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異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】  作者: 宮地拓海


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【挿話8話後感想返し】ジネットのお人形遊び

ジネット「可愛いですねぇ~」


――指で、やしろ人形をつんつん


ジネット「『おい、やめろよ、ジネット~。突くなよ~』はっ、ごめんなさいです。いいこいいこ」


――指で、やしろ人形をいいこいいこ


ジネット「うふふ……」


――まぐだ人形とろれった人形をやしろ人形に近付ける


ろれった『お兄ちゃんだけズルいです。あたしも撫でてほしいです』

まぐだ『……撫でるべき』

ジネット「あらあら。もう、みなさんわがままさんですねぇ……うふふ。はい、いいこいいこ」

えすてら『ボクのことは撫でてくれないのかな?』

ジネット「はいはい。ただいま。いいこいいこ」

えすてら『いい気持ちだよ、ジネットちゃん。そうだ、じねっとちゃんも撫でてもらいなよ』

じねっと『いえ、わたしは……』

えすてら『まぁまぁ。そう遠慮しないで』

まぐだ『……遠慮しないで』

ろれった『さぁ、こっちに来るです』

じねっと『ど、どうしましょうか、やしろさん?』

やしろ『そうだな、そこはお前が……』

ジネット「あっ!?」


――やしろ人形を持ち上げようとした時、手を滑らして倒してしまう

――やしろ人形がじねっと人形を押し倒すような格好で倒れる


ジネット「や、やしろさんっ!? ダメですよ! みなさんが見ている前で、そんな……っ!?」

やしろ『いやぁ~、悪い悪い。ちょっと手が滑ってしまってなぁ。わっはっはっ』


――やしろ人形を両手で持ち上げ、顔のすぐ前に持ってくる

――頬を膨らませ、少しだけ怒ったような顔で睨む


ジネット「もう。懺悔してください」


――が、すぐに照れ笑いを浮かべる


ジネット「…………なんて」

ヤシロ「楽しそうだな、ジネット」

ジネット「ヤシロさんっ!?」


――部屋のドアが開いており、廊下からヤシロが中を覗いている。

――後ろからエステラ、マグダ、ロレッタが顔を出す


エステラ「か、可愛い遊びだね、ジネットちゃん。ボクは、いいと思うよ、うん」

マグダ「……萌える」

ロレッタ「店長さんファン、悶絶死間違いなしの光景ですねっ!」

ジネット「み、みみみ、みなさん、見ているなら、ささ、最初からそう言ってくださいよっ!? もう、もうもう! 懺悔してくださいっ!」







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