【63話あとがき】ウーマロは永遠の年齢不詳です
※ウーマロ(四十二歳)と仮定して読むと……となるよね、というお話です。
ウーマロ「マグダたん、マジ天使ッスー!」
ヤシロ「毎日こんなところで油売ってないで働けよ、このニート」
ウーマロ「酷いッスよ、ヤシロさん!? オイラ、ちゃんと毎日働いて、それでここに通ってるッスよ!?」
ヤシロ「働いてるったって、現場にちょっと顔出して、『そことそこ、シクヨロね~』とか言って、作業員に『邪魔だなぁ、あの狐』とか思われるだけの簡単なお仕事だろ?」
ウーマロ「そんなことないッスよ!? ヤシロさん、オイラのことなんだと思ってるッスか!?」
ヤシロ「親の財産を好きなアイドルに注ぎ込んで浪費し続ける七光りニート」
ウーマロ「酷いッス! あまりに酷いッス! オイラ、泣くッスよ!?」
マグダ「……ウーマロ。ヤシロのソレは冗談。真に受けちゃダメ」
ウーマロ「マ、マグダたんが……オイラを慰めてくれた……ッス…………」
マグダ「……ヤシロ、いじめちゃ、め」
ウーマロ「はぅわぅわぅわぅっ!? マ、マグダたんが……オ、オイラのために、怒ってくれ……て………………」
ヤシロ「これはいかんな。……従業員に告ぐ! 全員店から退避しろ! 急げ! 間に合わなくなっても知らんぞぉー!」
ウーマロ「…………ぅぅぅぅぅううううううああああああああっ! マグダたん、マジ! マジ! マッッッッッッッッッジ、天使ッスゥゥゥウゥゥウウウウラァァアアアアアッ!」
――お店、凄まじいエネルギーで「グラググラァ!」お皿とか「パリンパリンパリンッ!」椅子「ガッターン!」
マグダ「……ウーマロ。自重しなきゃ、めっ!」
ウーマロ「はぁあ、ちょっと強めに怒るマグダたん、最高ッス……」




