激励というかプレッシャー与えに来たんですが。
ふと思い出したようにアリサの夫が爆弾発言を落とした。
「そう言えば、極秘で他国の関係者…というかエレクトラ嬢の兄姉達がやってくるらしいな。後、宰相兄妹。
久しぶりに元生徒会が揃う。アリサも友人に会えることを喜んでいたから、今日この日を迎えられたのが嬉しく思う。
義弟よ、成功を祈る。」
「「「「「「「えええええええぇぇぇぇ?!!!」」」」」」」
瞬間、リロイ以外の者達がものすごい勢いで悲鳴のような叫びをあげた。
エレクトラすら驚いている。
「私のお姉様が…?」
身内すら知らなかった帰国。
ちょっと待て、もしやそれって国家機密なんじゃなかろうか、と一堂冷や汗を流す。
動揺がないのはリロイとアリサ夫婦ぐらいだ。
冷静沈着といわれるメンバーも驚くほどの事。
誰もがなんと言っていいか迷い口をつぐむ中、リロイだけがキラキラした瞳で姉を見て言った。
「もしや姉上のご友人の方々といえば以前偶然お会いした…確か、セレーナ皇太子妃とラクーア公妃ですね!
姉上が誇れるよう、僕、頑張ります!
姉上達の時の生徒会も素晴らしかったと聞きますが、我々も負けてませんよ。
素晴らしい面々がこの生徒会を支えてくれていますから!」
「ふふっ、まぁまぁ楽しみだわ。
皆様、素晴らしき日になりますように。
リロイ、では頑張ってね。」
そう言って姉夫婦は退場していった。
大好きな姉に誉められ応援されたリロイには怖いものなどない。
後ろを振り返り、メンバーの顔を見て言った。
「今日は大成功間違いなしだな!」
「リロイ、お前すごい自信だな…」
ガストが頭をかきかきいうと、リロイは首をかしげた。
「エレクトラ嬢達をはじめ、ガストやそれぞれの部門での優秀さを見込んで手伝ってもらっているメンバーなんだ。
失敗する方が難しいぞ。」
眩いばかりの微笑と自信満々な発言にハナとガストは小さく叫んだ。
「やばい!リロイ様すごいイケメン発言過ぎる!」
「お嬢、やばいです!俺もちょっとときめきそうになりました!」
「それはいっちゃえよ!」
これは不味い。
他の女子どころか男子のハートまでもぎっていきそうなリロイに密かに思いを寄せるエレクトラには危機的状況かもしれない。
ちらりとハナが見上げればエレクトラは…
うっすら頬を染めてときめいた顔をしている。
とても綺麗だ。
恋する女は綺麗なのだなぁと、ハナは実感した。
「それに姉上が来ているんだ!失敗などしない!!」
「けっきょくそこかよ!」
ガストの鋭いツッコミが入る。
どこまでいっても、リロイは姉信者な重度なシスコンなのであった。




