第14話:探索者ギルド再び
退院した日から1週間が経った。
DPガッポガッポ作戦は順調で先日、とうとう1日の稼ぎが20万DPを超えた。
そして問題というか心配事が出てきた。
心配事とは身体強化で強化された俺の踏み込む力で家の床が抜けないかどうかということだ。
心配し始めたら、居ても立ってもいられなくなったので衝撃を吸収してくれるマットを買いに行くことにした。
出掛けるついでにスキルクリスタルを売ってお金を稼いでおこうと思う。
そして、まだ見ぬ購入者のために夢と希望が詰まったスキルクリスタルにしておくのを忘れない。
準備を整え、いざ出発!
まずは通称『探索者ギルド』へ向かう。
探索者ギルドに着くと午前のまだ早い時間ということもあり、受付以外に人がいない。
当然、異世界ではないのでガラの悪い探索者に絡まれるテンプレは発生せず、ここの職員は公務員なのだがなかなかの塩対応だ。
さっさと済ませる為に受付カウンターでスキルクリスタルを売却したい旨を伝えるとやはり、スキルクリスタルは珍しいらしく、少し驚かれたが無事に手続きが済んだ。
なぜ手続きがいるのかと言うとスキルクリスタルや魔導具等のいわゆる未知なるアイテムに適正な値段を付けることが現状では困難な為、毎週土曜の夜に行われるオークションにかける必要があるためだ。
次のオークションは明日で探索者サイト内でも中継されるし、探索者カードを持っていれば、誰でも参加可能だ。
まあ、俺は家でゆっくりと観させてもらうが。
用事の1つが終わり、次はホームセンターへ向かう。
ネットで買えばいいじゃんって言う奴がいるかもしれないがそれは最終手段だ。
俺は実物を見てから買いたい派だ。
ホームセンターではまあまあ納得出来る衝撃吸収マットを購入して実際に使い心地を確かめた。
使い心地はなかなか悪くなかったよ。
そして、家に戻りサイドステップに励み、1日のお務めを終らせ、体力的にも余裕が出てきた俺は探索者サイトで目新しい情報がないか眺めていると気になる書き込みを見つけた。
その書き込みによるとダンジョン探索で愛用していた武器が強くなった気がするといったものだった。
もし、これが本当ならロマンを感じずにはいられない。
「息子よ。この剣は俺の父、お前の祖父から受け継いだ我が家に伝わる剣だ。ダンジョンに挑むというのならこの剣を持っていけ!」
「と、父さん!良いのかい?大切な剣なんだろう?」
そうして受け継がれ強くなっていく剣。
ちょっと、妄想が暴走してしまった。
話しを戻すがこれも検証してみるのも良いかもしれない。
俺が検証に使うのは剣じゃなくて金属バットだけどね。
明日は破壊された金属バットの替わりを買いに行く予定を立ててから寝ることにする。
あ~あ、今日出掛けた時にバットもついでに買いに行けば良かったな。




