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人名一覧(主要人物とその関係者別)

清太郎(せいたろう)

   両親と祖父と共に久夛良木(くたらぎ)島で暮らす少年。兄がふたりいる。

   13歳になり、籠負いの富造(とみぞう)の元へ徒弟奉公に出た。

   父親とは折り合いが悪い。

  

  富造(とみぞう)

    久夛良木島に住む熟練の籠負い。

    清太郎の親方となり、籠負いの技を伝授する。



街風(つむじ)一眞(かずま)

   15歳。浪枚(なみひら)大日方(おびなた)(ごう)の領主の跡取り息子。

   父親から虐待を受けて育ち、13歳の時に勘当された。

   御山の昇山者となり、衛士になるための修行に入る。


  街風成泰(なりやす)

    浪枚国大日方郷の領主で、一眞の父。

    病身の妻を虐げ、妾とその連れ子を家に住まわせていた。

  街風りく

    成泰の妾で、正妻の病死後に後添えとなった。

  街風新之助(しんのすけ)

    りくの連れ子。

  義益(よします)

    街風家の家臣。刺客剣の使い手で、一眞に剣術を指南する。


  伊佐(いさ)

    一眞の盗賊仲間。

  虎熊(とらくま)

    一眞の盗賊仲間。

  赤猿(あかざる)

    一眞の盗賊仲間。

  瓶子(へいし)

    一眞の盗賊仲間。

  銚子(ちょうし)

    一眞の盗賊仲間。瓶子の弟で瓜二つだが、双子ではない。

  猫目(ねこめ)

    一眞の盗賊仲間。


  五十公野(いずみの)利達(としたつ)

    17歳。御山に昇山した修行者。衛士の行堂で一眞と出会う。

  伊之介(いのすけ)

    18歳。御山に昇山した修行者。衛士の行堂で一眞と出会う。

  信光(のぶみつ)

    17歳。御山に昇山した修行者。衛士の行堂で一眞と出会う。

  玖実(くみ)

    16歳。御山に昇山した修行者。衛士の行堂で一眞と出会う。

  庄造(しょうぞう)

    御山に昇山した修行者。

  千手(せんじゅ)景英(かげひで)

    衛士。行堂長。筆頭武術指南役。

  饗庭(あいば)左近(さこん)

    衛士。武術指南役。初対面から一眞を目の敵にしている。



六車(むぐるま)兵庫(ひょうご)

   16歳。師の六車利兵衛(りへえ)に命じられ、諸国をめぐる修行の旅をしている。

   六車は師匠に由来する仮名であり、本名ではない。

   剣術、槍術、弓術、十手(じって)術など、さまざまな武芸を身につけている。

   修行の旅を終えたあとは、いずれかの名家の軍備(いくさぞなえ)に入軍する予定。


  渡壁(わたかべ)義康(よしやす)

    兵庫が旅の途中で出会った、立州甲斐荘(かいのしょう)の隠居。

    江蒲(つくも)国を目指しており、兵庫と同道することになる。

    のちに立身(たつみ)国の国主代だった儲口(まぶぐち)守恒(もりつね)であることが判明した。



刀祢(とね)匡七郎(きょうしちろう)

   8歳。立州七草(さえくさ)(ごう)に住む下級武家の五男坊。

   頭はいいが、利かん気が強く、喧嘩っ早い。

   七草へ来た青年剣士・六車兵庫と親交を結び、彼の剣技に魅了される。


  刀祢彦士郎(ひこしろう)

    刀祢家当主。匡七郎の父。

    家格は低いが、七草の有力武家と強いつながりを持っている。

  刀祢新九郎(しんくろう)

    23歳。彦士郎の長男で、刀祢家嫡子。

  刀祢(あおい)

    19歳。新九郎の妻で、匡七郎の義姉。

  刀祢貞吉郎(さだきちろう)

    彦士郎の弟。匡七郎の叔父。


  十亀(そがめ)麻衣(まい)

    25歳。彦士郎の長女。江蒲国の豪商十亀家に嫁いでいる。

  

  椙野(すぎの)平蔵(へいぞう)

    匡七郎が通う剣術道場の師範。

    槍術の達人で、その技を匡七郎に指南する。

  椙野篤次郎(とくじろう)

    平蔵の次男で、道場の師範代。



黒葛(つづら)寛貴(ひろたか)

   33歳。黒葛三兄弟の次男。

   宗家から分家した生明(あざみ)黒葛家の当主で、丈夫(はせべ)国国主。

   兄禎俊(さだとし)に絶対の忠誠を誓っている。

   諸国にその名を轟かせる猛将で、

    戦場では常に先頭に立ち敵陣に斬り込んでいく。


  黒葛小夜(さよ)

    寛貴の最初の妻で、降山した元若巫女(わかみこ)

    芦住(あしずみ)家から14歳で輿入れしたが、1年後に事故死した。

  黒葛はつ

    寛貴の二度目の妻。輿入れの3年後に不祥事を起こして離縁され、

    実家の抽那(ぬきな)家に戻った翌年に病死した。

  黒葛喜多(きた)

    23歳。寛貴の三度目の妻。黒葛家の支族である玉県(たまかね)家から輿入れした。

    禎俊の妻・富久(ふく)の妹。

  黒葛俊紀(としのり)

    寛貴と喜多の長男で生明城の跡取り。

    永穂(なんごう)国を支配する樹神(こだま)家の長女・真璃(まり)と婚約している。


  鳥谷部(とりやべ)直恒(なおつね)

    寛貴の近習。

  花巌(かざり)義孝(よしたか)

    58歳。花巌家当主。生明城の筆頭家老を務める。

  由解(ゆげ)重親(しげちか)

    43歳。由解安親(やすちか)の弟。生明城で寛貴に仕える。

  柳浦(なぎうら)重里(しげさと)

    32歳。柳浦弘重(ひろしげ)の長男。生明城の家老を務める。

  真栄城(まえしろ)邦元(くにもと)

    44歳。真栄城資剛(もとたけ)の次男。生明城の家老を務める。



若菜(わかな)

   16歳。6歳で昇山し、若巫女となった。

   同じ修行者の長春と恋に落ち、彼とのあいだに娘をもうけるが、

   御山の掟戒(ていかい)を破った罰として山を追われる。


  長春(ちょうしゅん)

    16歳。若巫子(わかふし)。若菜と恋に落ちて子供をもうけ、

    罪の意識に耐えかねて自死した。

  青藍(せいらん)

    0歳。若菜と長春の娘。

    生まれてまもなく神告(しんこく)を授かり、若巫女となる。


  白藤(しらふじ)

    天門神教の第28代祭主。

  吉野(よしの)

    蓮水宮(れんすいぐう)で仕える小祭宜(しょうさいぎ)



鉄次(てつじ)

   別役(わかえ)龍康殿(りゅうこうでん)に住む、出自不明の博徒・山師。

   孤児(みなしご)の中から、一芸に秀でている者を見いだして集め、

   さまざまな仕事をさせる代わりに食事と宿所を提供している。


  佐吉(さきち)

    掏摸(すり)の子供。

  長五郎(ちょうごろう)

    鉄次に拾われた剛力の子供。少し頭が弱い。

  音弥(おとや)

    16歳。11歳の時に、鉄次に拾われた。

    別人に化ける才能を持っており、龍康殿の芝居小屋で役者をしている。

  千太郎(せんたろう)

    19歳。驚異的な味覚を持つ、唖の若者。

    料理人になるための修行をしている。

  南浮(なんぶ)傳次郎(でんじろう)

    釣り好きの遊び人で、剣術の達人。龍康殿でぶらぶら暮らしている。

  太兵衛(たへえ)

    龍康殿で舟宿〈辰田(たつた)屋〉を営む庖丁人。

  つた

    太兵衛の妻で、辰田屋の女将。



黒葛(つづら)真木(まき)

   19歳。黒葛貴昭の妻。石動(いするぎ)家から輿入れした。

   七草(さえくさ)を拝領し、立身(たつみ)国の国主となった夫貴昭を

   陰ながら支えようと奮闘している。


  黒葛貴昭(たかあき)

    21歳。真木の夫。宗家から分家した七草黒葛家の当主で、立身(たつみ)国国主。

  貴之(たかゆき)

    2歳。貴昭と真木の長男で、七草城の跡取り。


  石動博武(ひろたけ)

    16歳。石動三兄弟の次男で、真木の弟。

    姉の輿入れの際に貴昭の小姓となり、

    七草への移封にも側仕えとして同行した。

    甥の貴之を溺愛している。

  久喜(ひさき)伝兵衛(でんべえ)

    博武の従者。博武が5歳の時に、本人から直々に郎党に指名された。


  津根(つね)

    石動家に昔から仕えていた奥女中で、真木の侍女。

    輿入れの際に真木に付き従って黒葛家家中となった。


  花巌(かざり)義和(よしかず)

    40歳。七草城の筆頭家老を務める。

    七草以前の蘇武(そたけ)時代から貴昭に仕えている重臣。

  花巌利正(としまさ)

    17歳。義和の長男。七草で貴昭に仕える。

  柳浦(なぎうら)実重(さねしげ)

    29歳。弘重の次男。七草城の家老を務める。

  柳浦重益(しげます)

    25歳。弘重の三男。七草で貴昭に仕える。

  真栄城(まえしろ)修資(のぶもと)

    26歳。真栄城分家の長男。七草で貴昭に仕える。馬術の名手。

  馳平(はせひら)充明(みつあき)

    黒葛氏の七草侵攻後に(くだ)った外様の家臣。



石動(いするぎ)元博(もとひろ)

   13歳。石動三兄弟の三男。丈州の生明城で黒葛寛貴の小姓を務めていた。

   主君寛貴の推挙により、黒葛貴昌(たかまさ)の随員となって天山へ向かう。


  石動博嗣(ひろつぐ)

    46歳。石動家当主。元博の父。居城は三州狩集(かりづめ)城。

  石動世津(せつ)

    45歳。元博の母。

  石動孝博(たかひろ)

    18歳。元博の兄。郡楽で黒葛禎俊の右筆を務める。

  石動博武(ひろたけ)

    16歳。元博の兄。七草で黒葛貴昭に仕える。


  小阪部(こさかべ)孫六(まごろく)

    元博の従者。


  黒葛禎貴(さだたか)

    35歳。三貫納黒葛家当主の孫で、黒葛三兄弟のまたいとこ。

    黒葛寛貴の推挙により、黒葛貴昌の天山行随員を率いることとなる。

  朴木(ふのき)直祐(なおすけ)

    貴昌の傅役(もりやく)で、天山行随員。

  由解(ゆげ)宣親(のりちか)

    20歳。由解分家次男。黒葛貴昌の天山行随員。

  玉県(たまかね)吉綱(よしつな)

    26歳。玉県家次男。黒葛貴昌の天山行随員。

  真栄城(まえしろ)忠資(ただすけ)

    23歳。真栄城分家三男。黒葛貴昌の天山行随員。

  柳浦(なぎうら)重晴(しげはる)

    22歳。柳浦家五男。黒葛貴昌の天山行随員。


  五葉(ごよう)

    伝道の小祭宜(しょうさいぎ)。黒葛貴昌の天山行に同行し、旅の先達を務めた。

    元博に天門信教の〝原初の教え〟について語り、強い影響を与える。

  九重(ここのえ)

    大祭宜(だいさいぎ)。天山の祭堂で堂司(どうし)を務める。


  三廻部(みくるべ)勝元(かつもと)

    45歳。聳城国第17第大皇。三廻部家当主。

  三廻部真名(まな)

    24歳。勝元の妻。桔流(きりゅう)家より輿入れした。

  三廻部亜矢(あや)

    6歳。勝元と真名の長女。

    気が強く傲慢で、常に男子の装いをしており、

    〝天山の武者姫〟とあだ名される。

  三廻部沙弥(さや)

    2歳。勝元と真名の次女。


  月下部(かすかべ)知恒(ともつね)

    三廻部亜矢の護衛役。〈(しろ)〉。

  一来(いちらい)将明(まさあき)

    三廻部亜矢の傅役(もりやく)。〈(しろ)〉。


  桔流(きりゅう)和智(かずとも)

    46歳。桔流家当主で、(いわい)城の筆頭家老。〝天山の懐刀〟。

    人質として天山に来た黒葛貴昌の後見役を務める。

  桔流波津(はつ)

    42歳。和智の妻。

  桔流智克(ともかつ)

    14歳。和智と波津の三男。天山の桔流屋敷で暮らしている。

  桔流香那(かな)

    10歳。和智と波津の三女。天山の桔流屋敷で暮らしている。


  織恵(おりえ)國房(くにふさ)

    桔流家家老。

  椹木(さわらぎ)彰久(あきひさ)

    18歳。桔流家家中。黒葛貴昌らの世話役を任されている。



伊都(いと)

   10歳。家族を皆殺しにされた武家の娘。

   幼いころから父親に武芸を仕込まれ、嫡子として育てられた。


  長助(ちょうすけ)

    伊都が〝爺や〟と呼んで親しんでいた下男。

  政辰(まさたつ)

    下男。長助の甥。

  甚五郎(じんごろう)

    馬取り。伊都に馬の扱い方を教えた。

  すえ

    下女。

  (まち)

    下女。


  度会(わたらい)典政(のりまさ)

    伊都の義理の叔父。使番(つかいばん)として門叶(とかない)城代に仕える。

  度会都留(つる)

    典政の妻。伊都の父方の叔母。

  度会典照(のりてる)

    9歳。典政と都留の長男。

  多恵(たえ)

    18歳。典政の妾。門叶城下に家を与えられている。

  茂助(もすけ)

    典政の妾宅で、多恵の世話をしている老爺。


  志鷹(したか)朋房(ともふさ)

    27歳。志鷹家当主。天勝(ちよし)国国主。伊都の父親の主君。

  頼英(よりひで)

    21歳。朋房の弟。兄に対して謀反を起こし、志鷹家当主の座を奪い取った。


  高牟礼(たかむれ)顕祐(あきすけ)

    伊都の家の隣人。

    志鷹朋房の家来だが、頼英の悪事に(くみ)している。

  都志見(としみ)重実(しげざね)

    志鷹家支族で、門叶(とかない)城代。頼英の悪事に与している。


  平吉(へいきち)

    伊都が放浪の旅で出会った農夫。

  たよ

    平吉の妻。

  美代(みよ)

    伊都が放浪中に三反園(みたぞの)(ごう)で出会った百姓の娘。

  (いち)

    伊都が放浪の旅で出会った農婦。

  (まつ)

    市の母親。盲目だが、糸紡ぎの名手。


  冬木(ふゆぎ)

    放浪の途中で出会った野術師の老婆。

  甚八(じんぱち)

    大型船の船主で船頭。

  誠史郎(せいしろう)

    甚八の船の事務方を務める知久。

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