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育ての親より生みの親だ、そうです

「はーい皆さん。ご飯出来ましたよ」


あの後結局嫌々ながら二人の分のご飯を作りつつ、私がやらかしたベロニカの後処理を二人が請け負ってくれるという事で渋々二人がここに来る事を了承しました。


ギャドさんもハイトさんも無理しなくていいと言ってくれましたが、私の不始末ですから。大丈夫です!


「おはよ!ティファ!お?今日はピザ?」


「はい!具沢山なピザにしました!あとサラダとスープはご自由にお持ち下さい!ドレッシング三種類とトマトパスタ作ってあります」


「夏ってトマト料理多くなるけどティファ工夫して作ってくれるから全然飽きねぇよなぁ」


「あ、お茶を運んで・・・」


「私が持っていく」


しんっ。


お父さん達がこの街に来て2日経ちました。

皆さんに素朴な疑問、投げかけてもいいでしょうか?


「そうですか?ありがとうございます」


「構わない」


この人達は何故、毎朝朝食時に現れるのでしょう?

前はあんなに不味そうに、私の作るご飯食べてましたよね?別に御飯時に現れなくても・・・あ!食事代節約したいんですね?大方お父さんの提案でしょう?あの人ケチですからね!!と、いうか主夫です!!


「あーーー疲れたわぁ。ティファお茶頂戴!」


「お疲れ様です。ベロニカの薬、出来そうですか?」


「ええ。とりあえず完成したけど、もう少し性能を上げたいわ。家に行けば採れたての薬草があるのに、ここ全くないんだもの」


でも、この人達のお陰でベロニカの調子がとても良くなりました。顔は合わせたくないですが、ベロニカが少しでも良くなるのなら努力は惜しみません!早く元気になって下さいベロニカ!!(切実)


「おはようティファ。今日も良い匂い」


「あ!ハイトさん!!」


あ。良かった。今日も顔を出してくれました。

お父さん達が来てから最近は毎日私の所に来てくれます。

多分私の為ですよね?申し訳なく・・・でも、嬉しいです。なんかあちらから睨まれている気配を感じますが無視です!無視!!


「すみません。今日はお肉少なめなんです」


「え?なんで謝るの?僕ピザ大好き」


ボボボボボ!!


ハ、ハイトさん・・・・・。

そんな笑顔で言われると、とても照れるんですが。

やっぱりお肉増やせば良かったです。失敗です。トホホ。


ガタンッ!つかつかつか。


「ご馳走になった。ベロニカ、部屋で待っている。あとで来なさい」


「はい。お願いします」


な、何ですかアレ。感じ悪っ!!べーーーーだ!


「あ、おはようございますテゼールさん。ベロニカおはよう。今日も顔色が良さそうで良かった」


「え?ええ。フィクス?ちゃんと眠れた?」


「?寝てる。なんでだ?」


「お陰様で凄く調子が良いわ。だから、心配しないで」


「・・・・・・ああ」


本当に、ベロニカ顔色が良くなってます。・・・お母さんとても腕がいい薬師ですから。ちゃんと、感謝はしてますよ?でも!関わりたくないです!


「あーヤダヤダ!!あっちもこっちもイチャイチャ、イチャイチャあっつ苦しい!」


「は?何言ってんのラット。私をあのバカップルと一緒にしないでくれる?そもそもなんで私とフィクスが」


ん?バカップルってなんです?私は関係ないですよね?その話。


「あれ?ラット久しぶりだね?ササラ様から解放されたの?」


「あーまぁな?あとコレ。デズロから手紙来てたぜ?ティファ宛だってよ?」


「え!!」


やっと連絡が来ました!!デズロさん・・・お父さん。

エルハド様もお元気でしょうか?早く帰って来て欲しいです!今すぐに!!(懇願)


「手紙が来たって事は無事にカスバールにいるって事ですよね?読んでいいですか?」


「うん。僕も見る」


「どれどれ?」



僕の愛しい娘ティファへ


ティファー!元気してる?僕は元気過ぎて魔物の屍をうず高く積み上げてる所だよ?


そうそう!ティファの妹とも無事、会うことが出来たよ?

いやぁーメリルってとても面白い子だね?


余りテゼールに似てない所もいいよね?完全にマリオーネの血を継いでるよ?仕事モード半端ないもん。正直僕もドン引きだよ?ナイス引きこもり!


話を聞いたらさぁ?テゼール達どうもティファを探しにサウジスカルに旅立ってたみたいなんだよね?


もしかしたら、その内そっちに行くかも知れないから足止めしといてくれるかな?


僕とエルハドはこちらでバカンスを満喫してから帰るから!あ、あとメリル、今カスバールの宮廷で皆んなに必死で引き止められながら働いてるから、そっちに連れて行くのは無理そうなんだぁ。だから、帰ったらベロニカをこちらに連れて来ようと思うんだ。ベロニカに支度しておくように伝えてくれる?


あと、テゼールにも。「お前ティファを泣かせたらメリルも泣かすからな唐変木。ペッ」って伝えといてー!!


ティファー!愛してるよー!!


ピキリッ。


背後に感じる怒気は無視するとして・・・・。


あの。正直に言っていいですか?

私、改めてデズロさんが大好きになりました!


離れて分かる親の有り難みでしょうか?

もう、今。凄く会いたいです!!

早く帰って来て下さい!お願いします!!

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