67. 加純さん、今年も春の不調を乗り越える。
どうしても春は不調のようです。
でも、じっとしてもいられない……。
今回は2023/3~4月中旬頃のお話です!
まずは春らしく(本文中は3~4月のお話です!)桃づくし!
「桃の季節」
天界音楽様主催「#12カ月間の小品集2023」。3月の「桃」。
今年も恒例、春の不調がやって参りました!
あれ、1月も不調だって言っていなかった? はい、言っておりました。
トンデモ絶不調から、やっとこさ抜け出してきたんじゃないの? ええ、なんとか……。
で、また春になったら調子が悪いって……?? そうなんですよ。
仕方ないではありませんか、ポンコツなんですもの。修理をしながら、なんとか走行しているんですの!
でも春の不調も悪いことばかりではありませんよ。このお絵描きエッセイを始めたのも、春の不調の真っ盛りでしたもの。
メンタルのリハビリと、SNSに投稿したいという野望を掛けて、休眠状態のお絵描きを再開したのですから。その副産物が、このエッセイだったと言うことですね。
大人の事情でメインタイトルは変更になってしまいましたが、愛着のあるタイトルはサブで残したし、エッセイの方は続いているので人間万事塞翁が馬なのでしょうね。
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「女騎士」
旧ツイッターの企画で描いたイラスト。
お題をいただいて描くというものなのでしたが、平日の昼間にコソッと流したからなのか、単にわたしも描く絵も人気はない(……たぶんこっちだろうな~)からなのか、来たお題はふたつ。
ショートヘアと騎士属性。
お題が少ないということは縛りが少ないということで、その分自由に描かせていただきました。ショートヘアの女騎士さん。甲冑姿がいいかしら……なんて描いているうちに、なんとなくジャンヌ・ダルクみたくなっちゃった。
女騎士さんは水彩画風タッチですが、前回紹介した「侯爵様」や「精霊王様」と同じくデジタル彩色で仕上げています。
この頃、めっちゃ凝っていたのですよ。水彩画風タッチ!
アナログで水彩画は、水の調節や筆使いが難しいの。あっ、と思ったときには失敗していることが多くって。
ですが、デジタルなら気軽に出来ることを知りました。やらない手はないではありませんか。
ただ、先の2作品は線画もデジタルで描きましたが、女騎士さんは線画はアナログ描き。線画をPCに取り込んで、彩色だけデジタルで行ないました。
普段は表情から仕上げるのですが、この絵に限ってなぜかコスチュームから塗り始め、最後の最後まで目が入らずで、描いている最中はちょっと異様でした。
だって女騎士さん、こちらを見ているのに、その目は白目なんですよ~。ちょっと、スリラー。
最後の色調整まで目に光が点らずで心配だったけど、緊張感とどこか不思議な雰囲気漂う絵になりました。全てデジタル制作ではないということもあるのか、アナログっぽい雰囲気も漂っているような。
この作品、水彩画っぽい塗りで、加純さんも結構気に入っていたりするのです。
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長岡更紗様からIFAをいただきました。
「長岡様からの頂き物 IFA」
これがまた素敵なイラストで、わたしトムソンガゼルにしていただきました。どこまでも軽やかに走って行けそう。
ジャンプも高くまで飛べそうで、なんだかうきうき楽しくなりますね。お顔も美人さんに描いてくださって、ありがとうございました。
不調なんて軽く飛越えていけ~、と云うことなのでしょうね。はい、がんばるよ!
2月に開催された「だ~れだ! 企画」。
そのクイズ正解特典のイラストをいただきました。
アホリアSS様より、動くテスをいただいております。
誰を動かしていただこうかと散々迷ったのですが、やはりウチのセンターをお願いしてしまいました。
ご覧ください、楽しそ~にやっております。
カードの数字が変わるのは、マジックなのか? それともテスの超常能力の仕業なのか?
「ほらほら、数字が変わるんだよ~」と、自慢気にやっているところがいかにもテスらしい。自分のキャラが動くところを観るのって、楽しいですね~。しばらくじーっと見入っていましたわ。(←現在も、です)
アホリア様にはアンビグラムもいただいております。
不思議、そして楽しいですね。アンビグラムって。
アホリア様、誠にありがとうございました。
ここから「こんりゅー(混沌に潜む竜は永久を嗤う)」の頂き物イラストが続きます。
「遥様より頂き物 リューゼ」
遥彼方様よりの頂き物。リューゼ・リ・アビナ。躍動的で迫力のある構図、ポージングと表情。カッコいい! とはこういうことを言うのでしょう。
ずぶ濡れ泥だらけで彷徨っている人だとは思えません。(←それは言わない約束……)
ホントは落書きの企画だったのに、彼のせいで遥様がっつり描く羽目になってしまったそうな。お手数をかけ、大変申し訳ありませんでした。
遥様、とっても素敵なリューゼをありがとうございました。こんなアクションシーンも作りたいので、また危ない妖魔を彼の元に送り込んでやろうと思います。こう、ご期待!
「ちはや師匠からの頂き物 セオリエ」
ちはやれいめい様よりの頂き物。「混沌の淵に潜む竜は永久を嗤う」のセオリエミニキャラ
前回紹介した「気になる木」企画の参加特典で、ちはや師匠からミニキャラをいただきました。以前リューゼをいただいているので、今回は彼の乳兄弟で従騎士のセオリエをお願いしたのです。
師匠、ありがとうございます。これで主従が揃いました。
「堺むてっぽう様よりの頂き物 リューゼ」
堺むてっぽう様よりの頂き物。こちらはリューゼ。
わがまま言って、イケメン描いていただきました。加純さんは、堺様の描くイケメンは絶対イケメンだと思っております。そこでリューゼとマオの二択で、今回は公子様に。
リアルが大変な中、本当にありがとうございました。
「深森様よりの頂き物 グノン」
深森様よりの頂き物、グノン。
ロロスの森に向かうリューゼとセオリエ主従の前に現われた、闇の眷属です。
ハッキリ言って、こやつにFAが来るとは思ってもいませんでした。
だって、かなりグロい姿形の妖魔だから。あのリューゼとセオをたじろがせたくて、かなり頑張ってグロテスクな容姿にして送り込んだのですもの。いいえ、姿形だけでなく、その生体もかなり……。
降りしきる雨と暗い闇。暗闇にぽっかりと開いた「闇の口」から姿を現わした異形の怪物。後方からは彼らの首を狙う追っ手が迫るという、緊迫感のあるシーンです。カラマツの大樹の陰に、難を逃れようとする主従の姿も!
細かいところまで丁寧に描写いただきまして、深森様、誠にありがとうございました。
不調だったせいもあって、この頃は小さな作品をたくさん描いていました。
お題は大概旧ツイッターで流れてきた企画から。ユニークな企画が流れてきて、面白いのですよ。
例えば、
「ヤギの獣人」
獣人を描きましょうという企画で、くじを引いてランダムに出てきたお題を描くものだったのですが、この時わたしが引き当てたのは「ヤギの獣人を描く」だったのです。
これはオールアナログ。ペン入れして、スクリーントーンを貼っています。最近はトーンはデジタルで仕上げることの方が多いのですが、たまに手作業でやりたくなるのですね。
話を戻しますが、お題を観て、うっかり正統派の獣人を描いちゃいました。
でも主催者様は、ヤギ耳と大きな角を生やしたかわいい子を描いて欲しかったのではないかな~と、後から気付いた次第……。
加純さんと獣人――といえば、一昨年の「イラ交」でお世話になった腹田 貝様の「家畜の意思」を連想する方もおいでかと思いますが、当人もそう思った。
で、つい耳にタグを付けてしまいました。作品内の「家畜隊」は耳にタグを付けているのです。
そしてツイッター(当時)で腹田様にFAテロとして送り付ける悪行三昧。(←よい子はマネをしてはいけません!)
その後、この獣人には「ふすま」という名前が付きました。もちろん、命名は腹田様です。さあ、ふすまはどんなキャラになるのでしょうね。楽しみです。
「お茶とどうぞ!」
これも企画もので、「#推しにメイド服を着せる」だったかな?
この「#」のタグは人気があるようで、よく拝見します。あちらこちらで、定期的にメイドは描いているようなもするし。
今回は「推し」ということで、ウチのセンターを。幸い、この娘、メイド服が似合うのよ。
実はメイド服にも時代によって変遷がありまして、これまでも正統派ヴィクトリアンスタイルからじゃぱにーずすたいる(腰元)まで描いてきましたが、もう少し遡って18世紀西洋で流行したモブキャップスタイルで。胸元にフィシューをあしらうのも、当時の流行。
がんばったんだけど、ティーポットのパースが狂っているのが残念デシタ……。(←パース定規使え~!)
SNSはタイムリーということもあり、流れてきたツイート(当時)にすぐに応答するということが出来ます。
確か、このお題の元ネタも「あなたを〇〇にしてみたら?」とかいうジョーク満載の診断だったと思います。
「FA わんこ系男子(ゆいたん編)」
ゆいたんこと楠木結衣様をわんこ系男子にしたら……と云うことで、即興で描いたもの。診断結果が、あまりにもご本人様にぴったりだったので、ちょこっと描いてみたくなったのです。ほんわりとした可愛い小型愛玩犬をイメージしてみました。
そしてテロリストは、突然ツイッター(当時)で送り付ける!
こんな調子で、次の企画参加に向けて少しずつ調子を上げていこうと踏ん張る加純さんでした。一部の方々にはご迷惑を掛けたかと思いつつ、あまり反省はしていませんね。FAテロは、この後も続行中です。
また、かまってくださいね。お願いします。
最後に、4月のアイコン用に描いた絵を。
「桜越しの空」
以下、次回に続く!
ご来訪ありがとうございます。
ようやく4月まで来ました。次回は5月頃のお話……の予定です。
お楽しみに!




