50 クマとシナリオ情報
累計100万PV突破してました。ありがとうございます。
まぁ、短いお話で話数だけはたくさんありますから、PV数は多めになるでしょう。
ずっとこんなまったりした小説ですが、ジャンル別で1位になってたこともあるんですよ。びっくりだよね。
もうずいぶん前の話ですけど。もうきっと返り咲くことはないでしょうね。
「クマ子のつけてる水中マスクみたいなのって何?」
だから、クマ子ではないと……
「特殊クエストでもらえたの」
「ふーん、そうなんだ」
と言ってるピーターさんの顔にはなんか見慣れないメガネが。
「ピーターさんのメガネはどうしたの? 課金アイテムかなにか?」
「これか? シナリオの第一章クリアでおしゃれアイテム1個選択でもらえるんや」
周りを見回すと、リボンをつけているネコや、付け髭をしてるイヌなどいろいろなおしゃれアイテムっぽいのをつけたモフモフたちがチラホラ。
なにそれ、わたしも欲しい!
「シナリオなんてのがあったんだ」
「そりゃまぁこういうMMORPGにはシナリオもつきものだろ。
まぁこのゲームは別にシアリオクリアしなくても、特に何もゲーム進行上の不利益はないって明言されてるから、やってないやつも多いだろうな」
ふーん、そういうものなんだ。
でも、おしゃれアイテムもらえないのは不利益だと思うんですよ。
「シナリオって難しい?」
「いや、時間はかかるけど、そんな難易度はないはず」
「時間ってどれくらいかかるの?」
「んー、攻略見て戦闘の多い最短ルートを突っ走れば3時間くらいでいけるって書いてあったかな?
最短ルートは相当難しいってWikiには書いてある」
「戦闘あるんだ……」
戦闘があるならムリそうだなぁ。
「いや、戦闘避けた迂回ルートがたくさんあるはず。
っていうか分岐が多すぎて攻略サイトでも全部は網羅出来てないと思うから、戦闘のないルートは山程あるはずだぞ」
「ふーん、そうなんだ。
シナリオってどうやって始めるの?」
「まだ、冒険者ギルド行ったことがないんか?」
冒険者ギルド……そういえばそんなのがあるって、開始前の情報で読んだことがあるような記憶。
「ないの……」
「戦闘職はたいてい、冒険者ギルドでクエストもらってって感じなんだけどな。生産職はあまり用がないか」
「うん」
「北門の近くの茶色い建物が冒険者ギルドだ。そこに入れば、青い!マークがいるからすぐにわかると思う」
ピーターさんは、北門の方の建物を指差して教えてくれた。
「ありがとう。行ってみるね」
「余計なお世話かもしれんけど、シナリオは攻略サイト見ないで自分の判断で進んだ方が面白いと思うぞ。
効率優先なら別だけど、シナリオもそこそこ楽しめると思うから」
「ありがとう。そうするね」
そうか、Wikiに頼ってばかりじゃ、ゲームを楽しめないかもね。
よーし、ここは忠告を守って攻略情報なしで、シナリオ進めてみましょうか。
と、思ったけど、もう結構遅い時間だなぁ。
シナリオは明日からにして、今日はこのあたりで落ちることにしますか。
ミュウ:今日はこのあたりで落ちますね。おやすみー
ピーター:ごちそうさま。おやすみー
ミケ太:おやすみー。おにぎり届いてたで。




