【61話後感想返し】レジーナの故郷・バオクリエア
ヤシロ「レジーナ。前々から思っていたんだが、お前の故郷と俺の故郷は似ているかもしれない」
レジーナ「そうなん?」
ヤシロ「食い物にも共通点があるし、女子の腐り方も酷似している」
レジーナ「腐り方ってなんやねんな。こんなぴちぴちギャルをつかまえて」
ヤシロ「それー! そういうのがなんか懐かしさと共に、俺の故郷を思い起こさせるんだよ!」
レジーナ「自分がそこまで言うんやったら、似てるんかもしれんね。ほなら、共通点でも探してみよか?」
ヤシロ「そうだな……じゃあ、主食はなんだ?」
レジーナ「うどん」
ヤシロ「…………ま、まぁ、日本にもうどんが大好きな県があるし……しかし、主食なのか……さすがのうどん県でも、主食は白米だもんな」
レジーナ「ほなら、熱ぅ~いお風呂に入った時に言う言葉とかあるか?」
ヤシロ「あぁ、あるぞ。俺の国では『あ~……極楽極楽』だな」
レジーナ「え………………死ぬん?」
ヤシロ「死なねぇわ! むしろ生き返るんだよ!」
レジーナ「え………………死んでるん?」
ヤシロ「だから死んでねぇっつうの! 一日の疲れが取れるってことだよ!」
レジーナ「せやったら素直に『熱いお風呂に浸かると一日の疲れが取れるなぁ』って言ぅたらえぇねん」
ヤシロ「風呂入ってそんな独り言ぶつぶつ言ってたら気持ち悪いだろうが!」
レジーナ「ほなら、はっきりくっきり独り言言ぅたらええんや」
ヤシロ「余計気持ち悪いわ!」
レジーナ「ウチの故郷ではそんなことは言わへんなぁ」
ヤシロ「じゃあなんて言うんだよ?」
レジーナ「『あぁ、……ムラムラするぅ!』」
ヤシロ「国民総変態かっ!?」
レジーナ「あぁ、ちゃうちゃう。今のはウチの独り言や」
ヤシロ「なぁ~んだ、そうだったのか………………って、今何考えてた!?」
レジーナ「アホかっ!? ウチにどんだけ卑猥なこと言わせる気やねん!?」
ヤシロ「そんな卑猥なこと考えてたのか、お前はっ!?」
レジーナ「いや、ほら、お風呂とか言うからやなぁ……」
ヤシロ「お前だけどな、風呂の話題振ってきたのは」
レジーナ「それでなんやったかいな? お風呂場にある、『卑猥な用途で使えそうなもん』やったかいな?」
ヤシロ「そんな話はしてないし、そんなものはない! 一つとしてない! 風呂に入った時に言っちゃう言葉だよ!」
レジーナ「あぁ、せやせや。せやったな。うんうん、思い出したわ」
ヤシロ「で、お前の故郷では熱ぅ~い風呂に入った時になんて言うんだよ?」
レジーナ「『あぁ~…………お風呂場お風呂場』」
ヤシロ「分かってるわ! なんの確認だよ!?」
レジーナ「熱いお風呂に浸かると一日の疲れが取れるなぁ』」
ヤシロ「言うの!? それ言うの!?」
レジーナ「『さて、そろそろ服でも脱ごかなぁ』」
ヤシロ「脱いでから入れよ!」
レジーナ「『あぁ~…………生き返るわぁ……』」
ヤシロ「生き返る言ってんじゃねぇかよ!?」




