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第23話 はじめての中間考査

中間前の講習ゴールデンウィーク中ということもあって。

出席者もまばらだった。

愛実はもちろんいなかった。


でも出たおかげで退学免れるどころか。

手ごたえもよくて結果が楽しみだ。

気が弱いのにもいい面もあるな。

恐れすぎたから一生懸命勉強してしまったのだ。


最後のテストも終わり。

中間だから授業もすぐ再開されるが。

一息つけそうだ。


由実「簡単だったわね」

さくら「難しいよ。赤点やばいかも」

「やっぱちゃんと勉強しとけばよかったかな」

千尋「由美さん講習でといて正解だったわね」

わたし「赤点どころか結構取れたかも」

「今回は勉強したから」


一息ついたから。

「本屋で漫画買いたいな」

「みんなついてきてくれる?」


さくら「でき悪くて憂鬱」

「漫画でも読んで忘れたいわ」

「一緒に行こう」


船橋でみんなで降りて本屋に向かった。


・・・・・・・・


わたし「君がいたから」この恋愛少女漫画面白いんだよ」

さくら「人気だよね」。


「平凡で何も取り柄がない女の子がクラス1もてる男の子から告られる話」。

「ありきたりなストーリーなのに飽きないよね」。


さくら「わたしは別の漫画買いたいから」。

「読み終わったらかして」。

「うちのも借りたければかすから」。

「写真でピース」てやつだけど。


「あとで「君がいたから」読ませてよ」

わたし「一巻から貸してくれるなら読んでみたいな」


さくら「いいよ。お互い読みおわったら交換しよう」

わたし「テスト前は我慢してたからマンガ読みまくるよ。」


由実「わたしは少年漫画読んでる」

わたし「確かに少年漫画も面白いのあるよね」

「どんなの読んでるの」

「一匹侍てやつ」


「そんなの読んでるんだ」

「あまり知らないけど由実って男っぽい趣味もあるよね」


「そうそう戦国時代にばっさばっさとライバルたちを切りまくる漫画」

「へえそんな話なんだ」

「だって少女漫画私には物足りないんだもの」


わたし「由美さん「君がいたから」かそうか?」

「少女漫画も研究したほうがいいよ」

「いい恋愛できないよ」


由実「だってありえない恋愛じゃない」

「そんな人気者の彼が愛してくれるなんておかしすぎるよ」

わたし「妄想に浸るのがいいんじゃない」


由実「じゃあ読んでみようかな」

「一匹侍」と交換する?」

わたし「いいえいいです(笑)」


さくら「じゃあわたしの次に由美さん借りてね」

「順番よ」


わたし「ちづはマンガ興味ないの」

千尋「写真にピースは私の愛読書よ」


わたし「じゃあさくらに借りればいいじゃない」

千尋「すごく好きで何度も読みたいから買うよ」

「ていうか出てすぐにもう買って」

「何度か読んでる」

「すごく好き」


わたし「へえ。面白いんだ」

「私読んだことないから楽しみ」


・・・・・・・・・・


家で「君がいたから」読んでたら。

携帯が鳴った。

ああ愛実だ。

部活のようかな。


わたし「どうしたの。「君がいたから」の最新刊買って読んでるんだけど」

愛実「のんきでいいわね」


「わたしはテスト前にすでに「君がいたから」最新号読んでたけど」

「そのせいでテストがやばい」

「後の祭りだけど退学になるかも」


わたし「今さら何言ってんのよ。そんな勝手なこと許さないんだから」

「切っても切れない中なんだからそんなんで退学なんて許さないよ」

「なんで勉強しないの」


愛実「そういうふうにいうってことはとれたんだ優は」

「仲間だと思ってたのに」


わたし「すぐには多分退学にはならないわよ」

「追試があるだろうから」

「しょうがないな。ゆっくりテスト前にできなかったこと楽しもうと思ってたけど」

「勉強手伝うよ。退学なんてダメだからね」


「今さら市立中学男で通えないでしょ」

「頑張ろうよ。勉強踏ん張れば大丈夫だからさ」

「まずは結果が戻ってきてからだね」


「ぎりぎりで結構通ってるかもだし」

「元気出してよ。まだ退学じゃないんだから」

「じゃあ学校で」





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