子供と腹黒の犠牲となる者
量こそコップの底に貯まった程度というほんの僅かしか飲んでいないが、三十分という長い時間をかけてクロスの血を味わったローザは誰が見てもわかる満足しきった顔をしていた。
てかてかと顔を輝かせ、ドヤ顔で。
満足という言葉以外では言い表せないだろう。
「うん、悪くないわ。私本当に吸血鬼だったのねぇ」
ローザは吸血鬼としての生命活動を行ったからか、ようやく実感が持てると同時に今まで失っていた活力を取り戻した様な気がしてそう言葉にした。
「普通の食事だけでは飢えますからね」
「そうね。死なないだけで飢えも苦しみもあるもんね。んで、これで私どうなるの? もしかして血を吸ったから今すぐ大人になっちゃう様な感じ?」
わくわくとしながらのその言葉に、エリーはそっと目を逸らした。
「……え? あれ? 私が育ってないのって栄養不足なんだからこれで良いんじゃ」
「栄養不足だった過去はそのままですので。いえ、そもそもリハビリ程度の吸血ですし……はい、成長はしますよ。ただ……」
「ただ?」
「元々成長が遅い種族な上に長期の栄養不足でしたから……それはもう……おそらくゆっくりかと……」
「……ああうん。まあ良いわ。時間に置き去りにされないからもうそれで良いや」
肩透かしに遭った様な表情で溜息を吐き、ローザはそう呟いた。
「そんでさ、私はこれからどうしたら良いの? 流石にこれで私残してクロスとエリーははいさよならって訳じゃないよね?」
ローザの言葉を聞き、エリーはクロスの判断を仰ぐ為クロスに目を向けた。
「……ん? 一体どういう事だ?」
「吸血鬼とわかった今この村で放置されたら困るから私達に援助を頼んでいるのかと」
「ふむふむ……。エリー。どうすれば良いかな?」
「私にお任せいただけますか?」
「もちろん。出来るだけ手伝うからローザさんに良い様にしてくれ」
その言葉にエリーは微笑み、ローザの方を見つめた。
「とりあえず、ローザさんはどうしたいですか? 不可能という言葉を忘れただ希望をおっしゃって下さい」
「……ちょっと漠然としすぎて良くわからないわ」
「これからもこの村で生活をしたいです?」
「別に。生まれた場所で一緒にいた人達だから嫌いじゃないけど別に親しくはないのよね。私と親しい人って皆墓から戻ってこなかったし。そうね、同じ種族位の気持ちかしら。この村に対しての愛着って」
「そうですか。では、贅沢な生活など興味ないでしょうか?」
その言葉に、ローザはぴくりと耳を動かし頬を緩めた。
「ほうほうほう……。具体的には?」
「綺麗な服に宝石、食べきれない程の見た事もないご馳走、ふかふかのベッドにメイドまで付いた個室」
にやけた面のまま、同時に獣の様に目をローザは輝かせた。
「それで、条件は?」
タダと言う訳ではない事位、ローザにだってわかっている。
いや、より正しく言えば『エリーはローザに何か頼みがある』と言う事をローザは察していた。
その言葉に、今度はエリーがニヤリと笑った。
「回転が早くて結構。好ましい事です。では、ウィンウィンの関係にする為に、ちょっとお話をしましょうか」
そう言って笑いあうエリーとローザの顔はどこか邪悪で、クロスは今後の事が少々以上に心配になってきた。
成長しないのは何も体だけと言う事ではない。
ローザの心もまた体と同様に数百年、ずっと子供のままだった。
純粋でわがまま、正直で利己的。
良くも悪くもローザというのは子供特有の精神構造を保持していた。
だけど、子供らしくて無垢で無知かと言われれば……別にそんな事はない。
数百年という時には辛い事が多かった。
村を襲撃された経験もあるし、親しい魔物が墓から出て来なかった事もある。
最悪の場合ローザだけを残して村が全滅した事もあった。
たった独りで町民全員の墓標を用意して、戻ってくる様祈る。
それは本当に苦しくて、怖くて、寂しかった。
そんな経験があるからこそ、ローザは駄々っ子のままでいる事は出来なかった。
だからこそ、子供らしい欲望に忠実な精神のままローザは知識や知恵といった確かな処世術を身に付けていた。
クロスの前では自然体でいるエリーだが、その本質はむしろ別にある。
彼女の精霊という種族の才能ではなく、彼女が生きて来た生涯での経験での能力、それは謀だからだ。
アウラというとんでもない存在がトップに立ち、元老機関なんて伏魔殿さながらの組織が蔓延るという謀略特化の国政となっている為あまりに比べる対象が悪すぎるのだが……それでもエリーにはそういった組織的政治能力を高く兼ね備えられていた。
要するに、両者の持つ力の本質は割と似通っているのだ。
わかりやすい力ではなく、企みによって目的を達成する事を得意とするという意味で。
と言っても、両名共目的自体は非常に可愛らしい。
ローザは美味しいご飯とふかふかベッド、そんな村暮らしでは絶対に出来ない贅沢。
エリーはクロスに任された事を全うし、それ以上の成果を上げて見直させ、自分が頼りになるとアピールする事。
そんな、確かにとても可愛らしい目的なのだが、その代わり……彼女達は手段を一切選ばなかった。
基本的に、魔王アウラフィールの朝は早く、夜は遅い。
アウラは歴代の大半の魔王とは異なり、圧倒的な肉体でもなければ卓越した魔術も持っていない。
とは言え、アウラが弱いという訳では決してない。
戦闘力は魔物でも上位であり、魔法に至っては十本指に入る。
だが、それでも魔王と呼ばれる存在として見れば格が落ちると言っても過言ではない。
歴代の大半が力を誇示して魔王になったのと違い、アウラは政治の力によって魔王となった。
その政治と呼ばれるものの力の恐ろしさと強さを理解している者はこの国にはほとんどいない為、アウラは歴代魔王の中では相当格落ちの部類だとすら思われていた。
最もアウラの能力を信じ理解し、恐れているのが潜在的政敵であるクルスト元老機関なのだから色々と状況をこじらせつつあった。
アウラの政治能力や謀の基本は、出来ない事を今ある力で簡単にこなす為にどうするかを考える事にある。
例えば、十体の魔物でも勝てない強力な魔物がおり、その魔物に十体の魔物で対峙しなければならないとする。
普通にやれば間違いなく負ける。
ならばやり方を変えてみよう。
十体一度にではなく、数体犠牲にするつもりで全員がバラバラに動いて削れば、いつかは殺しきれるのではないだろうか。
それも出来ないのなら、その魔物の大切な物達を十体全員で、バラバラに違う者を狙ってみようか。
上手く行けば大切な物を奪い、壊し、弱体化出来るかもしれない。
それは戦略や指揮能力などとはまた異なる数の力。
勝てない戦力で勝てる手を模索し実行する。
同時に被害を最小限まで抑えてリターンを増やす。
それがアウラの魔王としての基本的な考え方だった。
ただし、アウラがそんな風に自由に動く為には必要不可欠なものが存在した。
これがなければアウラは何一つ仕事をする事が出来ず、むしろあっさりと殺され魔王の座を奪われるだろう。
それは知名度である。
クルスト元老機関の様な政敵や、政治能力に長けた内政官達、またアウラと商売の交渉をした者達はアウラの恐ろしさとえげつなさを良く理解している。
だが、一般にはアウラという魔王の特色はあまり知られておらず、外見通り大人しく穏やかな魔王なんだと思っている魔物すらいる位だった。
それ自体は決して悪い事ではない。
一部からのマイナスイメージが強すぎる為穏やか等のプラスイメージは中和してくれる為むしろありがたい位だった。
だが、それだけだと悲しい事に、存在そのものを忘れられてしまう。
悪評を受ける事以上に、知名度が下がる事だけは避けなければならない。
影響力を落としてしまえば、アウラの策略はほとんど意味をなさなかった。
だからこそ、アウラは歴代でも有数と言われる程の善政を敷いていた。
とにかく民に還元し、文化的生活を最優先にしつつ経済を大切にする。
更には建造物もどんどん心機一転しより便利な物を作り普及させていく。
どこも優先しないのではなく、全てを優先しているように見せる。
敵になると後悔する様、一切の容赦なく狩り取り優れた部分は吸収する。
誰にも嫌われない様な八方美人的な政策と、敵が消えるまで徹底的に行う謀略。
その二つが、今のアウラの魔王としての骨組みだった。
そしてその為には犠牲にしなければならないものがあった。
国民全員が幸せになれる様な、そんな皆が嬉しい政策なんて代物が存在する訳がない。
ある訳がないソレを創り出す為には、当然だが相当以上に無茶をしなければならない。
その結果が……アウラの今の生活だった。
魔王アウラフィールの朝は早く、夜は遅い。
徹夜もザラで政務室に入り浸りすぎてついに政務室に寝室すら作ってしまった。
それほどにアウラの日々は忙殺され時間が足りていなかった。
そんなアウラが今何をしているのかと言えば……何もしていなかった。
久方ぶりの完全なる休み。
いつもよりも頑張って何とか空けた大切な一日。
その休みの時間に、アウラは何もしないという事を楽しんでいた。
いつも時間に追われているからこそ、分かる事がある。
時間こそが至高の贅沢であるという事だ。
だからアウラはただ何もせず、紅茶だけを飲んで時間を無為に過ごしていた。
魔王の貴重な時間だからこそそうそう出来ない事、そんな贅沢な休みをアウラは心の底から堪能しきっていた。
「ふぅ……。今日はちょっと薄かったですかね。まあ、二杯目が濃くなっているでしょうし良いでしょう」
そう呟き、紅茶を傾ける。
つまめるお菓子もなければ何かを見ている訳でもないし、音楽を聴いている訳でもなければ誰かと話をしている訳でもない。
ただただ静かに紅茶を飲むだけ。
だからこそ、アウラにとってそれはどんな物よりも贅沢な事だった。
そんな時間に……こんこんとノックの音が響いた――。
アウラは苦笑いを浮かべ紅茶をテーブルに置き直した。
急な用事が入る。
忙しい事が基本なアウラには、残念ながら良くある事だった。
「どうぞ」
その言葉を聞いて現れたのは、珍しい事に自分のメイドや政務や来客を管理する者達ではなく、何故かメルクリウスだった。
綺麗な銀色の髪を靡かせながらメルクリウスはアウラに深く頭を下げた。
「お寛ぎ中のところ申し訳ありません」
「いえ。良いんです。貴女が来るというのは珍しいですね、何かありました?」
「はい。元ご主人が……いえここに居るという事は今もご主人になるのか? よくわかりませんがクロスが戻ってきました」
その言葉にアウラは少し驚き心配そうな顔を浮かべた。
「……早すぎますね。何かトラブルですか?」
「途中で込み入った事情があったそうです。私は聞いておりませんが……代わりにこれを」
メルクリウスはアウラにエリーから渡された資料を手渡した。
「これは?」
「中は見ておりませんので何とも。話を聞く限りでは冒険日誌的な物ではないかと」
「……ちょっと面白そうね」
「見ても問題なさそうでしたら後で私にも見せていただけないでしょうか?」
「ええ。それはもちろん」
そう言いながらアウラはペラペラと流し読みを始め――くすくすと笑っていたと思うと唐突に、ぴたっと、ページをめくる手を止めた。
「――は?」
そう言葉にし、今度は最初から、見間違いがない様丁寧に、穴が開く程真剣に読みだす。
そしてたっぷり時間をかけて数度繰り返し読んだ後、アウラはメルクリウスが見ている前にも関わらず、頭を抱えよくわからない叫び声をあげだした。
「……あの、閣下? もしかして機密的な物だったのですか?」
心配そうな言葉を尋ねるメルクリウスに、アウラはその資料を手渡した。
「読んで良いですよ……」
そう呟き、アウラは政務室の椅子に座りテーブルに突っ伏す様に頭を抱えた。
徒歩で移動している途中に事件に巻き込まれるなんて珍しい。
それもこのアウラのお膝元で非正規とは言え村を襲うなんて大規模なものは、本当に珍しい事だ。
そしてそれを解決するのもだけど、そのまま手助けの為に村に滞在するなんてのはクロスらしい。
あまりにらし過ぎて、そして素敵で、思わずアウラは微笑んだ位だ。
だからここまでは良かった。
問題は……その次の内容だった。
『村への支援活動中にピュアブラッドを発見。混雑種族同士の配合より先祖返りしたものと考えられる』
まったくもって意味がわからない。
わからないのだが、書かれている内容はそれだけでは済まない。
このピュアブラッドは自身の希望によりアウラ様に保護される事を望んでおります。
またその特異性により村であまり馴染めておらず、彼女自身孤独を覚えていますので出来る限り早く他のピュアブラッドに会わせる事を提案します。
最後に、我が主はもし報酬や功績が得られるのなら彼女の生まれ故郷を正規の村とし、皆が普通に暮らせる様になる事を望んでおられます。
そんな内容が、最後の方に賢者の騎士、エリーの名前で記述されていた。
これをエリーがアウラに送るというのは別の意味があり、言葉通りにこれを取る程アウラは耄碌していなかった。
『ピュアブラッド発見の功績、魔王様なら欲しいでしょ? 譲っても良いからクロスさんの言う事聞いて下さいねー?』
軽く訳すなら、エリーが書いている事はこういう事。
要するに、緩い脅迫である。
ピュアブラッド、吸血鬼の始祖。
その権力は非常に強いものであり、魔王であれどもおいそれと手を出せず、状況によっては吸血鬼という種その物を敵に回しかねない。
ただでさえ吸血鬼というのは気難しく他者を見下しやすい間柄でトラブルも多いのに様々な種族から人気があり、そして当然の様に戦闘力も高く応用しやすい能力を持っている。
現状アウラが最大限吸血鬼を尊重し努力を重ね、吸血鬼達と社交界等彼らに合わせた交流を図っていても、五分の関係というのが関の山。
その上で、過半数の吸血鬼は魔王国に所属しておらず独自のコミュニティを築いている。
だからこそ、吸血鬼の人気というのはアウラにとって喉から手が出る程欲しい物なのは間違いなかった。
話は変わるが、吸血鬼の始祖たるピュアブラッドは他の吸血鬼種以上に気難しい。
それはどうしてかと言えば、単純に長生きをしているからだ。
体ではなく心が先に摩耗するからこそ、付き合い方や心の在り方を重視する。
ピュアブラッドの誰かにちょっとした無礼を与えたり、うっかり不快感を与えてしまっただけで、そのまま吸血鬼と戦争になりかねない。
そして、今のアウラを可愛らしいただの町娘の様な目で見る様な、それほどに力を持ったピュアブラッドも現存していたりする。
だからこそ、ピュアブラッドを敵に回すというのはアウラにとって破滅を意味するだろう。
勝てないとは言わないが、最低でも国土の二、三割、国民の一割は消滅するだろう。
そんなピュアブラッドはその性格的特性と個体数の少なさにより、一つ彼ら共通の特徴を持っている。
ピュアブラッド達、彼らは皆……恐ろしい程に身内に甘いのだ。
誰かが犯罪を犯したなら全員が庇い、庇いきれないなら全員で罪を償う。
ピュアブラッドの一体でもアウラを支持すれば、全員がアウラの支持者になり、逆に彼らの一体がアウラの敵となればそのまま全員がアウラの敵と化す。
だからこそ、アウラと軽い友好を結んだピュアブラッドがいるだけで、現在ピュアブラッド並びに吸血鬼達は全員がアウラを魔王であるとは認めていた。
もし、もしの話だが、ピュアブラッドに新しい命が生まれていれば、それは間違いなくピュアブラッド達に想像出来ない程の衝撃が走るだろう。
ここ数百年でピュアブラッドの個体数は一体たりとも増えておらず、むしろ三体程減ってしまっている。
それに苦しみ、悲しみ、胃薬を常備している者すらいる位だ。
そんな中に、最新のピュアブラッドが見つかりました、保護しましたなんて言えばどうなるだろうか。
まず間違いなく、全員が孫を見るお爺ちゃんおばあちゃんの顔になり、その子にどんな手段を使ってでも会いに来るだろう。
それは絶対の未来であると、アウラは確信を持って断言出来た。
それと同時に、その身内を保護した誰かに恩義を感じるはずだ。
ピュアブラッド全員が心の底から。
それは間違いなく、アウラにとって大きなアドバンテージであり魔王としての盤石の一つとなる。
そこまでわかっていて、エリーはアウラにその功績を分けてやると言っていた。
代わりに一つの村を正規の村とし、適切な支援を受けさせるという条件を付けて。
ちなみに、この条件はアウラにとって叶えられる本当にギリギリの条件だった。
今ある仕事を後回しにしてこなせる量としても、魔王として特権を振りかざせるという意味でも。
エリーがそのギリギリを見極め、限界点での報酬を要求したのだとアウラは理解していた。
そこまで考えて、頭を抱えるアウラは選択肢なんてない事をようやく受け入れた。
これは情と言う意味でも友好関係と言う意味でも、国政という意味でも、内容全てを飲まない訳にはいかない。
というよりもピュアブラッドに恩が売れるなんて機会二度とないのだからむしろ本当にありがたい事である。
ただ、それでも受け入れるのに時間がかかった理由があって……要するに……アウラにとってソレをするという事は……。
「あぁ……。また、しばらく徹夜缶詰生活だぁ……」
そう、アウラは乾いた笑いを浮かべ呟いた。
ピュアブラッドへの連絡にそのローザというピュアブラッドの調査と今後の希望確認、同時に非正規の村を調査し正式な村にする為の各手続きの作成。
これだけでも最低二週間はかかり、その間他の業務は後回しになる。
業務の貯まり具合次第では一月徹夜すらあり得る位の激務。
またしばらくは贅沢な時間の使い方は出来そうになかった。
これは本当に大きなメリットであるのは確かで、アウラにも時間以外の損はない。
それでも、せっかくの休みが消えるだけでなく、しばらく休みが消滅したというのは化物じみた精神力を持つアウラであっても……少々以上に堪えるものがあった。
「お気持ち、察します」
「そう思うなら手伝ってくれても良いですよ?」
「閣下の命令なら従いますが……本当に、私に手伝わせるおつもりで?」
メルクリウスの言葉を聞き、アウラは考え直した。
村側の改善にしろ、ピュアブラッドへの連絡にしろ、連絡事にドラゴン種のトップクラスを差し向けるなんてのはあまりに下策過ぎる。
脅迫や侵略と取られても否定できない位だ。
「……撤回します。いつも通り城の事、そしてここに滞在している間のクロスさんの事をお願いします」
「はっ。ではその様に。失礼します」
そう言葉にし、メルクリウスは敬礼をしてからその場を後にした。
「るーるるーるー……」
独り、少しでも気分を上げようと歌でも歌ってみたのだが……むしろアウラの気分はより深くに落ち込んでいた。
ありがとうございました。




