コロナ渦で分かったこと。
以前より、先進国になればなるほど生産性が上がり、必ずしも生活に必要な産業だけでは社会が成り立たない。と言ってきました。社会の多くの人が生活する上で必ずしも必要でない仕事について生活をしています。
しかし、地球の資源は限られており、無駄な消費は悪だ。これからは質素な生活をしていくべき。という声が大きかったです。ですが、コロナ渦の世界でいきなり世界は、その無駄な消費を省いた質素な生活を強いられました。
日本はまだましですが、ヨーロッパでは生活に必要な買い物以外の外出は禁止。というところまであり、その結果、世界を覆う大不況です。
日本はまだましとしても、それでも、旅行業界、飲食など、不急不要産業ともいうべき業界が大打撃を受けています。映画やコンサート、遊園地などの娯楽産業も同様です。必要最低限の消費だけの世界では仕事にあぶれる人が大勢出るんです。
勿論、質素な生活に徐々にしていく。という過程をすっ飛ばし、いきなり質素な生活を強いられた。という事もあるでしょうが、実際、じゃあ、徐々に質素な生活、必要最低限の消費だけの社会にするとして、失業者を出さないためにはどんな仕事があるというのでしょうか。質素な生活を目指しながら、失業者対策で無理やり雇用を作るのは本末転倒でしょう。
余談ですが、世界中で非難されている日本の過剰包装ですが、勿論、確かにやりすぎな部分はありますが、スーパーの野菜コーナーなどで、野菜一つ一つをビニールで包装しているのは、新型コロナ拡散を防いでいる要因の1つと思っています。少なくとも我が家では、生で食べる野菜はビニールで包装している物を買うようにしています。
良質な雇用と言われる製造業は、貧しい(人件費が安い)国々に集中します。しかし、それもいつまでも続きません。日本から中国に製造業が移り、中国が発展し人件費が高騰してくると、更に人件費が安い国と流れています。人件費の安さで仕事を奪われた国の対抗手段は生産性の向上です。それを繰り返し、全世界的に生産性が高まっていくのは必然です。
その時に、必要な消費だけの質素な生活では間違いなく大量の失業者が出るんです。
それが、今回のコロナ渦で、図らずも実証された。と思います。社会は善悪の問題ではなく、不急不要の産業。つまり、贅沢が必要なんです。ですが、勿論、資源には限りがあります。
贅沢、無駄な消費をしながら資源の枯渇にも備える。つまり、社会が目指すべきは大量消費、大量リサイクル。どんどん作って、どんどん消費。どんどんリサイクル。その消費で支えられる経済力で、娯楽産業などにもみんながお金を使う。という世界を目指すべきだと考えます。
まあ、その前に、現在起こっているコロナ渦を解決する必要がありますが。




