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5:てんやわんや① ~グレン~

グレ「さぁこの肉の山 どうすっかな」


保存庫に入れても肉がまだ山の様にある。

燻製とか塩漬けとか保存加工は勿論するとしても、それでもまだあまりそうだった。


バハ「リヴァに頼んで冷凍するか?」

グレ「そうだなぁ。取り敢えずそうするかね、リヴァさん頼める?」

リヴァ「んむ、承知した」


リヴァさんはペカッと冷凍ビームで肉を氷漬けにしてくれた。

さて次は・・・城の減築するか。


デュ「減築とは、どうするつもりだ?」

グレ「なんか儂のスキル 想像力しだいらしいんだよね。

   まぁ闇属性限定らしいんだけど、なんとかなると思いたい」

デュ「む?」

グレ「こんな感じっての想像したら出来るのかなと」

デュ「なるほど?・・・」

アリ「デュラハン様どういう事なのでしょうか?」

デュ「グレンの想像力でなんとかなる。らしい・・・」

アリ「???」

グレ「儂にもうまく説明が出来んがやってみたほうが早そうだし?

   駄目なら駄目でその時考えよう」


とは言っても上手く想像する自信がないので絵に描くことにした。

えーっと、外観は・・・

ヤバイ、転生前に韓国時代劇ばかり見てたからそっち系の宮殿しかうかばない。

洋風の城は・・・某夢の国のシンデ〇ラ城しか浮かばねぇ。


バハ「これではどうだ?」

グレ「ん? ぶはっ」


バハ様が描き上げた城は 見事な日本の城だった・・・

いや日本の城が描けること自体も凄いんだけどね?


リヴァ「ではこれなどいかがか」

グレ「すごっ、凄いけど陸地ではちょっと無理かな・・・」


リヴァさんが描いたのは貝や珊瑚、難破船などを使った城だった。

なんかの映画にでも出て来そうだよね。


アリ「こういうのはいかがでしょう?」

   「「「 ぶっ 」」」

バハ(さすがにあれは・・・)

リヴァ(発想力は凄いが・・・)

グレ(まさかのメルヘン)

デュ(なるほど・・・知らなかったな)



まさかの乙女チックな・・・

なんとも言えないのだった・・・

うん、アリアン。それはカズラに頑張ってもらって?儂無理!


デューンに至っては 画伯だからとかたくなに描く事を拒否した(苦笑)

なので 見た目はこのままで4人の個室とLDKとバストイレ、地下に食料とかの保管庫が2つてな感じに減築を!と思ったら


   【神に与えられし城に付き変更不可】


って文字が・・・

だったら最初にそう言ってくれよ!

無駄な努力しちまったじゃないか!


アリ「グレン様これはもう諦めまた方がよさそうです・・・」

グレ「だね・・・」


て事で掃除係と庭師を雇う事にしようと思ったら意外とすぐに問題解決した。

スラ洗のスライムくんが儂等の話を聞いていてダストスライムが掃除得意だからと呼んでくれた。

そのダストスライムがぽんぽんっと分裂?出産?して5匹になったのでこれで大丈夫だと言うからお任せした。

庭師についてもいつのまにか庭にいたアルラウネが任せろと言ってくれたし、そのうちゲイザーくんが声を掛けたマンドラゴラやドライアドもやって来るだろうから任せる事に。

まぁ庭については落ち着いたら自分でも多少のガーデニングを楽しむつもりだ。


じゃぁ個々で自室の模様替えでもするかってなって気が付いた。

家具屋とか雑貨屋とかってあるのかな?

というよりもまたさっきみたいに変更不可って言われても嫌だし・・・城も鑑定で確認してみた。

なになに、LV3で家具の種類が増えてLV5で内装の変更可能、LV8で増築可能 LV10で離れの建築可能?!なるほど?・・・

もしかしなくてもここもゲーム仕様? あぁそう・・・

じゃぁ城LVも上げればいいのね?ってどうやってあげるのだろうか? 

生活していればOK?使用人の作業も経験値になるって?

fm、スライムやアルラウネも使用人になるんだろうか?・・・

まぁ様子みて考えよう・・・


取り敢えずは皆にもこの仕様を説明してみた。


アリ「それでしたら私の同族にも声を掛けて見ましょうか。

   意外とメイド向きの子も多いのですよ」

グレ「人数も任せるから頼めると助かる」

アリ「そうですね、3~4人居れば間に合うかと」

グレ「給料は月額でいいかな?」

アリ「皆いらないと思いますよ?

   小さな個室と食事があれば十分です。

   なにせ我々はお金を使う事がほぼありませんので・・・」

グレ「えー・・・

   それだとなんか申し訳ないような」

アリ「魔王に仕えると言うこと自体がご褒美の様な物です」

グレ「そ、そう・・・

   名誉職みたいな感じなのかな。

   まぁ必要な物は全部経費扱いで買ってね?」

アリ「承知いたしました」


さてメイドや侍女はいいとして、他にどんな職の人がいればいいのだろうか。

儂が出来ない、もしくは苦手な事をやってもらえる人がいいな。

計算とか裁縫とか?


バル「ふむ、会計事務ならば我が受け持とう」

グレ「うわぉ、びっくりした。

   バルドルくん、行き成りだね」

バル「たまには我も活躍したいのでな」


確かに出番は少なかったね・・・  ごめんよ。


グレ「計算とか得意なの?」

バル「んむ、任せるがよい」


という訳で、会計事務だとなんかあれなので家令という位置づけでお願いした。

そうなるとだね・・・

我も我もと皆勝手に出て来る訳だよね。

まぁ今回はサモンではなく、皆神扱いになってるから自由自在に出て来れるんだろうけどさ。

ねぇ、皆知ってるかな。

八百万の神っていうくらいにだね、神々って無限に居る訳だよ。

この世界ではどうなのか知らんけども。

そして君達が生まれたゲームの世界でもね、無限に神々は居た訳だよ。

課金ガチャありきだったけども・・・

それが皆出て来ちゃうとね?

てんやわんやして大変な事になると思うんだ・・・


バハ「という訳で、ジャンケン勝ち抜き戦を行い上位3名までとする」

  「「「 えぇぇぇ・・・ 」」」


バハ様が仕切ってくれたお陰で収拾がついた。

クレちゃん事クレオパトラ(黒豹)は衣装および装飾品の製作担当。

さすがクレちゃん勝ち残ったんだね、と言うか作れるんだ・・・

ヒュドラくんは調薬担当。

これは納得できる。

イフリートくんは眷属と共に城の騎士団を作るのだそうで。

うん、これもなんか納得。


他の皆にはそれぞれの得意分野に合わせて呼ぶからその時は手助けして欲しいと言って納得して貰った。

なんか疲れた・・・

シカさん達は大丈夫かな。

儂よりもてんやわんやになってそう、特にイザとカズラが・・・

まぁ頑張れ・・・(トオイメ)

読んで下さりありがとうございます。

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