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不謹慎ですね?

「あ、あの。おかしくないですか?」


「・・・・・・・・・」


「ギャド様?・・・どうしました?」


ハッ!しまった!あまりの可愛らしさに一瞬魂が抜けてたぜ!!お、お、お前本当に可愛いな!


「お、おう。似合ってる。サイズが合って良かった」


セラが一般人の服を着ている所なんて見た事がなかったから想像出来なかったけどよ・・・なんなんだソレ。

お前は何処の美少女だ!これは、逆に心配だ!!


「本当に?初めて着るので良く分からないですが。とても動きやすいですね。平民に見えます?」


「うーん。品の良さは隠せねぇからなぁ。あと、言葉遣いとかもなぁ。その、様付けどうにかなんねぇのか?」


「え?」


「俺の事呼び捨てにしてみろよ」


待てよ?

なんだかソレはソレでいいなぁ。

何がいいって、セラが俺だけを呼び捨てにする辺りが・・・って待て待て俺はこんな時に不謹慎すぎるだろ。


ちょっとセラでも見て落ち着こう。


「・・・・・・・・・ド」


うーん。


「・・・・・・・・・・ギャド」


あ。駄目だこりゃ。ダイレクトに俺のツボ突かれたわ。


「きゃ!え?ギャド様?」


「違うだろ?ほら、もう一回」


「え?あ、ギャ・・・ギャド?・・・あ、ちょっ!」


あーあー!!俺の心の停止板を誰が返してくれ!

無理だ我慢できねぇ。服着たばっかだけどもう脱がしたい!!


「ブギュ!!!」


「「・・・・・・」」


あ、お前まだ居たんだっけか?

良かった。危なかった俺。


「悪かったな?結局朝まで付き合わせて。もう帰るんだろ?ティファによろしくな?」


「プキュ!」


「ゴルド。来てくれて本当にありがとうございました。お元気で」


「・・・プキュ」


お前その姿だと本当に子竜のそのものなんだけどなぁ?

中身エロ紳士というギャップにより素直にセラに撫でられているお前を俺は受け入れられない。だから睨まざる得ないのは仕方ない。気にすんな。


「気を付けて帰れよ?変な人間に捕まったりすんな?」


「ゴルド。コレを。少しですが」


「プキュ!!」


ん?なんだそれ。花の形をした・・結晶?


「じゃあな?お互い無事だったらまた会おうぜ!」


「お元気で」


「プキュ!」


さて、シェスタンブルグまで結構距離があるな、何処かで荷馬車でも手に入れないとな。セラの体力だと歩いて行くのは難しい。俺が担いで行ってもいいが、それだと目立つからなぁ。


「そういや、さっきから普通に歩いてるけど、前より早く歩いてんな?もしかして体力ついたか?」


「はい。実はあのピクニックをきっかけに毎日朝歩くのが日課になりました。ギャド様と行動を共にするなら、あのままでは無理だと思いましたので」


・・・・セラ結構努力家だよな。

俺の為に陰でそんな事してたのか。


「それにこの服も靴もとても動き易くて楽です。普段着のドレスでも結構重くて・・・羽が付いたみたいに体が軽いですね」


いや、お前はもう天使の羽根が付いているくらい可愛い。

ついていても、俺は驚かねぇぞ?ハッ!!いけねぇ。また変な方向に思考が飛んでたな、俺。


「そういや、さっきのは何だったんだ?ゴルドに何かやってたよな?」


「ああ。アレはオヤツです。私の魔力を結晶化したものを渡しました。アレでもう一度ぐらいは人の姿になれると思います」


え?魔力を結晶化するなんて聞いた事ねぇぞ?そんな事できるんだな?


「実は学院生時代この手の方面に詳しい友人がおりまして、興味が湧きやり方を教わったら、どうも私の力の系統に合っていたらしく。ティファ様は食べ物を作りながらその物に魔力を付与させますが、私は体内にある魔力を直接取り出すタイプなんです」


「へぇ?そりゃ面白いな?もしかしてその力を他の奴に渡せば使えるのか?」


「恐らくは。ただ、それは使用する側の技術が必要になるかと。ティファ様の力は食べた者誰でも恩恵がもたらされますが、私の結晶は魔力そのものですから」


「戦った事がない奴が剣を持っても扱えないのと同じって事だな?成る程、ソレでオヤツか」


「はい!ゴルドの主食は魔力ですから」


あ。だからか?ゴルドやけにセラの所に行きたがると思ってたが、前からちょこちょこソレを与えてたのか?


「もしかして、ゴルドがセラにやけに親切なのはそれもあるのか?」


「ふふ。恐らく。竜は本来人には干渉して来ないものです。でも、自分の身を守る者は別でしょう?ゴルドは無意識かもしれませんが、誓約者ではない私を助けてくれるのは今までのその積み重ねがあるからだと思います」


それは逆に安心した。

単純にセラを死なせたくなくて助けてくれてるなら変に警戒しなくていい。お前はどこまで有能なんだ。


「あの。それで、私ザッとですが追っ手を避けながら進むルートを何通りか考えたんですけれど、余計な事でしょうか?」


うん?何だって?お前そんなもん考えてくれてたのか?

そういえば・・昨日食い入るように地図見てたな?


「・・・・・・・と、いうのが私の考えです。私は三番目のルートが良いのではないかと考えていますが、ギャド様はどう思われますか?」


「・・・・・・俺も、三番目が今のところ一番追っ手の目を欺きやすいと思うぜ。いいんじゃねぇか?」


「そうですか?でも、ギャド様の考えが・・・・」


「いや、流石だな。お前、ハイト並みに頭いいわ」


すまん!俺逃走ルートとか真面目に考えてなかったわ!!

そして、お前なんだその隙のない計画は!!本当に軍の指揮官とかに向いてんじゃねぇの!!俺無能!本当に無能!


「良かったです。素人が何言ってるんだと叱られるかと思いました。でも、無理に私に合わせないで下さいね?」


「何言ってんだ。そんな訳ねぇだろ?ありがとなセラ!」


正直、着替えたセラが可愛すぎてこの先の事なんてまともに考えねぇどころか、ちょっと如何わしい妄想を繰り広げてましたなんて絶対言えない雰囲気だ!


無計画で、本当にすみませんでした!!(吐血)

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