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追放されなかった男~二度目の人生は土下座から始まりました~  作者: あらまき
新天地を生きる二度目の男

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花園への入場


 目的の場所、森林奥地にあるイディスの入り口に到着しガスターが帰ってから大体一時間位は経っただろう。

 それ位時間が経過していても、クロスは未だ嘔吐を繰り返しダウンしたまま。

 そんな辛そうなクロスを、エリーは介護し続けていた。

 背中をさすり、汚れを気にせず口元をハンカチで拭い、水を渡し……。

 これでもかと甲斐甲斐しく世話を焼く。


 汚い事ではあるが、エリーは全く嫌に感じていない。

 従者を名乗っているにもかかわらず常に料理を任せ続けた罪悪感に比べたら、そんなもの気にもならない。

 むしろ従者らしい事が久方ぶりに出来て満足感さえある位だ。


 流石にしんどそうな主を前に悦に浸る程自己中心的な性格はしていないが……。


「悪い……。うぷ……。どして……こんな……」

 そう呟き、また道外れに吐瀉物を吐き散らす。

 もう胃液しか出ないにもかかわらず止まる事はなく喉は腫れ若干の血が混じっている。

 それは、明らかに乗り物酔いとかそういう次元の物ではなかった。


「たぶんですけど……ガスターのデザイアに耐えられなかったからだと」

「耐えられなかった?」

「はい。ガスターの願望、願いそのものを直に浴びてしまって魂が耐えきれず悲鳴を上げたのかと。願望酔いとでも言いましょうか」

「そういう……ものなのか……」

「特に理解出来ない願いの時はそうなりますね」

「でも……他の時は……こんな事には……」

「その時はデザイアが正しく発動し作用していなかったからか直に受けていかなかったからかと思います。今回は早く走りたいという根本的な願望でしたのでダイレクトに……こう……」

「良くわからんが……そういうもんだって思って……うぷ……」

 クロスの背を、エリーはそっとさすり続けた。


「あの……大丈夫です?」

 そう、不安げな顔で女性の魔物が二体の傍によってきた。


 その顔は純粋な心配は三割程度で、残りは訝し気に思っている様に見える。

 格好はローブ姿で顔も隠している為わからないが、おそらく正門の侵入を防ぐ様門番的な役職をしているのだろう。


「エリー」

 クロスは短くそう呟き、エリーに手を向ける。

 エリーはクロスをジト目で見た後、ため息交じりにハンカチを手渡す。

 クロスはハンカチで口元を綺麗にし、水でゆすいだ後キリっとした決め顔で女性に話しかけた。


「心配させて悪かった。俺の名前はクロス。ここ叡智の泉守イディスに試練を受ける様言われたものだ」

「は、はぁ……。クロス様……クロス様!?」

 女性は目を丸くさせ、驚愕の表情を浮かべローブがズレ顔が露見する。

 そこで、クロスはその女性の顔を始めて見た。

 丸みを帯びた穏やかな顔立ちに牛の様な角。

 背が高くローブ姿でも隠し切れない豊満な胸。

 ミノタウロスかそれに準ずる種族であると予想出来た。

 胸は種族に関係なく、ただのクロスのイメージだが。


「どうしてそんな驚いているのか尋ねても?」

 決め顔ナンパモードのクロスと、それを呆れ顔で見続けるエリー。

 そんな二体に、牛の女性はぽつりと呟いた。

「いえ……その……いらっしゃる事は知っておりましたが……その……早すぎませんか? まだそちらに送り届けた使者すら帰ってきてないのですが……」

 ちなみに使者は王都からイディスに直で転移して戻ってくる手筈となっている。

 つまり、クロスは転移で戻ってくる相手よりも早く移動したという事だ。

 転移をせずに。


「君達に早く会いたくてね」

 そう、最高の決め顔を作って言葉にするクロス。

「あ、は、はぁ。少々お待ち下さい。すぐ入場の準備をしますので……」

 そう言葉にし、女性はその場をそそくさと去っていった。


「……エリー。手応えなかった感じだがどう思う?」

「どうして私に聞くんですか……」

「女性的な意見が欲しくて」

「……あざとすぎるかと」

「男性抵抗が少ないからそれ位した方が良いと思ったのだが……」

「……そういう時だけは頭が回るんですね」

「何かやけに辛辣だけど……」

「そりゃそうなりますよ。はぁ。たぶんですけど、あの方外との接点が多いんじゃないですか? 中で何年も過ごした純粋培養の女性の方々だったらさっきのでいけると思いますよ? オススメはしませんが」

「どうしてだ?」

「純粋な女性をひっかけたら絶対後で面倒な事になると思います。それはもうこじれまくる位に。ですので、同じナンパでももう少し軽い口調でいった方が良いかと」

 思った以上にマトモなアドバイスを受けたクロスは真剣な顔で頷き、その方針で行く事に決めた。


「……はぁ」

 エリーは苦笑いを浮かべながら、小さく溜息を吐いた。


 お互いがお互いの事を本当に、良くわかっている。

 エリーはクロスに対し愛はあるがそれは男女の愛ではない。

 故に、この様な事に嫉妬をしない。

 今回はただしんどそうにしていたのに女性が来て恰好付けた事に呆れただけ。

 自分が世話していたのに見栄を張りだしたクロスに若干の苛立ちを覚えただけ。


 そしてクロスの方も、エリーのそんな心境をそれを良くわかっている。

 わかった上でそう行動している。

 もし本当に嫉妬していればクロスは遠慮するし実際エリーに遠慮していた時もあった。

 それは無意味な遠慮だったが。


 だからこそ、お互いがこれでもかとわかりあっている状況を喜べば良いのか呆れれば良いのか、エリーには良くわからなかった。


「お待たせしました。準備が出来ましたのでどうぞ」

 先程の女性の声に従い、クロスとエリーは頷きその方に歩き出した。


「それでクロスさん。体調の方は本当にもう大丈夫です? 無理してません?」

「ああ。ありがとなエリー。助かったよ」

 その言葉を聞き、エリーはにっこりと本当に嬉しそうに微笑んだ。

「それなら良かったです」

 クロスは一瞬照れ、誤魔化す様にそっと顔を反らした。




 茨の紡がれた巨大な鉄格子の扉。

 その扉が開かれた中の世界は……整えられた自然。


 外の様な自由に繁殖した無作為な物ではなく、他者の手が入ったガーデニングの様な芸術とさえ感じる自然。

 ただしその範囲は見渡す限り全て、また自然も巨大な木々も含まれる為庭いじりと呼ぶ様な規模では決してない。


 一直線の広い道の両脇に綺麗な花々が咲き乱れ、大理石で整えられた道の奥には同じく大理石で出来た女性像を中心にする巨大な噴水が設置され景観を整えている。

 道からその周囲、建造物と至る場所が美を意識している場所。


 正しく、女性の為の宮。

 故にだろう、クロスは自分が酷く醜い物である様な気がした。


「凄いですね本当……」

 エリーですらぽーっとなる程、イディスという世界の在り方は美しかった。

「エリーもこういうのは好きなんだな……ってああそか。自然だからか」

 エリーは頷いた。

 精霊であるエリーは自然と調和された景色を好む。

 そういう意味で言えばこの場所はエリーにとって理想そのものであるとさえ言えた。


「……んー、もう少し身なり整えた方が良かったかなぁ……」

 そう呟き、髪の毛先をいじるクロス。

 そのクロスを見て、エリーはくすりと微笑んだ。

「大丈夫ですよ。そんな変な所はないですから。ま、この場所の中で浮くのは仕方がないと思いますが。そういう風に作られた場所、そういう雰囲気、そして術式が張り巡らされていますからね」

「術式?」

「んー。女性が住みやすい様調整してる感じですかね? だからクロスさんは少々辛いかも……」

「なるほどねぇ……」

 そう呟いてから、門番の女性に案内されクロスとエリーは大理石の道をまっすぐ進んだ。




「ところでさ……どこ向かっているんだこれ?」

 そう、クロスは我慢出来ず言葉にした。


 さきほどの女性に案内されながら移動を始めて三十分。

 自然の中延々と進むにもかかわらず、一向に目的地が見えない。

 ただただまっすぐ大理石の道を進むだけの状況、一向に代わり映えのしない景色にクロスは疑問を覚えていた。


「もう少々です。本来ならもう少し近いのですが……今回は泉守様直々へのご案内となりますのでご了承を……」

「いえいえ。体力には自信ありますので大丈夫です。ただ飽きっぽいだけですので」

 その言葉を聞き、女性は見えない耳をぴくりと動かした。


「そうですね……せっかくのお客様を退屈させるのは私とても心苦しいので……勝負をしませんか?」

 女性の言葉にクロスは首を傾げた。

「勝負?」

「はい。道を飽きない様、どちらが先に着くかの勝負を。ここから目的地まで徒歩でおよそ十分位。入口にあった噴水の更に大きな物がその目印になります」

 クロスはニヤリと笑った。

「良いね。じゃあさ、俺が勝ったら夕飯ご一緒してもらっても良いかな?」

「構いませんよ」

「っし! じゃあ俺が負けたらどうしようか?」

「そうですね……クロス様の事を……というよりも王都での生活を教えていただけませんか?」

「なるほど。勝っても負けてもお話出来ると。俺にとっちゃ得しかないな」

「ですが、わざと負ける様な無粋は……」

「当然。こういう勝負は本気でやるから楽しいんだろ」

「同意見です」

 そう女性が言葉にすると同時に、二体の足は止まった。


「タイミングは任せます」

 女性の余裕のある言葉、その言葉を聞き、クロスはエリーの方をちらりと見た。


「はいはい。よーい……」

 エリーはどこからともかく小さな旗を取り出し、高くに掲げ――そして、スタートの合図としてさっと振り下ろした。

「スタート!」

 その叫びと共に、二体は同時に飛び出す。

 最初は、クロスが前に出る。

 だがそれは、最初だけだった。


 女性は徐々に加速していき、あっという間にクロスの前に立ち、そのまま更に差をつけ加速していく。


 思ったよりも、何倍も早い。

 クロスは慌て体に魔力を巡回させ全力を出す。

 だがそれでも、差が詰められない。

 むしろまだ加速していた。


「エリー!」

 それはずるいんじゃないかと思いながらもエリーはクロスの短剣の中に入り、クロスの魔力を操作し脚力を増強させる。

 だが、それでも、女性に追いつく事は出来ず差は更に広がる一方だった。


 クロスがゴールした時には女性はその先で満足そうににこやかな笑みを浮かべており……その顔を見てクロスは悔しそうにしながら頭を抱えた。




 大理石オンリーでかつ独特の形状をした占いっぽい雰囲気の小さな建造物。

 そこに入ると、中央には転移陣らしき魔法陣が設置してあった。

「どうぞこちらに」

「ああ。君は?」

「私はまだ仕事がありますので……」

「じゃあ次はいつ会えるかな? 賭けの負け分もあるし……」

 そんな負けた事さえ利用しデートを狙うクロスに対し、女性は真面目に答えた。

「そうですね……正直私はお二方がこの後どこに向かうかわかりません。ですので……お暇な時に正門の方にいらしてください。日の出ている時なら大抵その辺りにいますので」

「わかった。んじゃその時また」

 そう言葉にし、クロスはエリーを連れ、その魔法陣の中に入る。

 魔法陣は輝き、二体を目的の場所に転移させた。




 転移した先は、普通の部屋だった。

 いや……これを、普通と呼んで良いのだろうか。

 別におかしいところがある訳ではない。

 ただ……少なくとも、金銭的な意味で言えば間違いなく一般的な客室ではないだろう。


 その規模、美しさは魔王城の客間に匹敵する。

 つまり、超豪華。

 白を基調とした色合いの部屋である事と少々植物が多い事を除けば、魔王城クラスの贅沢であるとクロスでさえ理解出来る様な部屋だった。


 その主であるらしい女性はぺこりと頭を下げる。

 その女性の姿は、羊の因子を強く継いでいた。

 

 ふわふわとした羊毛の様なクリームがかった白い髪の毛はくるくるもふもふで、完全に目元を隠している。

 メカクレの代わりに、くるんと丸い角が頭に強く自己主張していた。


 背は非常に低く手足は若干獣寄り。

 髪型と小柄な所為で少々気弱そうな雰囲気がするが、同時にどこか暖かい気配がする。

 そんな魔物の女性はその目元を隠したまま、クロスに話しかけた。


「初めましてクロス様。当施設の最高責任者、泉守をしているミューです。気軽にミューとお呼び下さい」

 その声はしっかりとした丁寧な言い方だが、若干眠たくなる様な甘い声でもあった。

「初めましてミュー様。どうぞクロスとお呼び下さい」

「いえ。そうもいきません。こちらの都合でお呼びした客にその様な事は。クロス様エリー様。積もる話の前にどうか席にお座り下さい」

 その言葉を聞き、クロスとエリーはお茶の用意がされているソファに腰を下ろした。


「さて……何から話しましょう……」

 正面のソファに座ったミューは、ぽつりとそう呟いた。

「そうですね、私達は何もわからないまま試練を受けろと言われて来たので何か説明があればありがたいのですが……」

 若干の嫌味を混ぜてのエリーの言葉。

 ちょっとした牽制代わりのジャブの挨拶。


 そんなエリーの一言に、ミューは……思った以上に慌てだした。

「そ、その……すいません! ただ、全部を説明する事も出来ずかと言って何を伝えたら良いのか……」

 ぺこぺこおろおろとするその姿はとても演技には見えない。

 本当に最高責任者なのか疑ってしまいそうなほど慌ててていた。


「いや責めたい訳じゃないんだ。ただどういう事をしたら良いのかとか、これからどう過ごせば良いのかとかそういう事を教えて貰えたら……」

「は、はひ! わかりました! ちゃんと説明出来る事を熟考してしっかり考えて発言を話します!」

「うん。大丈夫だから、落ち着いて。ね?」

「はい! 頑張って落ち着きます!」

 クロスの言葉に、ミューはどう見てもさらにテンパっていた。

 この時点で、エリーもクロスも緊張や敵意の様な物は失っている。

 彼女、ミューが悪い事を考えている様にはとても見えないからだ。


 むしろこの小動物をどうやって落ち着かせようか、その事で二体は一杯一杯となっていた。


「ごめんなさいごめんなさい……私なんかが偉い方々を呼んでごめんなさい……無能なのに泉守になってごめんなさい……」

 何かトラウマのスイッチが入ったのかぷるぷる震えながら涙目のミュー。

 その彼女を落ち着かせ話を聞くのは思った以上に大変で、その上長い時間が必要だった。




 何とか落ち着いたミューから聞いた話を、エリーは出来るだけ簡素に纏めてみた。


 まず、前提となるのが未来予知で知った事について。

 ミューは先代の泉守よりも能力が低い為不確定要素が多いと予測に大きなずれが生じる。

 だからクロスとエリーに詳しい事を話す訳にはいかない。

 ここで話す事自体が不確定要素となり、予想外の方向に未来が変わってしまう可能性が高くなってしまうそうだ。


 だから、未来の事は話せない。 

 代わりに、クロスにして欲しい事、試練についてミューは説明した。


 受けて欲しい試練は三つ。


 一つ目は適応の試練。

 残りの試練を受ける為にここイディスという場所に認められる為、ここに適応出来るかをテストするらしい。

 この適応の試練はクロスとエリーそれぞれ別々に行動してもらいそれぞれ異なる課題をクリアしてもらう必要があるそうだ。


 二つ目は力の試練。

 文字通り戦闘力を確認するテスト。


 最後三つ目が、心の試練。

 その心がどれほど闇に耐性があるのか。


 以上の三つ。

 その三つをこなす間暮らす場所の心配はないらしい。

 ある一部の試練を除いて。


 同時にクロスとエリーはミューについても話を聞いた。


 先代泉守より受け継いだばかりである事に加え、元々ネガティブな性格である為緊張する事に弱い。

 だからこそ、クロスとエリーに対し強い緊張と罪悪感、同時に恐怖を覚え先程の様になってしまったらしい。


 メカクレ的髪型なのも他者の目を見る事が怖いかららしい。


 ミューが極端なまでに自信がないのは先代と比べ自分が劣っている事が原因とミューは言葉にしていた。

 何でも、先代は未来予知を一度も外した事がないそうだ。

 ミューの予知は不安定要素を最大限消した状態であっても、精々九十五パーセント。

 今まで一度も外した事のない先代と比べるとどうしても劣っていると思わざるを得ない。


 とは言え他にここまで精度の高い未来予知能力者がいない事を考えると十分自信を持っていいとは思うのだが、ミュー自身はそう思えないらしい。

 ちなみに好きな事は寝る事で嫌いなのは寒い事だそうだ。




「それで、私達はどうしたら良いですか?」

 一通り情報を聞いた後、エリーはミューにそう尋ねた。

 クロスはあまり話しかけない様にしている。

 ミューが罪悪感を受けている事もあるだろうが、どうもあまり男性と話すのに慣れていないと感じたからである。


「そう、ですね。とりあえずこのまま最初の試練、適応の試練を受けて頂こうと思うのですが……その間クロス様とエリー様は別行動となりますので準備は宜しいですか?」

「ん? 試練の間会うのは禁止なんです?」

「いえ。そういう訳ではないのですが……まあ……会うのは難しいと思います」

「……ふむ。わかりました。クロスさんは大丈夫ですか?」

「エリーが大丈夫と思ったのなら大丈夫だ」

 クロスの言葉を聞き、頷いた後エリーはミューの方を見た。

「いつでも大丈夫です」

「では……」

 ミューは少し時間を置き、パンパンと手を叩く。

 すると、メイドが二体部屋に入って来た。

 くるぶしまで隠れる長いスカートの清楚なメイド服を身に纏う、青い髪の若い女性達。

 彼女達は顔は当然、顔立ち、背格好といった外見全てが全く同じだった。


「私はクロス様を」

「私はエリー様を」

 そう言葉にし、二体はそれぞれの相手の前に立ちぺこりと頭を下げた。


 クロスとエリーはメイド達に連れられ、部屋の外に向かう。

 そして退出する直前、ミューはぽつりと言葉を紡いだ。

「試練については彼女達に尋ねてください。では、次の試練の時にまた」

 その言葉の直後、メイドは扉を閉めた。




「これで本当に良かったのでしょうか……お師匠様」

 ミューは孤独となった部屋で、答えが帰らないのをわかっていながらぽつりと呟いてみる。


 何故師匠である先代は生きているにもかかわらず、自分にこの座を託したのか。

 何故師匠はこんな大きな仕事を自分にやらせようとしているのか。

 その意味が、動き出したにもかかわらずミューには未だわからなかった。


ありがとうございました。

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