至福に素晴らしきを見守る
ジョーとユキナが浮遊座布団に乗り・・・・・
お茶を持ちつつ・・・・・
観戦・・・・・・
ユキナの膝上にはゴルドヴァティーガがまったりと・・・・
白い砂の道場・・・・・・
ユキナはケモミミ・・・・・
ふさふさ尻尾友にご機嫌にのんびり・・・・・
ジョーものんびりと・・・・・
ヴァメンウェア姿フレアと・・・・・
ジョーとここ数日戦いまくりのヒナはヴァクール姿・・・・・
ジョーとユキナが見守る中間をあけ・・・・
向かい合うヒナとフレア・・・・
「「宜しくお願いします」」
ヒナとフレアは声をそろえ・・・・
そしてフレアは走りつつ・・・・・
平手をユキナに向かい振るう・・・・
ユキナは違和感を覚え・・・・・
ヴァイノセントは受ける・・・・
人を軽く握る事が出来る大きさの・・・・
機神の巨腕が虚空から・・・・・
巨腕フレアの斜め上から・・・・・
ユキナを潰すように平手で・・・・・
滑らかな金属・・・・・
凶悪さと美しさを兼ね備えた見た目・・・・・
紫で赤が映える色の機神腕と・・・・・
白き風ヴァイノセントがぶつかる・・・・・・
白き風が揺らめく・・・・・
フレアは鉄球を右手に・・・・
浮き回転する鉄球・・・・・
「其処!」
走るのを止め・・・・
フレアは右手を掲げる・・・・・
消える鉄球・・・・・・
陽炎の如く・・・・
消える機神湾・・・・・・
回転音が・・・・・
何かに殺されている回転音が・・・・・・
そして消え去る回転音・・・・・
そしてみしみしと・・・・
その音は・・・・・
ヒナの右手より・・・・・
ヒナの風腕と鉄球のせめぎあいの音・・・・・
殺された鉄球は今まさに・・・・・
にこやかに笑うヒナ・・・・・
ヴァイノセントは白さを弱め・・・・・
ヒナの金の瞳はフレアをみつめ・・・・
美しき風腕は美しき手甲のように・・・・
風は静止するかの如く・・・・・
ヒナの右手守護手甲に・・・・
ヒナは既に殺した鉄球に興味はなく・・・・・
「捕まえちゃいました」
「比較わかり易くて助かりました」
「ありがとうございます♪」
フレアをみつめたまま・・・・・
にこやかに・・・・・
そして鉄球が砕け・・・・・
光と成り消えていく・・・・
ヒナは左手にも風腕を纏わせ・・・・・
ヴァイノセントのが白く際立ち輝き・・・・・
ヒナの後方に集まり・・・・・
前方にも・・・・
ヒナは駆ける・・・・・
消えるように・・・・・
疾風の如く・・・・
フレアの後方・・・・・・・
斜め上に出現・・・・・
ヴァイノセントは・・・・・
二つに分かれ・・・・
前方は・・・・・
「疾風ヘヴィー」
ヒナの声が響く・・・・
前方は重くフレアに絡みつこうと・・・・・
後方は・・・・・・
剣に・・・・・
二つの剣に・・・・・
ヒナの両手それぞれに・・・・・
白い剣が・・・・・・
ヒナはにこやかに襲い掛かろうと・・・・・
フレアも笑い・・・・・
ジョーも皆至福に・・・・・・
お読み頂き有難う御座います。




