【77話後感想返信】『若者』の境界線を議論するイメルダとノーマ、そしてベルティーナ
イメルダ「まったく! 考えられませんわ! あのロリコンお父様!」
ノーマ「おや? 木こりの姫さんじゃないかぃ?」
イメルダ「あら、あなたは金型屋の」
ノーマ「どうかしたのかい、怖い顔をして」
イメルダ「どうもこうもありませんわ。お父様ったら、また性懲りもなく、どこぞの幼女に鼻の下を伸ばしていましたのよ!」
ノーマ「まったく、しょうがない生き物だねぇ、男ってのは……どいつもこいつも、みんな同じさね」
――ノーマ、煙管を「すぱぁー」
ノーマ「まぁ、あんまり気にしないことさね。怒るだけ、無駄ってもんだよ」
イメルダ「けれど、あのバカお父様は、『年齢二桁はオバサン!』だなんて発言をいたしましたんですのよ!」
――ノーマ、煙管を「バキィッ!」
ノーマ「…………へぇ。命がいらないと見えるね……」
イメルダ「酷いですわよね!?」
ノーマ「論外だねぇ」
イメルダ「二十歳までは若者ですわよね!?」
ノーマ「…………三十までにしないかぃ?」
イメルダ「そこまで上げる必要はないですわ?」
ノーマ「お姫さん、あらかじめ言っとくよ。……二十歳過ぎればあっという間だからね!」
イメルダ「ワタクシ、十九で年齢が止まる予定ですので」
ノーマ「じゃあ、アタシも実は十六で年齢が止まってるってことにするよ!」
イメルダ「……ちょっと、キツイですわ」
ノーマ「なんだって!? ……誰がなんと言おうが……三十までは小娘さね!」
ベルティーナ「すみません、お二人とも」
イメルダ「あら、教会の……どうかいたしましたの?」
ベルティーナ「それ、4桁までは若者ということにいたしませんか?」
イメルダ・ノーマ「「それはない」ですわ」




