウィンドが頬を緩ませ呟く。
「うん、可愛いね」
あたしはそんなウィンドを見ながら微笑み、呟いた。
「今日は気に入ったお洋服、みんなにプレゼントさせて?」
『いいの!?』
ウィンドとマリンの声がハモった。
「うん、もちろん。アースとファイアにも似合いそうなのがあったら買ってあげるから言ってね?」
アースとファイアも笑顔になる。
その後みんなして交代交代に試着したり意見を交わし合ったり楽しい時間が過ぎた。
どちらかと言うと男趣味が強いあたしだけど、やっぱり、女の子同士のこういうかけがえのないやりとりもいいなあと改めて感じていた。
四人がそれぞれお気に入りの服を決め、会計を済ませたあたしは改めてそれらをみんなにプレゼントした。
恐らく、一度あたしの手に渡った物なら《道具》《装備品》扱いとして、彼女たちにも触れる様になるはずである。
あたしは四人にもう一度試着を促す。
洋服を手渡せた時点でその検証は正しかったと解る。
四人が試着室から出てくる。
アースは白いロング丈の清楚なワンピース。
ウィンドはショート丈の薄緑のサスペンダードレス。
マリンは白のブラウスに紺のジャンパースカート。
ファイアは黒地のタンクトップに、下はジーンズ生地のホットパンツだ。
みんなそれぞれ良く似合っていた。
しかしまあ、改めて見ると……
みんな美人さんだなあ!
そういえばこの子たち全員スタイル良いんだよね。羨ましい限りだわ。
それにこの子たちは、何を着せても可愛く見えるという特性がある!
こんな可愛い子達とお出かけなんて、夢みたいだよ。いやほんとに。
「まひるお姉ちゃん、ありがとう!」
「まひる、大事に着ます…」
「ありがとなまひる様!へへっ」
「ありがとう御座います。まひる殿…一生のたか」
「いいのよ!こちらこそ可愛く顕現してくれてありがとー!」
みんなからお礼を言われる。
アースがまた何か重そうな事を言いそうだったので、あたしは食い気味にそう言った。
そんな感じであたしたちは買い物を楽しみながら、ショッピングモール内を歩いていた。
みんな先程買ったばかりの洋服に着替えていたが、周りから服が浮いて動いている!と言うようなことは言われなかったので、各々の装備品は不可視化されるのだろう。
何をするにも新しい発見があり、あたしは不謹慎にも今のこの状況を楽しんでいた。
天井がガラス張りの連絡通路に来た時のことだった。あたしたちの頭上に突如大きな黒い影が掛かる。
見上げると、鳥にしては大きすぎる何かが飛んでいた。
あたしはそのフォルムに見覚えがあった。
「あれってまさか…!」
「飛竜、だねえ」
ウィンドも見上げて、あたしが思い浮かべた解を言い当てる。
そう言えば、昨日のビル火事の時もテレビにドラゴンが映っていた。
あのドラゴンは突然現れた《右腕の電神》によって退治されたが。
「ねえ、次元の壁の歪みって、精霊だけでなく、ダイタニアにいるモンスターも連れてくるの!?」
あたしは素直な疑問を四人にぶつけた。
「そうだね~」
「恐らく」
「ああ。間違いないだろうぜ」
「そのようです」
みんなの答えを聞いて、あたしは愕然とした。
つまりこの世界には今、ゲームのダイタニアで見たことがあるモンスターたちが闊歩しているということなのか。
「これじゃまるで、ダイタニアの世界に迷い込んだようだわ!」
「でも、これらが見えるのは、その『ダイタニア』にログインしているプレイヤーと僕たち精霊だけ」
あたしの言葉にマリンが答える。マリンは理解力と頭の回転が早い子だと言うことは昨夜の討論で判っていた。
「なら、まひる?君と僕たちの力でこの《イベントマップ》に登場するモンスターをゲームと同じように倒せばいいだけのこと。違いますか?」
マリンは冷静だった。
確かにマリンの言う通りだ。あたしたちにはそれが出来る力がある。ならばやるしかないのだ。
「よし!みんな行こう!!」
あたしは声を張り上げ、先に急ごうとした。
「まひるお姉ちゃん、ちょっと待ったぁー!」
しかしウィンドがストップをかけた。
「ここで戦おう。うん、ここが良い」
そう言うウィンドの顔には自信の色が浮かぶ。
「ウィンドやまひるお姉ちゃんたちプレイヤーの攻撃は《地球》の物質に対してすり抜けちゃうんでしょ?この場所を見て。丁度天井が透明で敵が丸見え。狙い撃ち出来るよ?」
ウィンドが指差す先は、天井がガラスで透明なドーム状になっているこの連絡通路。
なるほど。これなら敵を狙い撃つことが出来る。
そしてあたしたちの武器は……
「ここにいるみんな、遠距離攻撃魔法使えるよね?もちろん、まひるお姉ちゃんも!」
そうだ。あたしたちには遠距離攻撃の手段がある。
「ウィンドはどう戦うの?」
あたしはウィンドに訊ねた。
「ウィンドの武器は弓だよ。矢を放つんだ。見てて……」
ウィンドは全身を正装と言われた戦闘形態の装いに変換させる。
そして、ウィンドの左腕全体は巨大なボーガンの様な形態に変形していた。
それに合わせて、他の三人も正装へと洋服を変換させていく。
「せっかくまひる殿に頂いた服、済みません…少しの間だけ、収納させて頂きます」
アースが申し訳無さそうに言いながら臨戦態勢を取る。
ウィンドが上空へ向けて左腕をかざす。
「さあ!五人揃っての最初の戦闘!みんな!派手に行こうッ!」
【次回予告】
[まひる]
あぁ〜!今日もみんな可愛いよー!
そんなあたしの楽しい時間を邪魔するように
現れたはぐれワイバーン!
絶対に許さないんだから!
次回!『超次元電神ダイタニア』!
第六話「経験者と実戦」
みんな揃ってモンスターハント!




