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エスパー少女

 少年が夜道を歩いていると、後ろから少女の声が聞こえてくる。

 

「待ちなさい」


 絡まれてしまうと面倒だと思い、無視して少年は歩き続けている。


「絡まれると面倒だと思って無視したあなた!待ちなさい!」


「は、はい」


 無視するほうが面倒だと思い、少女の話を聞くことにする少年。


「驚くかもしれないけど聞いてほしいの」


「は、はい」


「……実は私、人の心を読む力があるの」


「は、はい……」


「私は何でもわかるの」


「何でも……ですか?」


「心どころか、あなたが穿いているブリーフの向こう側も私にはわかるの」


「……そんな……」


「今……私の事気持ち悪いって思ったでしょ?」


「……君の能力は本物なんだね……」


 少女の能力を信用する少年。


「もちろんこの能力を打ち明けたのはあなたが初めてなの」


「そ、そうなんですね……でもなんで僕なんかに」


「……単刀直入に言うけど、私と一緒に世界を救ってほしいの」


「……え?」


 動揺する少年。


「私の能力があれば敵の心を読み、隙をつくことができる」


「……でも僕は何もできませんよ?」


「あなた……能力を隠してるでしょ」


「……ぎく」


 動揺する少年。


「口から水を出す能力……それがあなたの力」


「……ばれちゃいましたか」


 口から水を1リットルぐらい出す少年。


「凄い!軟水じゃない!」


「硬水も出せますよ」


「その二つが使い分けられるなら敵なんていないわ!!!」


「えへへ」


 こうして、人の心を読む少女と、口から水を出す少年の冒険が始まった。




アルティメットゴミ回

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