第17話 女子のブーム
最近学校で女子同士だからいいじゃないかということで。
スカートのめくりあいてのがブームになってる。
前からめくられてパンツのふくらみ見られたらやばい。
迷惑この上ないブームだ。
しかもやっかいなことにさくらがはまってる。
常に警戒しないといけない。
由美はやれやれという感じでそんなさくらを叱る。
由実「さくらまたスカートめくりしてるの」。
さくら「女の子同士だからいいじゃない」。
「どんなパンツはいてるか気になるし」。
あーわたしは前をおさえていたが。
後ろからめくられた。
「なんだ優水色と青のボーダーのパンツか」。
「普通だ」。
由実「さくらいい加減にしなさい」。
由美は思いっ切り前からめくられた。
由実「水色で前にリボンがついてるパンツか」。
かわいい。
千尋も後ろからさくらにめくられる。
さくら「白い普通のパンツだね」
千尋「キャー恥ずかしい」。
「もうさくらったら」
キンコンカンコンキンコンカンコン
次の授業だ。
助かった前からめくられなくてよかった。
女子だけの学校てなんでこんな不埒な行為がはやるんだろうか。
男の子の目気にしなくていいからかな。
国語の授業の間。
先生「枕草子の春はあけぼのというとこは・・・・」
女の子はメモを授業中友達を伝わらせてやり取りすることも好きだ。
後ろからまわってきて隣の由美から渡されたさくらからだって。
わたしのパンツはどんなんでしょう?
優もスカートめくりやってみな楽しいから。
黒のレースのパンツです。
確かめたかったらチャレンジしてみてね。
わたしは返答を書いて渡すと。
先生が神楽坂さん何やってるのと。
返答の手紙を取り上げられた。
「わたしは女の子のパンツは興味ありません」。
「だからスカートめくりやめましょう」。
先生に読みあげられた。
恥ずかしい。
「女の子がパンツの話なんてなんて不埒な」。
「神楽坂さん椅子に正座してなさい」。
みんなにあはは笑われる。
「静かに」。
「やまぎは少し明るくなりて・・・・・・」
キンコンカンコンキンコンカンコン
日直が号令をかける。
「気をつけ。礼。ありがとうございました」。
優はかわいいな。
スカートめくり恥ずかしいなんて書いて。
余計それがそそるんだよ。
今度は前からめくられて。
必死にわたしはおさえる。
男の子もいないしいいじゃない。
わたし「男の先生が通ったらどうするのよ」。
「さっきの授業もスカートめくりなんて読みあげられたけど来島先生が女性の先生でよかったわ」。
「男の先生だったら恥ずかしくて顔面から熱が噴出しそう」。
さくら「わたしもそれくらい空気よむわよ」。
「男の先生ならスカートめくり話題にしないもの」。
ほんとかなあ。
さくらには羞恥心てのがないんだから。
あればスカートめくりやめてくれるだろうに。
いつになったらこのスカートめくりブームは去るんだろ。
さくら「チラリズムてしってる?」
「ちょっとパンツが見えるくらいのスカートの長さがいいのよ」。
さくらはスカートをおって座るとパンツがちらりとするくらいまで短くした。
「わたしよくはずかしくないわね」。
見たくないのにちらりと見えちゃった。
「薄いグリーンのパンツだね」。
さくら「これ見せパンだもん」。
わたし「見せパンてほんとかな」。
「見せパンでも恥ずかしいよ」。
「そんなに短くしたら先生に怒られるし」。
「上級生にも生意気と思われるよ」。
「ここ一応お嬢さま学校なんだから」
さくら「今日一日この長さで過ごすんだから」。
理科の山田太郎先生が通った。
そこですかさず言われる。
山田「柳沢さんそのスカートの長はなんですか」。
「もっと短くしなさい」。
さくら「へ」。
山田「あー」
「もっと長くだ」。
「先生が中学の頃の不良はスカート長くするほうだったので」。
「間違えてしまった」。
さくら「はい。もっと短くします」。
「先生ってエッチですね」。
「柳沢さんいい加減にしないと先生おこりますよ」。
「すみません」。
「長くします」。
さくらがしゅんとしてしまった。
しばらくおとなしくなってスカートめくりやめてくれるといいんだが。
キンコンカンコンキンコンカンコン。
あー次の授業だ。
でも昔のロングスカートてどんなんだろ。
私の今の丈と同じくらいなのかな。
一切おってないし長さ変えてない。
昔の不良てダサいほうが好きだったんだな。
でも流行なんてその時代時代で変わるものなあ。
あー授業の準備しなくちゃ。
きりっつ礼お願いします。
あーさくらのみせパンが脳に焼き付いてパンツのことから頭が離れない。
ああいうの本当にみせパンて言うのかな。
定期テスト前なのにしっかりしなくちゃ。




