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おっぱい少年

 少年は周りがドン引きするほどおっぱいが好きだった。


「おっぱいおっぱい!!!!うひょぉおおおお!!!」


 授業中の少年はエロ本を食い入るように見ていた。授業の邪魔にならなければ問題はないのかもしれないが、たまに叫び声を上げる。それはもう周りの目など一切気にせずおっぱいに対する喜びを声に出す。


「おっぱい最高ぉおおお!!!んぎゅううう!!!」


 教師も初めのうちは注意をしたが、何度注意をしても諦めずエロ本を食い入るように眺める少年に対して心が折れていた。


 教師以外にも少年に対して不満を言う女子生徒は多数いた。


 女子生徒たちは一致団結して少年に直接不満をぶつけた。


 しかしそれに対し少年は――。


「お前ら全員、俺の頭の中では丸裸やからなっ!!!」


 成人男性なら逮捕が免れないようなセクハラ発言で女子生徒達を圧倒していた。


 少年は小学生という立場によって完璧に守られていた。


 しかし、それに立ち向かう女性がいた。


「おっぱいが好きなのはわかる。でも叫ぶのは良くない」


 少年に諭すように言うのは掃除のおばちゃんのとめさんだった。


 とめさんは生徒達から『壊れかけのルンバ』と言う愛称で呼ばれる人気者だ。


「うっせえよルンバ!黙って掃除でもしとけよ!」


「他の女の子が困っとるやろ?そのおっぱいに対する思いは胸に閉まっておきなさい」


「んなこと言うなら服を脱がしてお前のおっぱい見たるぞ!」


「好きにしなさい」


 その発言をきっかけに少年はとめさんに襲い掛かった。


 服は脱がされ、とめさんの全てが露わになった。


 少年は呟く。


「……嘘だろ」


「これがあんたの好きなおっぱいや」


「……こんなのおっぱいじゃない!!こんなの違う!!!」


「これがおっぱいや!!!!」


「嘘だあああああああ!!!」


 このとめさんおっぱい事件以降、少年はおっぱいが嫌いになった。

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