表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】  作者: 宮地拓海


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/535

【69話後感想返し】花火と火の玉

ヤシロ「あ~ぁ、これで花火があれば最高だったんだけどなぁ」

ジネット「はなび? なんですか、それ?」

ヤシロ「空の上で、こんなでっかい火薬の入った弾を爆発させるんだ。夜空に花が咲いたみたいで綺麗なんだぞ」

ジネット「凄そうです……けど、危なくないんですか?」

ヤシロ「プロがいればいいんだが……さすがに俺も扱ったことはないからなぁ」

ジネット「ヤシロさんにも、出来ないことがあるんですかっ!?」

ヤシロ「……お前、俺のことどんなスーパーマンだと思ってんの?」

ジネット「でも、見てみたいですね。花火」

ヤシロ「綺麗だぞ。色とりどりの火の玉が空いっぱいに広がるんだ」

マグダ「……火の玉なら、マグダ見た。…………昨晩、向こうの墓地で……」

ヤシロ「それじゃない! やめろ! それ以上話すな!」

マグダ「……あれは、忘れもしない……昨日の夜」

ジネット「それは……さすがに忘れませんよね」

マグダ「……マグダが墓地の前をテッテリーップップーと歩いていた時のこと……」

ジネット「どんな歩き方なのか、わたし、気になりますっ!」

マグダ「……暗い墓地の中に……ゆら……ゆらぁ…………と揺れる、青白い炎が……」

ヤシロ「リンだ! この街はおそらく土葬だろ? だとすれば、骨に含まれるリンがなんらかの要因で外気へと漏れ出し、発火して青白い炎を上げるんだ! これは科学的にも証明されていることで、なんら不思議なことではない。よくあることだ。幽霊やお化けの類では、一切、ないっ!」

ジネット「ヤシロさんが、いつになく熱く語っていますっ!」

マグダ「……じゃあ、アレもお化けじゃないのかな……?」

ヤシロ「まぁ、ドレかは知らんが、お化けなんかじゃないさ。お化けなんか存在しないからな!」

マグダ「……そう。なら、もう気にしない」

ヤシロ「そうだそうだ。気にするな! …………『もう』?」

マグダ「……さっきからずっと気になっていたけれど……もう、気にしない」

ヤシロ「え………………ナウ? ナウの話?」

マグダ「……気になるナウ」

ジネット「え……えっと…………それは一体……どの辺りに…………?」

マグダ「…………ヤシロと店長……二人の足元に……」

ヤシロ・ジネット「「ぎゃぁぁああああっ!」」(脱兎のごとく逃げ出す二人)

エステラ「う~ん……ネコはそういうのが見えるって言うけど…………う~ん」

マグダ「……気になってたワズ」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ