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現実的ファンタジア〜綺麗で完璧な世界で、私たちは闇と向き合う〜  作者: KAИАU
第3章【新しい物語を紡ぐ"役者"は揃った】
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第74話〜整う舞台〜

〈分析できマシタ!〉


ギルド対抗戦に関する資料の内容を

全て読み込んだココロ。


対戦内容の分析が出来たようだった。



〈今年の対抗戦ハ……〉


「トーナメント?それともバトロワか?」

 

焦らすココロに、かなうさんが聞いた。


〈前回、前々回のギルド対抗戦デ

トーナメント形式が続いてイルので……

バトルロイヤル形式の可能性が高いデス。〉


バトルロイヤル……。

つまり、一斉にスタートして最後の1チームになるまで

勝負が終わらないということ……?


わ、私……かなり足引っ張ってしまうのでは……。

攻撃魔法使えないし……。


あ、でも。


「そういえば、武器って対魔物用でしたよね……?

ギルド対抗戦ってどうやって戦うんですか?」


ルール的に武器の使用が不可なら

魔法も使えないのでは。


〈過去に武器使用の競技がありまシタ。

デモ、その競技には魔物が登場しテいまシた。〉


それは、魔物の討伐数を競う試合だったらしい。


「ああ、そんなのあったけな。」

「かなうさん出てたん?」


グラさんの問いに、かなうさんが出てたと答えた。


「このゲームが出来て、最初の対抗戦だったな。」


前に所属していたギルドで参加して優勝したわと

かなうさんはサラッと凄いことを答えた。


そ、そんな優勝って……軽いものなの……?


「魔物が出てくるかは分からないが、各々

基礎魔法くらいは使えるようにしといた方がいいかもな。

特にうつつと霧香。」


かなうさんは、私と霧香さんを名指しした。


「「はい……。」」


私と霧香さんの声が重なる。


「ん?なんで霧香さんも……?」


私は何も言い返せないけども……

霧香さんはだって、魔物と話せるくらい

魔力が高いと聞いている。


「わ、私……引きこもってるじゃないですか……。」


確かに、ログインしていても部屋から出ている姿は

滅多に見ない。


「使い魔達がいつも助けてくれるので、

基礎とかそういった事は全く……。」

 

「そういうことだ。」


霧香さんの言葉にかなうさんが相槌を打った。


「な、なるほど。」


元の力が強すぎるあまり、基礎が要らなかった。

そういうことか……。


「使い魔かぁ。羨ましいなぁ。」


米丸さんが羨ましいと腕を組んだ。


「虎太郎くんがいるじゃないですか。」


私はそんな米丸さんに言葉を返した。

 

「虎太郎は、使い魔じゃなくてペットだね。」

「がぅが!!」


霧香さんみたいに魔物を従順させる力は持ってないと

米丸さんは、虎太郎くんの頭を撫でた。


頭を撫でられた虎太郎くんは、嬉しそうに目を細めた。


「ペットと使い魔の違いは2つあってなぁ。」


グラさんがその違いを説明してくれた。


1つは、人と魔物同士で契約を結べるか結べないか。

結べる場合は使い魔として飼えるが、

結べない場合はペットとして飼うしかない。


もう1つは、ペットとして飼う魔物は

進化させてはならない。


これは、魔物を危害を加えないペットとして

迎える条件があるからこそである。

 

進化前は無害でも、進化後に害をもたらす可能性がある

魔物もいるからだそう。


「クエストに連れて行くことは出来るんやけど、

まぁ……そのルールがありはるからねぇ。

進化する魔物を連れていく人は少ないよなぁ。

進化したらその場で手放さなあかんし。」


そして、虎太郎……炎の幻獣(フェルティガ)の進化後は

別名、マグマの番虎と言われているほど

凶暴化する魔物だと言う。


「ちなみにわっさんは"ハーフ"やな。

この青毛玉は珍しい魔物やで。」

「初めからそう言っている。俺は特別な魔物だと。」


わっさんがフンスフンスと鼻息荒く威張っている。


そっか……ペットとして飼っているけど

かなうさんに従順だし言葉も話せるもんね。


「ん?ココロ、まだなんかあるのか?」


かなうさんが、落ち着きがなくキョロキョロとしている

ココロに話しかけた。


〈AYAKASHIのメンバーが決まリまシタ。〉


?!!


「お前なんでそれ分かるんだ?」


かなうさんがココロに詰め寄った。


「あーごめんごめん。ウチが、ファントム・ストーリーの

システムデータも入れたからやね。」


スマホに内蔵されているChuitterやゲーム内お知らせ、

配信サービス、ギルド情報などのデータも全て

知っておいた方が便利だろうと思ってグラさんが

入れたという。


AYAKASHIのメンバー情報が更新されたのを

ココロは見つけたみたい。


「そういう事ね。びっくりした〜〜。」


かなうさんは安心したように笑った。


「それで……誰なんでしょう?追加メンバーは……。」

「絶対変わったヤツだぁね」

「このゲーム変わった人しかいませんよ……。」


霧香さんがレフに向かってボソッと呟いた。

 

いや、その通りすぎる。

結論皆可笑しいんだよね……それを個性として

受け入れられるのがまた不思議ではある。



〈1人は"花邑(はなむら)みらい"という、女の子デス。〉

 

花邑みらい……どんな女の子だろう。


「まじかぁ。めんどくせぇの引き入れたな。」

「ファントム・ストーリー1の人気アイドルっすもんね。」


戦いにくいなぁとかなうさんと米丸さんが唸った。


「マスターとか狂喜乱舞になるやろうな。

推しと戦うんやで?自分なら無理や。」

「みらいさんの登場は、番狂わせって感じですね……。」


グラさんと霧香さんも若干引き気味である。

それだけ凄い人なんだろうなぁ。


「それで?もう1人は誰っすか?」


米丸さんが、ココロにもう1人の名前を

教えて欲しいとお願いした。


〈もう1人ハ……天科智デス。〉


ドクン__


その名前を聞いて心臓が跳ね上がった。

 

それは皆も同じようで


「先生はズルいだろ!!!おい!!!!

先生はズルいって!!!!!」


かなうさんは特に取り乱していた。


ギルド対抗戦……なんだか嫌な予感しかしない。

足を引っ張らないためにも鍛えとこうと心の中で誓った。

 

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