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異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】  作者: 宮地拓海


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【53話後感想返し】エステラ、地獄の特別訓練

エステラ「ナタリア……もう一度ボクを鍛え直してほしい。どうしても、仕留めたいヤツがいるんだ……っ!」

ナタリア「よろしいのですか? 基礎をお教えした、幼き日の訓練と違い……これからの訓練は、厳しいですよ?」

エステラ「もとより覚悟の上さっ!」

ナタリア「筋肉がついて胸が大きくなる可能性を摘み取ってしまいますよ?」

エステラ「………………ちょっと、考えさせて」

ナタリア「分かりました! お嬢様がそこまでおっしゃるのでしたら、地獄の特別訓練スタートですっ!」

エステラ「待って! まだ心の準備が!」

ナタリア「腕立て65535回!」

エステラ「なに、その中途半端な数っ!?」



――その後、陽だまり亭



エステラ「いたた…………酷い目に遭ったよ」

ヤシロ「どうした、面白い格好して。背筋が曲がってるぞ」

エステラ「胸筋が痛くて、体を真っ直ぐに出来ないんだ……」

ヤシロ「そうなのか。俺はてっきり無い乳を必死に隠しているのかと……」


――シュカカカカッ!


ヤシロ「……ナイフが四本も…………軌道すら見えなかった……ただ、何かが光っただけとしか……」

エステラ「地獄を乗り越えてきたボクは、今までとは一味違うんだよ」

ヤシロ「うす塩がのり塩になった感じか?」

エステラ「そういうことじゃない! ……いたた……大きな声を出させないでよ……筋肉がパンパンで痛いんだから……」

ヤシロ「そうまでして胸を育てたくなかったのか……」

エステラ「ボクの目的はそんなところにはないっ! ……むしろ、もう少し大きく……」

ヤシロ「揉んでやろうか?」

エステラ「なっ、なんでそう飛躍するのかなっ!? も、揉んだら大きくなるとか、そんな……っ!」

ヤシロ「肩とか背中だよ。筋肉が張ってるんだろ? ちゃんと揉んでおかないと明日筋肉痛になるぞ」

エステラ「…………わ、分かってたけどね!」

ヤシロ「安心しろ。変なところなんか触らねぇよ」

エステラ「へ、変なところって……?」

ヤシロ「鼻の下のなんかへこんでるところとか?」

エステラ「生まれてから一度も触られたことないよ、そこ! 変なところって言うと、胸とかでしょ!?」

ヤシロ「バカヤロウ! おっぱいは変なところじゃない! とてもいいところだ!」

エステラ「そんな、温泉街みたいに……」

ヤシロ「それに、お前のおっぱいならどさくさに紛れて触る予定だ!」

エステラ「そんな予定は許可出来ないよっ!?」

ヤシロ「安心しろ。ちゃ~んと、『お、おぉ……ぅっふ』って思ってやるから」

エステラ「何それ!? どこに安心すればいいの!?」

ヤシロ「つっても、下心なんてこれっぽっちしかないんだぞ?」

エステラ「あるんじゃん!? そこは『無い』って言い切るところだろう!?」

ヤシロ「俺の下心は東京ドーム一個分だ!」

エステラ「その『トーキョードーム』っていうのがどんな大きさか分かんないんだけど!?」

ヤシロ「俺の下心一個分だ!」

エステラ「そう言われると、途方もなく大きい気がしてきたよ……」

ヤシロ「さぁ! 俺の部屋に行って横になるのだ! 大丈夫……治療だから……」


――シュン……………………ズガガガガガガガッ!


ヤシロ「ナイフの嵐がっ!?」

エステラ「見てヤシロ、ナイフが文字の形にっ!」

ヤシロ「なになに…………『触・即・滅』…………ナタリア、怖ぇよ」

エステラ「さすがナタリア……ボクももっと精進しなければ」

ヤシロ「そして、もっと胸を縮めていくのか」

エステラ「…………むぁぁあっ! ボクはどうしたらいいんだぁ!?」

ヤシロ「……(まぁ、胸が縮むはナタリアのジョークなんだろうけどな。だって、ナタリア自身はナイフ技を窮めても胸あるし…………ま、面白いから教えないけど)」







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