表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】  作者: 宮地拓海


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

61/535

【69話後感想返し】エステラ、二人の仲に「ぐぎぎ……」となる?

エステラ「うむむ……」

ナタリア「どうされたのですか、お嬢様?」

エステラ「いや、なんか最近、ヤシロとジネットちゃんが……」

ナタリア「カタコトになったと?」

エステラ「なってないよね!? 見たことある、ヤシロとジネットちゃんが『ヤァ、えすてら。今日、天気、イイ』『食事、食ベル、アナタ、ナニ、欲シイ?』とか言ってるの!?」

ナタリア「私は、ございませんね」

エステラ「ボクもないよ! そうじゃなくて……なんか、ちょっと雰囲気が違うというかさ……」


 ヤシロ「ちょり~っす! お、ジネット、そのエプロンマジヤバくね!?」

 ジネット「だべ? だべ? マブいべ? グッとくんべ?」


ナタリア「――みたいなことでしょうか?」

エステラ「とりあえず、ボクの知り合いにはそんな人はいないね!」

ナタリア「何がおっしゃりたいのか、私にはさっぱりです」

エステラ「だからっ…………あの二人って、もしかして……」

ナタリア「おっぱいを突き合う仲になったのでは……と?」

エステラ「なんでジネットちゃんがヤシロのおっぱいを突くのさ!? ないよ、ヤシロにおっぱい!」

ナタリア「あれを『ない』とカテゴライズいたしますと、お嬢様の……っ!」

エステラ「うるさいよっ! さすがに刺すよ、それ以上言うと!」

ナタリア「受けて立ちましょう!」

エステラ「今はそんなこと言っている場合じゃないんだよっ! あの二人が、もし、本当に進展していたとしたら……っ!」

ナタリア「いたとしたら…………なんでしょう?」

エステラ「………………そんなの、…………ちょっと、寂しいじゃないか」

ナタリア「…………」

エステラ「…………」

ナタリア「…………確認ですが、寂しいのは胸のお話では……?」

エステラ「ないよ! あ、違うよ! 『胸がない』じゃなくて、『胸の話じゃない』だからね!」

ナタリア「お嬢様はいささか気になさり過ぎです」

エステラ「ナタリアとヤシロが弄り過ぎなんだよ……」

ナタリア「なんとっ!? もう、ヤシロ様に弄られまくるご関係になられていたのですか!?」

エステラ「ちがっ。違うよ! 滅多なこと言わないでよ!」

ナタリア「ですよね……もしそうであるなら、もう少し成長していないとおかしいというか……」

エステラ「刺すね! もう刺すね!」

ナタリア「受けて立ちましょう!」

エステラ「ナタリア、血に飢えてるとか、ないよね!?」

ナタリア「お嬢様は時折、お祭りだとか、打ち上げだとかで息抜きされていますが、私はずっと仕事詰めなのです。イライラも致しますよ、それは」

エステラ「う……それは、ごめん。配慮が足りなかったよ」

ナタリア「いえ、私も、仕事に対する愚痴などをお嬢様の前で……猛省いたします」

エステラ「ナタリアも、適当に時間を作って息抜きをしてくるといいよ」

ナタリア「いえ。私は、お嬢様が眠っている間にお胸をツンツンさせていただいているだけで満足ですので」

エステラ「ボクが眠っている間に何してんの!?」

ナタリア「『お胸をつんつん』ですが?」

エステラ「聞き直したんじゃないよ!? 二度も言わなくていいよ!」

ナタリア「お嬢様、少しお乳突いてください」

エステラ「『落ち着いて』だよね!? 一回お乳から離れてくれるかな!?」

ナタリア「お嬢様からお乳を取ったら、何が残るというのですか!?」

エステラ「色々残るよ! っていうか、占めてる割合少ないよ! 大きなお世話だよ!」

ナタリア「あぁ……一人でてんやわんやされているお姿に癒されます」

エステラ「あぁ、もう! ボクで遊ばないで!」

ナタリア「……唯一の生き甲斐を、全否定…………」

エステラ「ナタリアは何気に酷いよね!?」

ナタリア「私は、いつもお嬢様のお力になりたいと思っていますのに」

エステラ「本当かい?」

ナタリア「えぇ。その証拠に、現在お嬢様がヤキモキされていることを、私がすっきりさせてご覧に入れましょう」

エステラ「何か、知っているのかい?」

ナタリア「ヤシロ様とジネット様は、特別進展されたご様子はございません」

エステラ「根拠は?」

ナタリア「今日のお昼を陽だまり亭で食べた時にジネット様のおっぱいを揉みましたが、張っている様子もなく、普段通りふわふわでした」

エステラ「何してんの!? ボクの親友にっ!」

ナタリア「男女関係を持ちますと、女性ホルモンが多く分泌され胸にも影響が出るものですが、そういった形跡は、ここ一週間揉み続けていますが、見られません」

エステラ「継続的に何してんの!? で、結構息抜きしてるじゃないか!? ボクより陽だまり亭に行ってる頻度が高いよ!」

ナタリア「お嬢様。こんな言葉をご存知ですか?」

エステラ「……何さ?」

ナタリア「………………すみません。いいのが思いつきませんでした」

エステラ「そこは頑張って、言い訳をやり切ってよっ!」

ナタリア「とにかく、お乳の弄られ度ではお嬢様が一歩リードです! 頑張ってください!」

エステラ「そこは頑張りたくないよっ!」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ