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現実的ファンタジア〜綺麗で完璧な世界で、私たちは闇と向き合う〜  作者: KAИАU
第1章【ようこそ"綺麗"で"嘘"だらけの世界へ】
21/105

第18話〜職業試験①〜

「な、何これ…。」


職業試験と言われ、皆は何を想像するだろうか?


特別な魔法のアイテムが出てきて__


それが【貴方は魔法使い】【貴方は騎士】みたいに

組み分けするものだと思っていたけど…。

 

「独房みたいな部屋…。」


狭い個室に、私1人がポツン__

 

魔法のアイテムは流石におとぎ話というか、私の妄想か。


ゲームとはいえ、VRだもんね。

しかも五感がそのまま生きていて現実とほぼ変わらない。


ある程度自分の身体能力にあった職業とか

武器を選ぶのが良いもんね。


そう考えると、かなうさんや紫雨さんってかなり

動きが人間離れしてるような……。


「……いや、ゲームだぞ??」


深く考えるな!私!

 

[それでは始めてください。]

スピーカーから、アナウンスが流れた。

 

机の上には裏返しにされた問題用紙と

空白解答用紙のプリントが2枚。

そして、ボールペンが1本。



ここはアナログなんだな……と思いながら

私は問題用紙を捲った。


「心理テスト……?」


《迷子になっている子供がいます。

しかし、貴方はこの後大事な用事があり、

その用事に遅れることはできません。

貴方はどんな行動をとりますか?》


という記述問題があったり


《この中から好きな形を選びなさい。》


という選択式問題もある。


なんで心理テスト?とは思ったが、解答によって

より自分に向いてる職業へのフローチャートを

作ることが出来るからだと思った。


これを解いた後は、身体能力検査もする。

そこで更に向いてる職業を絞れるのだろう。


ゲームを始めたばかりでどんな武器を持てばいいのか、

どんな職業が自分に合っているのか分からない__


そういう人達の悩みを一気に解消出来る

システムだと思った。


あくまで向いてるっていう判断をしてもらうだけで、

必ずそれを選ぶ必要もないしね。


そこが自由度が高いを売りにしている

このゲームの凄いところでもある。



しかし、なぜこんな部屋でテストを……?


多目的室や広い部屋を時間制で貸切って、

複数人一気にテストすればいい。


ここは試験室C__

つまり、AとBもあるということ。


わざわざこれの為だけに作られた部屋にも感じた。


かなうさんはこのテスト受けたことあるのかな?


最後の問題が解き終わった私は、ペンを置いた。


[筆記テストが終了した者は、2階の

仮想トレーニングルームへ移動してください。]


「仮想トレーニングルーム……?」

一体どんなところなのだろうか……。


ガチャ__


施錠された部屋の扉が開く音がした。


心理テストくらいで部屋の鍵も

閉めなくて良いと思うんだけどな……。


そして、私は2階へ向かった。

 


「ここの施設、広すぎ……。」


施設のマップが見当たらず、私はプチ迷子になっていた。

 

まぁ、かなうさんほどではないけど…。


「何かお探しですか?」


背後から、優しい男性の声が聞こえた。


「え……あぁ……えっと……。

仮想トレーニングルームに。」

「職業試験受けに来たのかな?」


後ろを振り向くとそこには、背が高くて若い、

白髪ポニーテールの男性がいた。


「はい……そうです。今筆記試験が終わって…。」

「そうなんだ。あぁ、ごめんね。

名前も名乗らず質問攻めしてしまって。」

「いえ……お構いなく。」


顔の前で手を合わせて、ごめんねと謝るその人。


「僕は、天科(あまし)(さとし)。」


ズキッ__


なぜか、その名前を聞いて頭が痛くなった。


なんでだろう……

初めて聞く名前……初めましての人なのに。


「鳴宮うつつです……。」


「うつつ……良い名前だね。」

にこにこと優しく笑う天科さん。


「僕、このゲームプレイして長いから

分からないことがあればいつでも聞いてね。

よく、集会所かアカデミーにいるからさ。」


「そうなんですね……。」


あの大きい学校に通ってるのか……。

白衣も着てるし、研究生なのかな?


「あ、ごめん!僕の話より、

仮想トレーニングルームだよね……!」


きっと、夢中になると周りが

見えなくなるタイプなんだろうなと何となく思った。


自分の知り合いにも似たタイプの人がいた。


「この長い廊下を真っ直ぐ行って右にあるよ。

試験頑張ってね!」


「ありがとうございます……。」


またねと天科さんは手を振って、

反対の廊下を歩き始めた。


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