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魔眼とわたし

 わたしの真下には岩に身を隠す30人近い盗賊集まって話し合っています。


「ガスタの方からかなり高級そうな馬車が来ているみたいだぞ」

「へへへ、サクッと殺っちまおうぜ」

「バカ、ありゃ貴族の馬車だ。

 あんなのに手を出したらあっという間に縛り首だぞ」

「そうだな、よし、あの馬車には手を出すな。

 隠れてやり過ごすんだ」


 盗賊の頭は部下達に指示を出しました。

 彼らはまとまり、森の中に逃げ込もうとした時です!

 盗賊達の前に何かが降って来ました。

 そう!わたしです!


「なんだてめぇ⁉︎」

「な、なんで空から」

「何者だぁ⁉︎」


 誰も『親方!空から女の子が⁉︎』と言いませんね?


「わたしは冒険者です。あなた達は盗賊ですね。

 大人しく投降しなさい」

「はぁ? てめぇみてぇなガキが冒険者だと?

  笑わせるんじゃねぇよ」

「もう一度言いましょう、投降しなさい」


 そう言ってわたしは盗賊共を睨みつけます。

 普通なら降伏勧告なんて面倒な事はしません。

 しかし、今回はユーリア様も一緒に旅をしていますからね。

 血の匂いを染み付けて戻りたくは有りません。


 まぁ、大抵の場合は降伏勧告など無駄で力づくで叩きのめすしかないのですが……

  そう、思っていたのですが?


「お、お、俺達が悪かった」

「頼む、殺さないでくれ」

「ひっ、ひっ、ひっ」


 なぜか盗賊共は皆、突然ガクガクと震え出し、武器を投げ出すと投降して来ました。

 制圧完了です。


 わたしはまだ、水龍の戦斧も手にしていません。

 オリオンも空で待機中です。

 わたしが『漆黒』だと気づかれたとは思えません。

 んーまぁ良いか、次はお話です。



「あ、ああ、アジトは森の中に1つ、崖の所の洞窟だ。

 アジトには見張りが3人、旅人の女を2人閉じ込めている」

「……………………そうですか」


 なぜか盗賊共はわたしの質問にすらすらと答えます。

 なんなのでしょうか?

 わたしは楽で良いですが、どうも腑に落ちません。

 なんだか異様に怯えていますし?

 

「はぁ~」


 考えても仕方ないですね。

 とにかく捕まっている女性を救出しましょうか。


 そう思った時、なんの前触れもなくわたし閃きました。


「まさか!」


【魔眼】でしょうか?

 覚醒の宝玉の効果で【魔眼】を習得したのかも知れません。


 バイコーンの様子がおかしかったのも【魔眼】の効果ではないでしょうか?

 これは色々と検証する必要が有りますね。


 取り敢えずわたしは盗賊共を睨みつけながら、フレイド様達の到着を待つのでした。

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― 新着の感想 ―
[一言] 魔眼の能力はなんでしょう。ようやくアイテムが馴染んで魔眼が開眼してきたようですね。
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