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第11話 女の子グループで遊ぶ休日

西船橋で待ってると。

千尋がもういた。

わたし「早いね何時からいたのよ」。

千尋「一本前の電車だと思うよ」。

「そっかあ」。


千尋「由美さんの家楽しみだから早く来たの」。

「なるほどね」。

由美が来た。「あら早いのね」。

由美「あとさくらだけか」。

「言い出しっぺのくせに」。

「もう10時なった」。


わたし「千尋は地元の小学校?」

「引っ越しとかしてない?」

千尋「そうよ」。


「地元の中学荒れてるていううわさで」。

「いじめとかあってもよくないから私立いきなさいて言われて受けたの」。

「まあ小学校の時もいじめられなかったけど」。

「おとなしくて目立たない子だからあまりターゲットにはならなかっただけ」。

「いじめられてる子も中にはいた」。


わたし「由美は」。

ふられて嫌そうな顔する。

由美「付属の小学校」。

わたし「えーやっぱりお嬢様」。

由美「そんなんじゃない」。


「いじめられたらかわいそうだから品のある学校にとお父さまが」。

わたし「由美がいじめられるわけないでしょ」。

「人気者だし」。

由美「わからないよ出る杭は打たれるというしね」。


わたし「佐々木さんわかる?」

由美「どちらの佐々木さんよ」。

わたし「付属上がりの緑さん」。


由美「あー知ってるけどそんなに仲良くないかな」。

「付属小は3クラスしかないけど」。

「中学も5クラスだから半分は顔なじみよ」。

「友達も優よりとかは多いよ付属上がりだから」。


「Dクラスの新沢美樹とは小学部からの親友よ」。

「千尋演劇部でしょ」。

「美樹いるでしょう」。

「わたしも演劇部誘われたけど」。

「さくらに誘われたからて断っちゃった」。


「せっかく同じクラスで友達になったしって」。

「隣りのクラスだから会いに行ったりするけど」。

わたし「由美とさくら仲いいのにさくらがフリーになって野放しになってるときあるけど」。

「そういうことかあ」。


さくら「おまたせ」。

「皆さんお揃いですかさあ行こうよ」。

由美「さあ行こうじゃないわよ遅刻してきたくせに」。


さくら「さあさあここが由美の豪邸です」。

「さあさあじゃないわよやめなさい」。

わたし「ふぁーすごいね」。


さくら「ここが由美の部屋ですよ」。

由美「あんたは案内しなくていいの」。

「じゃあ飲み物持ってくるね」。


さくら「このブルーレーで由美はエッチなのを一人で見てるのです」。

わたし「エーそうなの」。

由美「ぶー。何勝手なこと言ってるのよ」。

わたし「でもすごいね」。

「自分の部屋にブルーレーがあるなんて」。


さくらもそうでしょといってる。

みんな同じ反応だ。

由美「今時普通だと思うけどな」。


わたし「わー中学生ファション誌ニモコだ」。

「小6からたまに買ってるけど」。

「わたしはおこずかいで毎号買えないけどな」。

さくら「でもなんかうける」。


「由美以外貧乏人の会話で私立中学通ってるとも思えない」。

由美「まだ4月だから中1はモデルでいないけど」。

「モデル応募してみない」。

「だれか選抜されるかもじゃ」。


さくら「わたしはパス」。

「ABCスリーセブン目指してるから」。

「そっちのほうがいい」。


由美「さくらアイドルになりたいの」。

さくら「いいじゃない別に」。

由美「いいけど」。


さくら「優も応募するわよ」。

「中1から入ってる子もいるから」。

気が弱いから私ならいいなりになると思って言ってるんだな。

一人じゃ心細いからって。


さくら「応募用紙てどうやって手に入れるんだろ」。

由美「サイトでコピーすればいいんじゃないかな」。

さくら「由美みんなの分出せる?」

由美「できるよ。てわたしも応募するのか」。

さくら「千尋もだよ」。


千尋「恥ずかしがり屋でアイドルなんて無理よ」。

さくら「選考とおると限らないからみんなで出せば怖くないわよ」。

「みんな外でて」。

「由美カメラある?」


由美「このデジカメなら」。

「全身と顔の写真とってね」。

「さくらがポーズをとる」。

「撮るとさくらが見せてという」。

「上出来」。


さくら「由実のは私が撮るね」。

「写真はすぐできるの?」

由美「ネットで予約すれば」。

「30分はかかると思うけど」。

「予約しとくね」。


さくら「もうすぐお昼だね」。

「みんなおこずかいもってきた」。

「ファミレス行こうよ」。


由美「みんなの分バーベキュー用意したけど」。

「由美気がきくね」。


由美「火が炭につくまで大変だね」。

「新聞紙につけて発火剤に火移すしかないね」。

さくら「ほらついた」

由美「さすがさくらだね」。


さくら「バーベキューていうか鉄板焼きだね」。

野菜焼いて肉焼いておいしくいただいた。

元男の子だからばれないようにあんま食べないようにしたけど。

育ち盛りだからさくらなんて結構食べてる。

「おいしかったね」。

わたし「さくら焼肉のたれご飯につけて食べてるんだもの」。

「貧乏くさいね」。


さくら「これおいしいんだから」。

由美「用意したお肉余ったくらいなのに」。

「お肉でご飯食べればいいのに」。

さくら「タレで食べるのも性かな」。

あはは。


由美「そろそろ」。

「写真受け取りに行こうか」。

「パソコンで送っといたから」。

さくら「今そんなことできるんだ」。

「すごいね」。

受け取るとよく取れてる。


さくら「あとは書類書くか」。

由美「結構こういうプロフィール作りも楽しいね」。

できた。


さくら「由美さんみんなの分まとめて出しといてくれる」。

「楽しみだね」。


由美「じゃあ明日学校で日曜礼拝行くでしょ」。

わたし「たまには出てみるのいいかもね」。

由美は駅まで見送りに来てくれた。

由美「またね」。

「帰りポストにみんなの応募書類だしとくから」。



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