第十五話「ザコタ激震」
アウマフは見覚えのある電神に抱え上げられ、アルコルの前から宙空へと離脱していた。
胴体と腕だけの特徴的なフォルム。
でも何気に飛行機能が備わっている辺り油断ならぬ機動を発揮する。
確か、この電神の名前は《ケンオー》。
ケンオーの操縦者が相変わらずの不機嫌そうな声で言った。
「俺以外の奴に負けることは許さんぞ、相川まひるッ!」
「ザコタ君ッ!?」
あたしは驚きの声を上げる。
まさかこんな形で再会するとは思ってなかった。
いやそれよりも今は……
「ありがとう!助かったよ」
ザコタ君の登場により窮地を脱したあたしはお礼を言う。
「ふんッ!あんたに借りを作るつもりはないからな。ただの気紛れだ」
素直じゃないザコタ君に苦笑しつつ、あたしは眼下にいるアルコルを見下し、言う。
「なんか、とんでもなく強い人に当たっちゃってね…」
ザコタ君もアルコルに目を向ける。
「……そのようだな」
アルコルが変形してからというもの、先程までとはまるで別物のような威圧感を放っている。
それは最早、人型をした何か別の生き物のようにさえ見えた。
「あいつは何者なんだ?あんたの知り合いか?」
「ううん。知らない人だよ。でも……」
あの人からは何故か凄く嫌なものを感じる。
あれは一体なんだろう。
得体の知れない気持ち悪さが身体を這いずり回る感じ。
そんなことを考えていた時だった。
『ダイタニア』のステータスがアルコルに表示されたのは。
〔STATUS〕
PLAYER NAME:シルフィ
LEVEL:――
CLASS:――
それを見たザコタ君は
「何だ?名前しか表示されねえぞ…」
恐らくザコタ君が《偵察》のスキルを使い、シルフィに探りを入れたのだろう。
「…うん。多分、あたしたちと違って、プレイヤーじゃないんだよ」
「ああ。あいつからは俺たちとは違う、異質な雰囲気が感じられるぜ」
「うん…」
ザコタ君の感想に同意するように、あたしは頷いた。
そしてザコタ君が続けて言った。
「まあ、俺の敵じゃなさそうだがな」
そう言ってザコタ君はニヤリと笑う。
「ザコタ君、もしかして結構、余裕ある?」
あたしの言葉にザコタ君が答える。
「当たり前だ。俺はもうあんた以外に負けるつもりはない!いつかあんたにも勝ってやる!」
「そっか……楽しみにしてるよ」
その時のザコタ君の顔はとても生き生きとしていた。
この子はきっと強くなる。
根拠は無いけど、確信めいた予感があたしにはあった。
「おい、相川まひる。その機体はまだ動けるな?」
ザコタ君はあたしにそう訊ねてきた。
「う、うん。まだ大丈夫、動けるよ」
「俺が援護してやる。お前は隙を見てこの場から逃げろ。いいな?」
彼の言葉に一瞬だけ迷いが生じたが、すぐに答えを出した。
「わかった。でも、あたしだけ逃げるんじゃなく、ザコタ君も危なくなったら逃げてね?」
「ふんっ、馬鹿を言うな。誰があんたに心配などされてやるものか。自分の心配だけしてればいい」
『超次元電神ダイタニア』
第十五話「ザコタ激震」
彼は不機嫌そうな顔でそう言うと、アウマフを地上に降ろしてくれた。
そして、アルコルの下に一人で向かって行く。
どうやら本当に一人で戦うようだ。
彼なりに何か考えがあるのかもしれない。
「そよ、居るか?」
ザコタが誰かに向け言った。
するとケンオーの影からヒョッコリと一人の少女が現れた。
「はい、進一くん。ここに居るよ」
現れたのは深緑色のショートヘアの少女だった。
細身の長身で目尻の下がった瞳は優しげで、どこか小動物を思わせる可愛らしさがあった。
「お前も電神を出せ」
ザコタが『そよ』と呼ばれた少女に向かって言った。
「え?《ムラマサ》を?」
彼女は少し驚いたように言う。
「こいつはおそらくプレイヤーじゃない。だから、こいつを倒すことで俺たちのレベルが上がるかも知れない。絶対に倒すぞ!」
「あーなるほど。そういうことなら分かりました。じゃあ出しますね」
彼女は納得した様子で『ムラマサ』と呼ばれる機体を喚び出そうと両手を前に伸ばす。
「進一くんの予想通りで良かったです。まひるさんを助ける為とは言え、こんな形でまたムラマサに乗ることが出来るなんて……」
ムラマサとは彼女の乗る機体の事だろうか。
そよが電神召喚の詠唱を始める。
「この大地の自由は私と君のものだよ…来て!」
眼前のその様子を見ていたシルフィは、突然出現したケンオーに警戒心を強めていた。
「まひるさんの他にもまだ動く電神がいたとは…どうやら強制起動プログラムは完全ではなかったようですね…」
そう言いながらシルフィはアルコルに指示を出す。
「電神など、喚ばせません!」
アルコルがモーニングスターを振りかぶり、そよ目掛けてその鉄球を放つ。しかし、それを阻むようにしてザコタのケンオーが割り込んだ。
「させるかよ!早く喚べッ!!」
そよは舞い上がった土埃に少し咳き込み、服の埃を手で払いながら少し不機嫌そうな顔をして言う。
「もう!召喚中に攻撃とか、そういうの無いよー。かっこつかないなー」
ぶつくさ言いながらも、先程の詠唱の続きを紡ぐ。
「えーと、来て来て来て来て…!」
召喚紋がそよの足元に描かれる。
アルコルが再びそよに向け鉄球を放った。
だが、そよはその鉄球を軽くジャンプして避けてみせ、空中でくるりと一回転し、足元に召喚された電神のコクピットへとそのまま入った。
「《ムラマサ》!参上ッ!」
そよが乗り込んだムラマサと呼ばれた電神は、これまたケンオーの様な独特なフォルムをしていた。
全高も5m程で両腕はなく、胴体に脚二本という、ダチョウの様な姿をしていた。
「雑魚が一つや二つ、増えたところで…!」
アルコルが更に攻撃を仕掛けるが、ムラマサはそれを軽々と回避していく。
「進一くん。ここは私が食い止めます。今のうちに進一くんは逃げてください。この人強いです」
そよがさらっととんでもないことを言う。
「おい待て。お前はさっき俺が言った事を聞いていなかったのか!?こいつは倒すって言ったんだ!」
ザコタは思わず大声で怒鳴った。
すると、そよは少し驚いた様子を見せつつも、すぐにいつも通りの表情に戻りこう答えた。
「進一くんの気持ちも分かるけど、私たちじゃあの人には勝てないと思う。だからまひるさんと一緒に逃げて?」
彼女は優しく微笑んでそう言った。
「……お前は、まだ俺のことが全然解っていないようだな…!」
ザコタはそよの言葉に対してため息に怒気を混ぜて呟いた。
そしてムラマサに向かって叫ぶ。
「来い!《ムラマサ》!!ケンオーの魔剣ッ!!」
突如、そよが乗るムラマサがケンオーがいる方へ引き寄せられる様に飛ぶ。
「あややや。どうなっても知りませんよぉ!」
その様子はまるで見えない糸で引っ張られているかのようだった。
上空のケンオーの胴体下部が変形し、人型の上半身の様な形状になる。
ムラマサもケンオーに引き寄せながら、その機体各所に変形が起きる。
それは見る見る下半身へと形状を変えていき、遂には合体した。
ケンオーの胴体から人型の頭部が飛び出し、ムラマサから放たれた太刀がケンオーの右手に握られた。
「「無敵合体!《マケンオー》!!」」
二人の声が重なる。
そこには黒い甲冑に身を包み、太刀を構えた鎧武者の様な大型の電神がいた。
「うおおおー!!これが俺の力だあああ!!」
ザコタはそのままの勢いで巨大な日本刀をアルコルに向け振り下ろした。
「くっ……!」
咄嵯に回避するが、地面に叩きつけられた斬撃の余波でアルコルは吹き飛ばされ、そのまま地面を転がっていく。
「まだまだぁ!これで終わりじゃないぞ!!」
続けてザコタが追撃を仕掛ける。
アルコルは転がりながらも体勢を整えようとするが、ザコタの追撃の方が早い。
「アウマフの他にも、これ程の電神がまだいたとは……」
シルフィは驚きながらも、その口元は笑みを浮かべている。
(《女神の神盾》を使った後で、アルコルのパワーは見る見る落ちてきている…それを踏まえても、この電神は使えそうだ)
マケンオーの斬撃がアルコルの左肩に命中する。
装甲の一部が砕け散り、装甲の隙間から火花が飛び散る。
「ふ……《ドレスビット》」
しかし、それでも尚、アルコルは怯むことなくスカート部の装甲を一斉に切り離し、無数の光弾として放った。
だがザコタはムラマサの刀身で弾き飛ばし、更に斬りかかった。
「はああっ!!」
マケンオーの刃とアルコルの拳がぶつかり合い、激しい衝撃が周囲に広がった。
「ぐぅ……ッ!?」
アルコルの顔が歪んだ。
マケンオーの力はシルフィの予想を大きく上回っていたのだ。
「相川まひるの仇だ!その腕ッ!貰うぞ!!」
「調子に乗り過ぎです。たかが人間の分際で……!」
アルコルは右手にエネルギーを集中させていく。
するとアルコルの右腕は眩いばかりの輝きを放ち始めた。
「何だと?まさか……!?」
マケンオーの腕の装甲が徐々にひび割れ始める。
そして次の瞬間には爆発音と共にマケンオーの両腕は粉々に粉砕された。
「なっ……!?」
「どうやら、私の勝ちのようですね?」
アルコルの右手は焼け焦げて煙を上げている。
「ちぃっ!まだだ!!」
「無駄ですよ。もう貴方に勝機はありません」
アルコルは左手に光の剣を生成すると、それをマケンオーに向けて振るった。
「くそぉっ!!」
ザコタは悔しそうに声を上げた。
「進一くんはこういうの好きじゃないと思うから、ごめんなさい!」
そよが申し訳なさそうな表情で言った。
そして、マケンオーはアルコルの一撃を既のところでかわした。
「今だけ、許してね…アイハブコントロール…!」
そよがそう言うと、ザコタの操縦席とそよの操縦席が上下に180°回転し入れ替わった。そよが真剣な顔で操作パネルに触れる。
「おい…!何をするつもりなんだ!?」
「大丈夫だよ進一くん。絶対に護るから…!」
そしてそよが操作すると、マケンオーはその口で太刀を咥えて拾い上げ、二本の脚でアルコルを蹴り飛ばし距離を取った。
「ほう……まだやるつもりですか?私はシルフィ。名前を訊いても?」
シルフィが微笑みながら言った。
「そよ!……と、ご主人の迫田進一くんッ!」
そよは真っ直ぐにアルコルを見据え、名乗った。
「そうですか。覚えておきましょう」
アルコルは射出していたスカートの装甲をまたドレスの形状に戻し、再度臨戦態勢を取る。
「まあ…次に会うことも無いかも知れませんが…」
スカートの装甲に光の線が描かれ、その形状にまた装甲が分断される。今度は先程より一つが大きい、刀の様な形状をしていた。
「《ドレスビット・ソード》!」
五つに分断されたスカートのパーツは空中に静止し、アルコルが手を振ると、一斉に動き出す。
「では、参ります」
五本の刃がマケンオーに迫る。
マケンオーは太刀を構えると、迫り来る剣の群れを迎え撃った。
口に咥えた太刀で一つ目のビットソードを弾くも、弾かれたビットは直ぐ様マケンオーの方に空中で方向を変え、再び向かってくる。
二本目、三本目と次々に襲い掛かるビットソードを弾き続ける。
そよはそれを口の太刀と二本の脚だけでやってのけているのだ。
ザコタはそれを見て唖然としている。
「進一くん、しっかり見ててくださいね。これが、君が嫌いな私の力です!」
そよがコンソールに触れるとマケンオーはジャンプした。
マケンオーの足元には既に次の攻撃の準備を終えたビットソードが迫っていた。
しかし、それすらも跳躍で回避すると、宙で一回転しながら着地。そのまま更に前方に跳ぶ。
「逃がしません……!」
それを追撃すべく残りの四本が一直線にマケンオーに迫る。
だが、マケンオーは振り向き様に一閃。
四つのビットは一瞬にして斬り落とされた。
「なんとッ!?」
シルフィは驚愕する。
今度こそ本当に、彼女の表情からは余裕の笑みが消えた。
「進一くん、ここからが本番です!」
マケンオーがアルコルに肉薄!
咥えた太刀を振りかぶる。
アルコルは咄嵯に両手で受け止めるも、マケンオーは咥えた太刀を放し、そのまま走る。
前傾姿勢になったマケンオーの背中から、最後の一本となっていたビットソードが現れた。
それは、アルコルからは完全に死角からの出現だった。
マケンオーを追尾していたビットソードはそのままの勢いでアルコルの胸部に深く突き刺さる。
「あぁッ!!」
シルフィが驚愕の声を漏らす。
そしてマケンオーはそのまま彼方へと走り去って行った。
その光景を遠くで眺めながら、あたしはようやく安堵の息をつく。
あたしたちは今、アウマフのマリンフォームで隅田川に潜水した状態でザコタ君の戦況を伺っていた。
ザコタ君は本当にあのシルフィに一泡吹かせてくれた。スゴい!実際ザコタ君が頑張ってくれたお陰で助かった。
あのままじゃあたし確実に負けてたもん。
でも、問題はこれからだ。
シルフィからは何とか一時逃げられたけど、正直勝てるビジョンが全く浮かばない。
シルフィとあたしたちの間には圧倒的な実力差がある。
このまま戦っても負けるのは目に見えている。
だからといってこの場を逃げることも出来ない。
恐らく逃げたらまた追われることになるだろう。
それにザコタ君も心配だ。
彼の頑張りに応えられないなんて嫌だ。
……どうしよう? 何か良い手は無いかな……
……あ!もしかしたら!あたしは早速スマホを取り出し『ダイタニア』のステータス画面からフレンドリストを見る。
ログアウトしてなければまだ『ダイタニア』の記憶もあって、あたしの事を覚えているはず。
既にほとんどのフレンドがログアウト状態だった。
フレンドリストのログインメンバーにはアスクルの他に、もう一人名前が表示されていた。
「いた!」
あたしはスマホの画面をコクピット内でみんなに見えるようにかざした。
「ルナさん!生きてる!ってことは、今回の事でこの辺りに飛ばされて来てないかな!?」
あたしはルナさんがさっきの《襲撃戦》に巻き込まれていないことを知り、喜ぶ。
「……確かに。可能性はあるね。もしそうなら頼れる戦力になるかもしれない。まひる?直ぐにコールしてみてくれますか?」
マリンも少し明るい口調になり言った。
「うん!」
あたしはすぐにルナさんのプレイヤー名をタップする。
すると『ダイタニア』の通信画面に切り替わりコールし始める。
『………はい。もしもしぃ…』
繋がった! 良かったぁ〜無事だったんだ。
『あれ?まひるん?』
えっ?まひるん!?
「はい。相川まひるです。ルナさん無事ですか?今どこにいますか?」
『んー…ちょっと待ってね。バイト明けで頭重いのよぉ…今まで寝てたんだけど…って!えッ!?ここどこッ!!』
通話の先で何やらルナさんは慌てふためいている。
『あぁ!!もう!なんなのこれぇ!』
「ルナさん落ち着いて!一体何があったんですか!?」
『あぁごめんなさい。取り乱しちゃったわ。気付いたらなんか外に居るんだけど、周りの景色がね、なんか東京っぽいんだよね…まだ酔いが抜けてないのかしら…』
どうやらルナさんは寝てる状態で強制転移させられたらしい。
「ルナさん、周りに地名とか看板とか、何か目印になる物ありませんか?」
あたしはルナさんに訊ねる。
『んっとねぇ……あっ!あった!あったよ!ラジオ会館!って!ここアキバかよッ!?』
ルナさんはひとりツッコミを入れている。
ラジオ会館……近い!
あたしたちが今いる隅田川から万世橋を渡って直ぐの所だ!
だけど、シルフィとも近い……!
『ちょっ!まひるん!人がいっぱい居すぎて気持ち悪い!吐きそぅ……』
ルナさんが苦しそうな声で言ってきた。
「大丈夫ですか!?無理しないでください!えと、あたしたち直ぐ近くの隅田川にいて隠れてるんですけど来られそうですか?」
『うぷ……もうちょっと休みたいわね…』
「分かりました、迎えに行きます!その場所で待ってて下さい。まだ近くで戦闘が起こっているかも知れませんから気を付けて」
『え!?なにそ』
あたしは通話を切りみんなに伝える。
「みんな聞いて。近くにルナさんがいるみたいなの。すぐそこまで来てるみたいだから迎えに行ってくる!」
あたしは立ち上がり皆に告げる。
「待ったまひる様!それなら俺がルナを迎えに行く。まひる様とマリンは今アウマフを離れる訳にはいかねえし、アースとウィンドはまひる様の護衛だ。そうだなみんな?」
ファイアが言った。
確かにその通りだった。
今アウマフから離れるのは危険すぎる。
それにあたしはアースとウィンドに護衛されている立場だし。
でも……
「うん。お願い出来るかな?まひるお姉ちゃんのことはウィンドたちに任せてよ!」
ウィンドがいつもと変わらない明るい声で言うと、ファイアもいつもの様に自信満々に答える。
「ああ任せろ。必ず連れてくる!」
「あぁッ!シルフィ!」
甲高い叫び声が上がる。
ザコタとシルフィの戦いを観ていたのはまひるたちだけではなかった。
電気街から少し離れた高層ビルの屋上に三つの人影が在る。
「大丈夫…やられてはいない」
その中で一番長身の女が静かな声で言った。
「シルフィは人間を侮り過ぎる…今回の事で良い薬になってくれたら…」
「そうだね。遊んでないでとっととやっちゃえばいいのに」
隣に佇む切れ長の目の女が嘲笑を浮かべ、続ける。
「あたしなら絶対に逃さないよ。その場で八つ裂きにしてあげたのに…」
「それで、シルフィの加勢には行かないってことになったけど、どうする?あの逃げてく黒い電神は倒さなくていいの?」
先にシルフィを見て叫び声を上げた小柄な女が言う。
「サニーに怒られないかなぁ?」
「構わなくていい…あの黒い電神もまだ使えそう。そう判断したからシルフィも見逃した。でなかったら、シルフィと戦って生き残れるはずがない…」
長身の女『サラ』がそう言って踵を返した。
「まあ、これからもう少し退屈せずに済みそうではあるね!」
『ディーネ』は邪気のある笑みを浮かべた。
「わたくしはサニーに喜んでもらえたらそれでいいけど…」
『ノーミー』は頭の後ろで腕を組み、二人に続き歩き出す。
「我らサニーに付従う《電脳守護精霊》、全てはサニーの為に…」
【次回予告】
[まひる]
ザコタ君スゴい!
あのシルフィから一本取るなんて!
電神の合体!そういうのも良いよね!
さあ、あとはルナさんと合流して…
次回!『超次元電神ダイタニア』!
第十六話「敗走の勇者たち」
え!?新キャラかと思っちゃった!
――――achievement[要メンテナンス]
※対電神戦で敗北する。
[Data02:進一とそよ①]がUnlockされました。




