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救出

「まったくあの国は‥‥‥」

 まずは公爵邸に向かう。

 公爵邸入り口は閉鎖されていた。

 判決が降るまでは保留というところだろうか?


 まぁ、俺にはもう関係ない。上空から庭に着陸。ドアをノックすると出てきたのはミランダだった。

「はい‥‥‥、!! アウルムじゃないの!? 久しぶり、急に辞めたって‥‥‥」

「俺の事はいい、ブラス様とヒルダ様を助けに来た。どこにいるんだ? 侯爵邸か?」


「‥‥‥二人とも王城よ。おそらくは地下の牢獄でしょうね」

「ここにいるのは‥‥‥?」


「ここには私とハンニバルさんだけよ。他はみんな辞めて国外に逃げたわ」

「よう、アウルムじゃないか」


 包帯だらけのハンニバルさんが奥から現れた。

「ハンニバルさん、その怪我は‥‥‥?」

「ブラス様を守ろうとしてな、多勢に無勢でこのザマさ‥‥‥」


「‥‥‥ブラス様を救出します。協力してくれませんか?」

「わかった。どうすれば良い?」


「二人とも一緒に来てください。みんなでまとまって避難しましょう」

「わかったわ。こんな事もあろうかと必要なものをまとめてあるわ」

「じゃあストレージに入れておこう」




「よし、じゃあ行くぞ」


ーーーーーーーーーーーー


 王城の二階のテラスから入っていく。

 衛兵はいたが、装備しているのが金属鎧だから吹き飛ばして気絶させる。気づかれてはいないだろう。


「こっちだ!」

 ハンニバルさんは元王宮勤め、腕を買われてブラス様の護衛隊に引き抜かれたそうだ。王城の中は把握しているから迷わずに済むな。


 一階に降りる。地下牢の階段はまた別にあるらしい。廊下を走る。


「侵入者だ!!」


 見つかってしまったようだ。鉄球を飛ばす。

「ちっ!? 見つかったか‥‥‥」

「私とハンニバルさんで食い止め‥‥‥」


 頭にジャストヒット。気を失った衛兵の手を後ろ手に針金で縛る。


「なに? 今の‥‥‥?」

「他言無用で頼むぞ‥‥‥」

「‥‥‥‥‥‥」


 地下に降りようとすると牢番の兵二人が上がってきた。鉄の具足を持ち上げてひっくり返してやると、まるでコントのように見事な階段落ちを見せてくれた。まぁ、鍛えてるだろうしこの程度では死なないだろう。


「おい! 誰か知らないが助けてくれ!!」

「俺たち無実なんだ、信じて助けて!」

 もう、面倒なので全部開けてやった。

 囚われていた者達は喜んで走って出て行った。


 公爵夫妻は一番奥にいた。

 ハンニバルさんとミランダが駆け寄る。


「ブラス様! お迎えに上がりました!」

「ヒルダ様、ご無事でしょうか?」


「お前たち!! と、アウルム!? 何故ここに!?」

「おぉ、アウルム! 何が起きているのです?」


「説明は後で‥‥‥、とりあえず逃げましょう」

 公爵夫妻の牢の鉄格子を引っぺがしてやる。

 他の鉄格子もかき集め、ストレージの中の鉄も出して一つの鉄球にする。


 階段を登るときに気絶してたはずの兵がヒルダ様の足を掴んだ。

「キャアー!!」

 

「この無礼者がっ!!」

 ミランダが思い切り兵の顔面をサッカーボールキックした。うわぁ、痛そう。



 一階廊下、鉄球を横倒しにした円柱状に変える。直径は天井の高さ、円柱の高さは廊下の幅。

つまり、ほぼ隙間無しの鉄の塊を転がす。


「な‥‥‥なんだ、あれは!!? とりあえず引き返せ!」

「急げ! 轢かれるぞ!」


 先行させて俺たちは後ろを歩き、中庭まで到達。先程の円柱の一部を鉄板にして廊下に隙間なく貼り付ける。


 残りは中庭に持ってきて四人乗りの舟に作り変える。

「さぁ、急いで乗って下さい」


「う‥‥‥浮いてる?」

 ブラス様、ヒルダ様、ミランダ、ハンニバルさんと乗り込んだ。

 よし、行くか。


「「わわっ!!」 浮いてる!? 飛んでる!?」


 

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