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異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】  作者: 宮地拓海


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【72話後感想返し】ヤシロ、牛人族に期待する

ヤシロ「あ、そうだー。生クリームとかも必要なんだったー! 俺、ちょっと牧場まで行って牛乳買ってくるわー。いやー面倒だなぁー、ルンルン」

ジネット「あの、……ヤシロさんが物凄く楽しそうに食堂を出て行かれたんですが?」

ロレッタ「きっと、牛人族のおっぱいにでも期待しているです」

マグダ「……ヤシロの顔に『おっぱい! わっほ!』と書かれていた」

ジネット「ぅええっ!? そんな顔で外に出たら、自警団に拘束されてしまいますよ!?」

マグダ「……実際に書かれていたわけでは、ない」

ジネット「そうなんですか? あぁ、よかったです」

ロレッタ「いや、あまりよくはないですけど……」


――ヤシロ、ルッタルッタルンタッタと、牧場へ


エステラ「おや、ヤシロじゃないか」

ヤシロ「……まさか、牧場で無い乳を見ることになるとは……」

エステラ「なっ!? いいじゃないか、ボクが牧場にいたって! ……って、無くないよ!?」

ヤシロ「お前が一番来ちゃいけない場所だろう、牧場!?」

エステラ「どうしてさ!?」

ヤシロ「どの乳を搾れと言うんだ!?」

エステラ「ここは客が乳を搾られる場所じゃないからね!?」

ヤシロ「そうだった! 店員の乳を搾る場所だった!」

エステラ「そんな場所でもないよ!?」

ヤシロ「とにかく、生クリームが必要なんだ。生乳を探さねば……」

エステラ「なんだい、生乳って!?」

ヤシロ「バカめ。知らんのか? 生クリームは生乳……すなわち、放り出しおっぱいから搾り取るものなのだ!」

エステラ「そんな卑猥な食材じゃないよ、生クリームは!」

モーモー「あ、あの……お客さん、ですか?」

ヤシロ「む、その声……その高音の響き……牛人族だな!?」

エステラ「いつの間に牛人族ソムリエになってたんだい、君は!?」

モーモー「いらっしゃいませ。ようこそ我が牧場へ。支配人のモーモー(牛人族・17歳・Aカップ)です」

ヤシロ「ド貧乳じゃねぇかっ!?」

モーモー「ふも~っ!? な、なんですか、急に!? し、失礼ですよ!?」

ヤシロ「なんでだ!? 牛人族だろ!? だったら、必然的に巨乳……いや、爆乳であるべきだろう!? 牛人族とダークドラゴンは爆乳! それが常識だろうが!」

モーモー「そんな常識はないですよっ!?」

ヤシロ「なぜだ!? どうしてこうなった!? あれか? 搾り過ぎて縮んだのか!? お前、仕事熱心もほどほどにしろよ!」

モーモー「言っている意味が分かりません!」

ヤシロ「あとの人のことも考えろってことだよ! ちょっとは残しとけよ!」

モーモー「最初から、徹頭徹尾、悲しいまでにぺったんこのままですっ!」

ヤシロ「そんな人間がこの世界にいるもんか!」

エステラ「……悪かったねぇ、そんな人間がここにいて」

モーモー「牛人族にだって、控えめな人はいるんですっ!」

ヤシロ「控えめでそれじゃなくて、目一杯頑張ってその程度なんだろうが!?」

モーモー「う、ぅうう、うるさいです! とにかく、店員のおっぱいは牧場とはなんの関係もないんです!」

ヤシロ「じゃあ、俺の生クリームはどっから出てくるんだよっ!?」

モーモー「牛ですよっ!」

ヤシロ「もっともだっ!」

エステラ「……納得しちゃったよ」







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