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魔王軍のスパイ(自称)、迷宮都市で冒険者をやってます  作者: にしはじめ
第三章

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プロローグ


 迷宮都市にある教会内部。新月の暗闇の中、一つの影が走り去っていた。

 ただその影の足取りには、迷いがない。

 まるで事前に調査したかのように、巡回員たちのルートを先回りしていく。


 迷宮都市にある教会は巨大だ。

 そして内部は当然教会関係者のみが入ることができ、特に奥は大司祭以上のものしか認められていない。

 その奥へ入るには、魔法で閉じられたドアの先にあるが、影はあっさりとドアを開いて内部へと侵入していく。


 この区画は窓が一切なく、暗闇に支配されていた。ただし、ここには巡回員たちの姿もいない。

 しかしながら、影は何度も足を運んだかのごとく、一直線に奥の部屋へたどり着いた。

 その影が腰に携えた剣をドアに向けると、自動的に開いた。


 にやりと笑みを浮かべた影は室内に入り、分かっていたかのように本だなの一部を押したのち、再び剣を向けた。

 するとどうだろう。

 本だなが微かな音を立てて動き、その奥から地下への階段が現れた。


 隠し階段だ。

 人一人が、どうにか入れる程度の広さだが、奥はかなり深そうだ。

 足元も暗く、一歩間違えればそのまま滑る危険性が高い。


 だが影は迷うことなく階段を降りた……その時だ。

 部屋の外から誰かの足音が聞こえた。


「ブラン」


(任せろ)


 落ち着いて、本だなを再び動かす。

 隠し階段の入口が閉じられた瞬間、部屋のドアが乱暴に開いた。



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