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28:ボルケーノの町⑤ ~シカ~

ボォォーエェェーー!


今日も元気にコッコさんの声で目が覚める。

毎度思うのはどうにかならないのかしらねこの鳴き声・・・

姐さんの所(魔界)はギャオスの声で目が覚めるというからどっかの怪獣映画を思い出してしまう。

姐さんの所に居るギャオスってゆうのは、小型犬くらいのドラゴンの羽を持つ黒い鶏っぽい。

卵は濃厚でTKGにはサイコー!(姐さん談)らしいけども、鳴き声はギャース!らしい。

卵は魅力的だけど鳴き声はちょっと遠慮したいかも・・・


今日はクインさん、ハチ、キナも一緒に皆でダンジョンに潜る事にした。

手付かずになっている見攻略ダンジョンがあるってガブリエルさんから教えて貰ったから、行ってみる事にしたのよ。

どんなダンジョンかなぁ、少し楽しみなのはナイショ。


カズラには絶対シカは攻撃魔法を使うな!て言われてる。

アハハ、狙ってやってる訳じゃないんだけどなぁ。


イザ「シカは俺達が戦ってる間にモンスターの鑑定してみて。

   属性でも解れば攻略対策も出来る」

シカ「OK,任せて!」

ボブ「あんまり強くないといいなぁ。適正LVだと嬉しいんだけどな!」

クイ「私は初めてのダンジョンだから緊張する」

ズラ「俺は毛が無事ならそれでいい・・・」

  「「「 ぶっ 」」」


て事でしゅっぱーつ!


ダンジョンの中は・・・

ここ洞窟よね?ってくらいに緑が多くて秘密の花園ですか?!て感じだった。

花の香りかな?フワリといい匂いがしてるし妖精でもいそうだよねとか思ったら居たよ妖精!マジかー!でもなんか・・・思ったのと違う?

手の平サイズで蝶の羽が付いてて可愛い女の子の妖精って言うとまさに!って思うでしょ?

ははは・・・残念な事に色合いがね?

けばけばしいっていうか毒々しいっていうか・・・


シカ「妖精と言うよりは・・・」

ボブ「すごく残念な妖精?」

クイ「一昔前のネオン蝶・・・」

ズラ「ぶっ」

イザ「どっちかつーとモンスターだろこれ」

ズラ「まぁダンジョンだしな」

シカ「ですよねー」

ズラ「てか鑑定すりゃよくね?」

シカ「あ・・・」


忘れてたー! どれどれ、鑑定!っと。

ブラッドフェアリーLV40 風属性

おおー、やっぱりモンスターだった!てか名前よ。

ブラッドフェアリーて血の妖精?うぇぇ・・・


イザ「風属性ならカズラ丁度よくね?」

ズラ「あー、前に拾ったナックルか」

ボブ「僕は相性悪いかも!カズラがんばれー!」

シカ「がんばれー!」

ズラ「がんばれーじゃねぇよ!」


私達よりもLVは上だけどまずは1匹倒してみようって事でカズラが先陣を切ったんだけどちょこまかふわふわと飛び回り当たらない。

まるで奥に誘導してるかのようにも見えた。

これは嫌な予感が?

カズラは追いかけるのに夢中になってズンズンと奥にいっちゃってるし。


イザ「ちょっとここで待機して様子みるか」

クイ「カズラさんはいいの?」

シカ「大丈夫だよ、いざとなったらカズラ逃げ足早いし」

ボブ「それにパンダだし!」

イザ「パンダ関係あるのか?」

ボブ「わかんない!」

  「「「 ぶっ 」」」


なんて話してたらカズラはすぐに戻って来た。

鬼の様な形相で猛ダッシュで!!


ズラ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ」


なに?なにがあったの? カズラの後ろをみれば 

ぶっ・・・

ブラッドファエリーと小さなフ〇ッシーみたいなのが大群で押し寄せて来てた。

待って待って多すぎない?嘘でしょー!!

そっりゃもお皆で必死に走ったわよ! あ、鑑定しなきゃ。

ブラッドプラントLV39 風属性

あれも風属性なんだ地属性じゃないんだ、へぇー。


ボブ「シカ!何やってんの?!走って!逃げて!」

シカ「へ?え?あれ?鑑定してたんだけど」

ズラ「今やんなくていいだろー!」

イザ「今は入り口まで走れよ!!」

シカ「あ・・・」

イザ・ズラ「あ。じゃねぇよぉぉぉぉ!!」

クイ「シカさぁーん、走って!」


そうだった、逃げてるんだった。すんまそん(汗)


慌てて入り口まで走った。ゼェゼェ  ハァハァ  ふぅー

どうやら入り口までは来ないみたいでブラッドフェアリー達は引き返して行った。

これは仕切り直しだね!


ズラ「後ろ見たら誰もいねぇんだもんよ・・・」


カズラの話ではプラントは地面に埋まっていて近づくと反応して出てくるらしい。

フェアリーは攻撃するとリンクするみたいでワラワラ来たそうだ。

離してから攻撃する方がいいみたいね。て事は・・・?

ボブが釣ってイザとカズラとクインさん達が攻撃で私はいつも通りだね!キンキラコンコラ!よし!

さっきみたいにワラワラ来なければ大丈夫そうだったので、もう少し進んでみる事にした。

んだけど・・・

うーん、中BOSSかな? 大きなブラッドファエリーが居たのよ。

鑑定!

ブラッドファエリープリンセスLV42 風属性 範囲魔法に注意


シカ「範囲魔法に注意だってー!」

  「「「 早く言え! 」」」


え?と思ってみれば私以外の皆が竜巻みたいな渦に巻き込まれて洗濯物みたいにクルクル回ってた・・・

ごめん、もう少し早く鑑定するべきだったね、てへぺろっ


イザ「ゼェゼェ あの範囲を避けながらだな」

ズラ「ハァハァ 一定間隔で渦が消えるっぽかったな」

ボブ「ゼェハァ その時を狙って攻撃だね!」

クイ「私も射程ギリギリで撃つね・・・ハァハァ」

キナ「あたち達はとぉたんと一緒に攻撃するのにゃ~」

シカ「皆大丈夫?キンキラー!」


気を取り直して 渦が消えた時を狙って攻撃しつつ渦が発生したら回避!


ズラ「あー、めんどくせぇな。これナックルから火魔法とか出ねぇかな」


((꜆꜄ ˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ ボッ!


  「「「 ・・・・ 」」」


イザ「出たな・・・」

クイ「出るんだ・・・」

ズラ「出ちゃったなぁ・・・」

ボブ「凄いねカズラ!」


属性ナックル凄いな魔法も出せるんだぁ!よしカズラがんばれー!

魔法が出る事が解ったのでここからはカズラが大活躍!


ブンッ!ボッ! ブンッ!シュボッ!!


ちょっと時間はかかったけどフェアリープリンセスを倒して奥へ進むとモンスターの種類が変わって来た。

ブラッドプラントとエント? 

おっと鑑定鑑定、よっこいしょういち!

ブラッドウッズフェアリーLV39 風属性

木なのに風属性なの?!地属性じゃないんだ・・・

まぁ気にしたらだめよね。


シカ「これも木材ドロップするかなぁ?」

ボブ「倒してみたら解るよ!」

シカ「うん、そうだね」


倒してみたら、なんで?

ポトンッとワラ人形が落ちた・・・


いらんわぁぁぁぁぁぁぁ!! 全員で叫んだ。


ダンジョンだとドロップ拾わなければ一定時間で消えるらしいのでそのまま放置する事にした。

なんでこんな物ドロップするのよぉ。って、一応鑑定しとこうかな。

だってこれが私達の知ってるような用途があったりしたら対策考えないとだしね?

鑑定!

ワラ人形:お腹に納豆が収納されている。

はい?・・・


シカ「ねぇねぇ、このワラ人形。納豆入ってるんだってー」

ズラ「は?」

イザ「え?」

クイ「マジで?」

ボブ「やったね!納豆が食べれるよ!」

シカ「でもお米ないよ?」

ボブ「そうだった・・・」

クイ「グレンの畑で収穫出来るみたいよ?」

ズラ「田んぼじゃなくて畑?」

クイ「うん、畑」

イザ「何故に・・・」

シカ「まぁ米があるならいいじゃん!

   今度こそカレーも食べれるんじゃないかな!」

ズラ「また肉じゃがにならなきゃな・・・」

シカ「うっ」


納豆ってこの世界にあったんだ とか だったらついでに米もくれよ とか 見た目がワラ人形なのはなんでだ とか皆思うところはあったけど変な用途じゃなくてよかったと思ったよね。

納豆は大量に要らないよねって事で少しだけ持って前る事にした。


シカ「姐さんも要るかな?」

イザ「グレンは納豆NGだ」

シカ「あ、そうだった」

ズラ「納豆とか姐さんに渡したらしばかれるぞ・・・」

ボブ「姐さんは納豆嫌いなのかぁ」

イザ「食ったら半径3M近づくな言われる・・・」

クイ「あー、その気持ち解かる・・・」

ボブ「美味しいのになぁ」


と、ここで少し休憩してから進む事にした。

読んで下さりありがとうございます。

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