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続白蓮の覚え書き

【無限】♂:むげん


 探索組の組頭で、実質的な僕の師匠です。アルさんに紹介してもらいました。探知の力等を使わなくても経験と知識からどこにどれだけのマ者がいるかを把握できる方です。また森の隅から隅まで頭に入っている方でもあります。


 無限さんの力は、変わった隠密使いでマ者からだけ気配を消すことができ、通常の隠密使いより長い間それを維持できるみたいです。無限さん自身ア、『マナ無しもどき』だと言っていました。


 この方、冒険者としてはすごい人なんですけど、それ以外はなんて言ったらいいですかね。まずは大の女性好きな上に、いいところ好きです。書類仕事とは一切しないで、副組頭の方々に押し付けているみたいです。仁英さんが良くぼやいています。


 まあ、森の外では生きていけない典型的な人ですね。


【仁英】♂:じんえい


 探索組の副組頭で探知使いの方です。用哲さんと二人で長く無限さんと一緒に森に潜られて居ます。独身で無限さん同様のに()()()()()が大好きみたいですね。いいところでは、この方に美明さんを紹介されました。


【用哲】♂:ようてつ


 仁英さん同様に探索組の副組頭で閃光使いの方です。こちらは奥さんとお子さんを大事にしている方らしく()()()()()には行かない方です。僕もあの逃げ足の速さは早く学ばないといけません。無限さんは書類を一切無視しているらしく、仁英さんとこの方で実際の探索組の仕事はすべて切り盛りされています。


【創晴】♂:そうせい


 探索組に所属する冒険者の方で隠密使いです。無限さん達と限界線越えの潜りを行った時に、無限さん、仁英さん、用哲さんと一緒に潜った方です。年が他の人よりも近いせいもあっていろいろよくしてもらっています。


 年齢的には、僕よりは上ですが、仁英さん、用哲さんよりははるかに若く、探索組の期待の若手そのものという人ですね。この人も、無限さん、仁英さん同様にいいところ好きのようです。色々な事を満遍なく出来る人で僕が目標にすべき人ですね。


【美明】♀:みめい


 元冒険者の方で、無限さんに強制的に連れていかれた()()()()()の美人なお姉さんです。歌月さんをより妖艶にしたような方とでもいうのでしょうか?いや着るもの着れば歌月さんもかなり妖艶になりそうですが、忘れることにします。この人に、いいところで千夏さんを紹介されました。


【千夏】♀:ちか


 ()()()()()で美明に紹介された黒髪、黒目のとてもかわいいお嬢さんす。年はふーちゃんよりちょっとした。きっと実季さんと同じぐらいでしょうか?


 他の森で冒険者をしていた探知使いの子です。どうやら選別に落ちたそうで、なんとかここで冒険者を続ける為に、いいところで働いていたそうです(本人談)。


 壁の国の出身で、お祖父さんが黒の帝国以前からのマ者の伝承を伝えていた方だそうで、その伝承を確かめるためにも、嘆きの森に潜りたいそうです。そのせいか僕が狩ったことにされた新種の事に興味を持った挙句になぜか、僕の事にも興味をもったようです。さらには押しかけ弟子になってしまいました。なんだかな。。


 現在、創晴さんに手伝ってもらって森で僕と一緒に鍛えてもらっています。


【牛蛙】うしがえる


 読んで字の如くで、牛ぐらいの大きさをした体が蛙で頭が牡牛のような姿をしたマ者です。湿地を好み普段は体の半分を泥の中に埋めています。こいつが吐く胃液は強烈な酸を持っていて、それを掛けられたら大やけどで即死です。


 牛蛙はマ石と言うより、素材が色々使えて高く売れるため、これを狙う時は解体組と組んで潜ることが多いようです。


【蜥蜴もどき(仮)】とかげもどき


 無限さん達と限界線を越えて潜った時に遭遇した新種だそうです。蜥蜴をでかくした感じの奴ですが、蛇のような細かなうろこをしていて、そこを周りの景色に合わせて色を変えることが出来るみたいです。僕が見た時は、周りの岩に溶け込んでいました。


 死んだ後は、全身真っ白だったので、もとのうろこの色は白だと思います。また真っ赤な目と真っ赤な舌をしています。


 こいつの恐ろしいところは、普通の探知に引っかからないどころか、僕以外の冒険者から見えなかったことです。これは、岩に偽装していたためだけじゃなさそうです。この新種のことは千夏さんはお祖父さんに聞いて知っていたみたいですね。お祖父さんから聞いた名前は「白血(はくち)」だそうです。


【帳】とばり


 年の瀬が近くなると限界線の中に幼生が入ってくるマ者です。大きな蝙蝠のような姿をしていますが、顔は蝙蝠と言うより、小さな顎とでもいうべきで、のこぎり状の歯がたくさんついた大きな口をしています。黒犬とお互いに狩りあう関係のようです。


 目が見えないため蝙蝠同様に音を使って獲物を見つけるので、音でこちらが感知されてしまい、マナ除けが効きづらいという厄介な性質を持っています。また群れで移動するので準備無しに遭遇すると大変な事になります。


 何年かに一度、「蝕」と言って大人の帳達が移動するそうで、何十年かに一度それが限界線を越えて移動してきたことがあるそうです。その時は大勢の冒険者に被害が出たそうで、できれば僕が森に潜っている内は起きないで欲しいですね。


【顎】あぎと


 落ち葉や泥の中に潜んで通りかかった獲物を鋸上の歯が何重にもついた大きな口で捕まえるやっかいなマ者です。帳同様にこいつも目がほとんど見えませんが、音と匂いには敏感な奴です。地中に深く潜っている時もあり、その場合は探知でも見逃す事があるので要注意です。


 幼生は意外と身が軽く、待ち伏せと言うよりは落ち葉だまりの下等を移動して積極的にこちらを追ってくる場合もあります。幼生は渡りの獲物でもあります。逆に渡りは顎の大人の獲物であり、狩ったり狩られたりの関係のようです。


 顎の大人は縄張りを持っていて群れることは無いのですが、美亜さんの救出に行ったときにはこれが群れでいて正直かなりびびりました。


【兜(岩もどき)】かぶと(いわもどき)


 美亜さんを救出に行ったときに遭遇した新種です。まるで小山のような大きさな上に、全身を岩のような鎧で覆っており、顎の大人の牙すら役に立たない固さです。さらに角と言うか、頭全体がまるで槍の穂のように鋭くとがっており、顎の大人をいとも簡単に串刺しにします。


 さらには、この角の先端からは液体の毒をまき散らすというおまけ付きです。美亜さんはこいつの毒のせいで左腕を切り落とすことになりました。


 重さのせいか泥の中では自由に動けませんでしたが、平地なら早いのかもしれません。泥から出たら百夜ちゃんが追いつかれるっていってましたから。


 ともかく二度と会いたくない相手です。千夏さんが行くな、逃げろと言っていたのがよく分かりました。ちなみに「岩もどき」という呼び方は百夜ちゃんによる命名です。ふーちゃんと百夜ちゃんの間(僕もか?)では「~もどき」が流行りのようで、このままだと新種は全部「~もどき」になりそうです。


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