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幕間劇『追想』  作者: 橘 塔子
人物紹介
1/25

<人物紹介>

本編で既出の人物のみ、簡単に紹介を載せておきます。

キルケ : オドナス王国随一の歌姫。解放奴隷で、背中に焼印を押されている。国王に片想い中のナイスバディな美女。趣味は年下の綺麗な男の子を泣かせること。酒は滅多に口にしないが、酔うと、絡む。



セファイド : オドナス王国の現国王。若くして王位を継いでから国を急速に拡大・発展させた名君。結構な数のシャレにならない秘密を抱えている。漁色家だがケジメはきっちりつける男。六児の父。



タルーシア : 国王の正妃であり異母姉。第一王子の生母。大人の色香漂う後宮の女主人。目下の気掛かりは、息子が世継ぎに選ばれるかどうか。夫の女好きはもう諦めている。



シャルナグ : オドナス王国の将軍。王軍の最高責任者。厳つい髯面の大男だが、中身は真面目でお人好し。妻と死別後、男やもめ状態。キルケに求婚するも、三度断られた。国王とは友人同士でもある。



エンバス : 国王侍従長。先の国王の代から仕えている古株で、国王の素行についてはすべて把握している人物。若い侍従たちの教育係でもある。



リリンス : 国王の末娘で、唯一未婚の王女。母親は平民の女性であり、八歳まで市中で育った。好奇心が旺盛で怖いもの知らずだが、自分の立場を弁えている。夢は、他国へ嫁いで王妃になりその国を牛耳ること。



アノルト : 国王の長男で正妃の子。南洋に面したドローブ港の総督を務めており、普段は王都を離れている。ややシスコンの気があって、リリンスに近づく男は殺してもいいと思っている。



楽師 : ある日突然王都に現れて、そのまま宮廷楽師になった旅の異国人。不思議な弦楽器を演奏し、あっという間に王宮の人気をかっさらった。年齢国籍経歴すべて謎。希代の語らせ上手でもある


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