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薬師のユウさん、大斧担いで自由に生きる  作者: はぐれメタボ
第二章《暗躍する魔族》
205/322

◆大武闘祭・本戦第二試合

誤字報告ありがとうございます。

m(_ _)m

「は、速いですわ!」


 おや、シアさんには今のザムさんの動きが見えていた様ですね。

 流石です。


 ザムさんはクルーガー殿下の拳を躱しながら3発程打撃を加えていました。

 どうやら予選では彼は実力を隠していた様ですね。


 クルーガー殿下が担架で運ばれ、ザムさんは控え室へと戻って行きました。

 ザムさんの控え室では、門で一緒に居た少女がまっていたようです。


『前回の優勝者クルーガー殿下がまさかの初戦敗退、今年の武闘祭は波乱の幕開けとなりました。

 果たして誰が優勝するのか!

 続いて第2試合を始めます』


 係員さんに促され、人間族の魔法使い、クリミナさんとリザードマンの戦士、ナーブさんが舞台へと上がります。


 2人の実力は予選を見たところナーブさんの方が上です。

 クリミナさんも魔法使いとしてはかなりのレベルだと思いますが、舞台の上で正面から闘う場合、どうしても魔法は不利です。


  ナーブさんがルールを決めるくじを引きました。


『次のルールは【魔法】です。

 第2試合では攻撃は魔法のみ、武器や武術での攻撃は禁止です!』


  なんと!

 クリミナさんは幸運にも有利なルールとなりました。


 ナーブさんは魔法は得意ではないのか、(多分)苦い顔をしています。


『第2試合の出場者は麗しき魔法使いクリミナ対、王国戦士団戦士長ナーブ!』

 

 準備を整えた2人が向かい合います。

 クリミナさんは右手に杖を持ち、左手にはロッドを持っています。


 対するナーブさんは槍を構えていますね。

 武器による攻撃は禁止なので、槍がクリミナさんに当たった場合、ナーブさんの反則負けとなります。


「始め!」


  審判の声が上がり、試合が始まりました。


「おぉぉお!」


 ナーブさんの槍の先からファイアーボールが飛び出しました。

 あの槍はマジックアイテムの様ですね。


 クリミナさんもファイアーボールとウォーターボールを連続で放ち応戦しますが、ナーブさんは魔法を次々と躱し、躱しきれない物だけを槍で斬りはらいます。

 なるほど、武器で攻撃してはいけませんが、防御ならいいようですね。


 魔法では劣るナーブさんですが、やはり地力の差か、少しづつクリミナさんを追い詰めて行きます。


 堪らず、クリミナさんは後ろに跳び、ナーブさんから大きく距離を取りました。

 そして、クリミナさんの周りに数多くのファイアーボールとウォーターボールが現れます。


「くらえ!」


  ナーブさんに数多のファイアーボールとウォーターボールが殺到します。

 発生した大量の水蒸気が2人を包み込みました。

 そして、水蒸気のなかから現れたのは、クリミナさんにファイアーボールを放つ直前でキープした槍を突き付けているナーブさんの姿でした。


「ま、参った」

「勝者、ナーブ!」


 クリミナさんの降参の言葉を聞き、審判が宣言しました。

 まさか、あのルールでナーブさんが勝利するとは思いませんでした。

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