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永遠の戦士  作者: ブラック無党
神の国
90/125

ミルバニアにて―察知―

 カドモスを指揮官とする騎士団が魔物発見の報を受けたのは王都を出発して四十日も過ぎた頃だった。

 大凡の出没地域はわかっているため南へ行軍していた騎士団は、情報を持って街道を北に進んでいた傭兵と街で落ち合い現在進行形で被害が出ている方角へと進路を修正、その後は件の地域にて軽騎兵による威力偵察を行っており、それが実を結んだ形だ。

 派遣された騎士団の内訳は重騎兵が四百に軽騎兵が六百で、輜重とその護衛には徴兵された民からなる国軍が任じられ、数は千であった。輜重隊の指揮官、千人隊長バードヴィックはこの千を駆使して南部の都市に一時的に集められた食料や飼葉が常に部隊に供給されるよう務めた。

 今回の任務は自国領内のものであり、いざとなれば近隣の村からも幾ばくかの食料を手に入れることはできる。そのうえ騎士は三日分の食料を携帯しているので、バードヴィックが注意しなければいけないことは本隊と合流するのに三日以内で済む距離を保ち続けるという一点であった。

 これは戦闘が始まって騎士団が馬鹿な追撃を敢行しない限り無用の心配であり、カドモスも騎士団長もそれほど愚かではないとわかっていたバードヴィックは今回の任務にそれほど心を砕いていない。

 騎士団は現在魔物に襲われて廃村となった小さな村に滞在しており、夜半、蚊帳の外であったバードヴィックはカドモスに呼ばれ村の中央に立つ天幕へ向かう。薄くなり始めた頭髪を撫でつけ、戸口を潜って中へ入るとカドモスと騎士団長、十人の百人長達が揃っていた。

 自らの立ち位置に収まったバードヴィックが室内を見回すと百人長達は開いていた口を閉じ小さく頭を下げたが、これは軍における地位に対する儀礼的なもので彼等が内心どう思っているかは表情から読み取れる。 

 今年五十一歳になるバードヴィックは子爵であるが、華やかな貴族世界から弾かれた人間であった。彼だけではない。国軍の指揮官連中は大概そういった者が就いている。突撃のために敵を集めるのも、戦場までの物資を運ぶのも、野営のための天幕を設営するのも全て国軍の仕事だ。華やかな活躍は騎士のものであり、徴兵された民からなる国軍はその生贄なのだ。もし国軍に騎馬兵がいれば偵察すらもやらねばならなかったろう。

 ジェイン王がやろうとしていた軍政改革はある意味失敗しており、いない従兵の代わりを務めるのが国軍になっただけであった。


「待っていたぞ」


 カドモスがそう云うと先に居た十一人と共にバードヴィックは頭を垂れた。


「面をあげよ」


 云われ、顔を戻した男達をカドモスは席について眺めている。


「座ってくれ」


 カドモスの言葉は普段よりもよりもだいぶ堅く威圧的だった。

 騎士団長含む十二人がカドモスと同じように椅子に座ったのを見計らって、


「さて、バードヴィック。君を呼んだのは問題が生じたからだ」

「はて。食料の輸送は滞り無く行われている筈ですが……」

「今まではね」


 カドモスは小さな卓の上に広げられた地図を指し示し、


「これを見てくれ」


 バードヴィックは☓の字で埋まった地図を眺めた。


「☓だらけですな」


 当り障りのないことを云っておく。


「そうだ。印のついている場所がなんであるかわかるか?」

「はい。村の位置です」

「では何故☓がついているかは?」

「ふむ――」


 バードヴィックは地図をじっと凝めた。現在地を見るとこの村にも印がついている。


「襲われた場所ですか?」

「その通りだ。印がついている場所は全て廃村となっている」


 なるほど。それは大事だ。しかし補給には支障はない。バードヴィックは訊き返したい気持ちを堪え、辛抱強く次の言葉を待った。


「それを踏まえた上で聞いてくれ。君も我々が既に敵を発見したことは耳にしていると思うが、実はもう三度も敵を目視している」

「………」

「しかしその全てで肩すかしを食らった。敵は南へ南へと移動しており、発見した時は停止していても隊がその場に到着した時にはいない」

「はあ」


 バードヴィックは小馬鹿にしたように百人長達に目をやった。


「追撃しなかったのでしょうか?」

「我々は三度敵を発見した」


 カドモスは同じような意味の台詞をもう一度繰り返し、


「その全てが昼を大きく過ぎた時刻であり、日没のせいで追撃を断念している」

「それはまた……」

「敵に知恵の回る者がいるようだ」

「オーガに天才でも産まれましたかな」

「かもしれない。敵は明らかに我々を南へ誘い込もうとしている。ご丁寧に村を全て潰して」


 しかし自分が呼ばれたのはどうすればいいかを訊ねるためではない筈だ――そう思ったバードヴィックはなおも待った。


「話し合った結果、我々は行軍速度を上げ、圧力を強めることにした。どうやっているかはわからないがこちらの動きが読まれているのなら逃げられない場所まで追い込む。正攻法で勝てる時は奇策に頼るべきではない、とな」

「道理ですな」

「それで君を呼んだ。単刀直入に訊くが補給は大丈夫か?」

「それはまあ、当然の事ながら速度と距離次第です」


 バードヴィックは考えもせずに答えた。


「今回の作戦の攻勢限界点はご存知でしょうか?」

「十五日だろう」

「そうです。最高で物資集積所から馬車で十五日の距離です。しかし速度を上げれば効率が落ちます」


 今回バードヴィックが使える馬車は五百台である。うち五十台は天幕などの生活物資であり、消耗品の輸送に使用できるのは四百五十台だ。四頭立ての馬車が五台あれば千人の騎馬隊を一日食わせることができるが、輜重隊そのものに二千頭の馬がいる。大雑把に計算しても輜重隊は本隊の二倍の食料を必要とするのだ。つまり本隊のために使えるのは百五十台であり、三十日分である。そして輸送の道程は往復しなければいけないのでこの半分になり、十五日だった。


「十五日と云ってもあくまで可能な範囲というだけで好きに行けるわけではありません。我々を置いて進軍すれば殿下達は飢えます。これも道理ですな。行軍速度は無理をすればあげられますが、食料は無理をしても増えません」


 それに――とバードヴィックは続けた。


「動きを掴まれているのでしたら多少速度を上げたところで意味がありません。水を掴むことができないようにこちらの手からするりと逃れるでしょう」

「ほう」


 カドモスは意外そうに眉を上げた。


「ならば君が指揮官だったらどうする?」

「私が、ですか? そうですね……もし私が指揮官でしたら、速度を上げますな」

「貴っ様ぁ! 殿下を馬鹿にしているのか!?」


 カドモスの隣に居る騎士団長が我慢できずに怒鳴った。

 それにカドモスが厳しい目を向ける。


「今は俺が話しているのだけどね」

「ハッ。申し訳ありません!」

「――それでバードヴィック。何の速度を上げるのだ?」


 バードヴィックはニヤリとした笑みを作った。この王子は話がわかる。


「殿下は敵にこちらの動きを把握されていると仰いました。そしてこちらは敵の居場所がわからない。わかった時には移動を始めており、日没で追えないと」

「うむ」

「しかし妙ですな。私には敵の居場所がわかりますが」


 そう云うと騎士団の隊長連中が凄い目で睨みつけてくる。

 しかしカドモスが、 


「では教えてくれ。敵はどこにいる?」

「ここから南。そう遠くないところに」

「………」

「南へ向かえば昼過ぎに会える距離にいます」

「……俺をからかっているんじゃないよな?」


 さすがにカドモスも訝しげな様子になったようだ。


「勿論違います。考え方を変えるのです。既に我々は敵と相対しており、ただ距離があるだけだと。見つけてから追おうとするから間に合わないのですよ。私なら偵察など送らず夜明けと同時に攻撃隊を可能な限りの早さで南へ出発させますね」

「するとどうなる?」

「南へ誘っているのが本当なら相手も南へ向かうでしょう。そしてこちらと競争になります。馬を使用しているこちらと」

「――なるほど」


 カドモスもわかったようだった。


「追いつけるかもしれないな。こちらは疲弊するが、相手も疲弊している。戦闘になっても条件は同じだ」

「左様で。私の予想では、まずゴブリンは捕捉できます。なにしろ足が短い。運が良ければ相手は速度の違いによってバラけているでしょう。仮に相手が西か東に回避した場合は会敵できませんが、その後は東西に動くことになりますので南へ誘引するという敵の意図は挫くことができます。同じ南に向かうのでも、意表を突いたほうがよろしいでしょう」

「よし。その手でいこう」

「殿下!?」

「なんだ」


 カドモスは異議のありそうな麾下の面々を見渡し、


「これより他にいい案があるなら云え」

「し、しかしバードヴィックは――」

「バードヴィック千人長だ」

「バードヴィック千人長は輜重隊の指揮官です! 彼の作戦を起用するのは――」

「つまらないことを云って失望させないでくれよ」

「………」


 カドモスは口を開いた百人長が黙ったのを見てパンパンと手を叩いた。


「決まりだ。明日、夜明けと共に軽騎兵で構成させた攻撃隊を送り出そう。中央と左翼、右翼に分けた三隊を最大速度で南へだ。重騎兵は後から追う。捕捉できた場合は殲滅できそうなら仕掛け、厳しそうなら回りこんで北へ追い立てるんだ。日没までに接触できなかった場合はその場で野営をする。とりあえずそれで様子を見よう」

「はっ」

「バードヴィック。君は――」

「一日くらいなら距離が開いても問題ないと思います」

「いや、そうではなくて――」

「殿下。私は輜重隊の指揮官です。兵隊を食わせる方法は知っていても戦わせる方法は知りません」

「……そうか」


 バードヴィックは余計な重荷を背負うのは御免だった。敵との間に騎士団を挟む輜重隊は安全であるし、万が一輜重隊が襲撃されて壊滅したら騎士団もすぐに同じ運命を辿る。後ろが狙われたとしても前が安泰というわけでもないのだ。


「ご苦労だったな、バードヴィック。下がっていいぞ」

「ハッ」


 一礼したバードヴィックはカドモスの天幕を出ると自分のそれに戻った。

 中に入ると声がかかる。


「どうだったい、バド」


 毛布に寝転がった四十代くらいの男が欠伸を噛み殺しながら、


「坊っちゃん連中はちゃんと頭を使ってたか?」

「いつも通りさ」


 バードヴィックは指揮官用天幕一つにつき一基支給されている携帯用の薪ストーブに木を継ぎ足し、上に載っているヤカンから白湯をコップに注ぐ。現在二つに分けられている輜重隊の内の一つの護衛部隊を率いる男――カイマン――を見ながらそれを啜り、


「あの王子は噂通り中々いい感じだ」

「中々程度じゃどうにもならん。ジェイン王も中々いい感じだが、結局俺達はここにいる」

「誰かがやらねばならないことだぞ」

「つまり俺じゃなくてもいいってことだよな」

「………」

「まあ今回の仕事は人間相手じゃないし、俺達が利用されることもないだろ。何しろ魔物の尻を槍で突くだけだからな」

「そうだが、今晩はあまり寝られないぞ」


 バードヴィックは首を横に振りながら、


「明日、夜明けとともに攻撃をかけるそうだ。南へまっしぐらさ」

「なんだって?」


 カイマンは驚いたように上半身を起こした。


「いったいどうしてそんな馬鹿なことに? 俺達を守るのはどうするんだよ?」

「……すまん。俺が進言した。そして付け加えるなら俺達を守るのがお前の仕事な」

「我関せずのあんたにしちゃ珍しいじゃないか。相手は魔物だろ? ここまできたら放っといても解決するとは思わなかったのか?」

「それが南へ誘引されているらしい」

「――は? 魔物に?」

「そうさ」

「被害妄想じゃないのか? 単に逃げてる相手に追いつけなかったんだろ?」

「三度、同じことがあったそうだ」

「ふーん……。それであんたはなんて云ったんだ?」

「一日を使って全速で南へ攻撃隊を送れ、と」

「……我慢比べか」

「うむ。まともにやりあったら勝つのはわかってるんだ。こういう時は余計な策など使わずに愚直にぶつかるほうがいい」

「普通逆だろ」


 カイマンは笑いを堪えきれないという風に、


「魔物が策を使って人間様が猪突かよ」

「そういう時もあるさ。魔物に天才児でも産まれたと思っておけばいい」

「へっ。――ところで俺達はどうすれば?」  

「勿論後を追う」

「それでいいって?」

「いいも悪いも、ここで休んでるわけにはいくまい」

「そうなんだが……」


 カイマンは少し考え、


「あんたは夜明け前に起床だな。飯食わせたら出発か?」

「そうなる。お前も部下に伝えておいてくれよ」

「了解だ」

「わかったら毛布を寄越してくれ。お前も自分の天幕に戻るんだな」

「そうするよ」


 カイマンは立ち上がると毛布を綺麗に整えた。


「温めておいたからゆっくり休んでくれ」

「気色悪いことを云うな!」

「冗談だよ。あんまり興奮すると毛が抜けるぞ」

「……興奮しなければ抜けないのなら俺はとっくに悟りを開いてる」

「……まあ、そんな気にするなって」


 そう云って去り際に軽く肩を叩くカイマン。

 カイマンが天幕から出ていくとバードヴィックは呼び鈴を持った手だけを入り口から外に出し、数度振った。


「お呼びでしょうか」


 すぐに副官がやってきた。

 組み立て式の小さな椅子と卓に座って待っていたバードヴィックは、


「明日、夜明けとともに部隊が出発する」

「はっ」

「そのつもりで準備をしておいてくれ」

「了解しました」


 副官が出て行くと一度口を濯ぎ、すぐに寝床で横になった。明日は騎士よりも早く起床しなければならない。長い時間は寝られない。


「………」


 毛布は生温く、とても気持ち悪かった。
















「つまり、敵は夜明けとともに南へ全速で向かうのだな? 輜重隊を残して」


 深夜、野営地の中心でドリスから報告を受けたシドはそう確認した。

 辺りは静まり返っており、歩哨に立つエルフ達も音一つ立てていない。灯りもなく真っ暗だった。


「はい。正確には軽騎兵、重騎兵、輜重の順に南へ向かいますが」

「時間が経てば経つほど差が開くというわけだ」


 シドは顎を触りながら考える。差が開いてもいつかは合流しなければならない。それは夜かも知れないし明日かもしれない。


「一日くらいなら問題無いとも云っていました」

「そうか」


 ならば合流は明後日だろう。距離が最も開くのは日没直前となる。しかし昨日までと違う動きをこちらがすれば、異変を感じ取って日没後に合流しようとする可能性もあった。


「ドリス。少し休んだらトトの所へ行け。西に進んで南下する敵の騎兵をやり過ごし、その後東へ戻り遅れてやってくる輜重隊を襲撃だ。お前が目となって誘導しろ。襲撃は昼を過ぎたあたりで行え」

「わかりました」


 ドリスは飛んでいき、立ち並んでいる天幕を覗き込んで中を確認するとその中の一つに飛び込んだ。

 続けてサラの悲鳴が聞こえてくる。


「………」


 シドも近くに立つベリリュースのいる天幕へ向かい、確認もせずに中に入る。 

 下を見るとベリリュースとキリイが寒そうに毛布にくるまって寝ていた。


「起きろ」


 シドはそれを足で何度か小突いた。


「ふぇ?」


 ベリリュースが寝ぼけ眼で、


「もう朝?」

「夜明け前にここを発つ。昼過ぎに襲撃をかけるぞ」  

「――っ!?」


 かっと目を見開いて跳ね起きるベリリュース。

 手探りで横にあった洋燈に火をつけた。


「敵に動きが?」

「南にいるトト達を急襲するらしい」

「おお。なら――」

「やり過ごさせて後続の輜重隊を挟撃する。移動距離は輜重隊よりもこちらが長い。向こうよりも先に動く」

「わかった」


 ベリリュースは立ち上がるとキリイを蹴っ飛ばして地図を持ってくる。


「今俺達がいるのはここで――」


 地図のある地点から南西に指を動かし、


「敵は今こっちか。……追いつけるかな」

「半日分の水と食料だけ持っていく。残りは全て処分しろ。荷台に疲労したエルフを乗せて速度を上げるぞ」

「そんな勿体ない。隠しておけばいいんじゃないか?」

「食料はすぐに手に入る。隠して万が一にも敵に利用されるのは避けたい」

「敵の護衛は?」

「二百から三百だ。残りは輸送の途上だろう」

「そんなものか……。こっちが三百五十で南にいるトト達が千に足りないくらいだから――」


 ベリリュースは地図を睨みつける。


「南はどうやってやり過ごす?」

「一旦西に向かわせる。どの方角から攻めることになるかは敵の早さ次第だ」


 と、シド。


「敵が早ければ真西から、遅ければ南から攻めることになるだろう」

「……その後は?」

「俺達で補給路に蓋をするとともにドリスに敵の動向を探らせ、トト達でもって向かう先の町や村を潰す」

「なるほど。敵は飢えるわけか。自国内で」


 ベリリュースはぞっとしたように身を震わせた。飢えで苦しむ千の人馬に攻撃を加える。さぞかし酷い光景が展開されるだろう。


「馬をどうにかして手に入れたいんだが……」

「戦闘が終わった後に拾うしかないな。敵はおそらく馬を殺して食う。そして食えない分は逃がす」


 人と一緒に馬も飢える。処分するか逃すしかないだろう。持ち運びできる分だけ肉にし、残りは解き放つ筈だった。


「……便利なもんだな。彼女は」


 ベリリュースがポツリと云った。


「敵の動きが丸見えというのがこんなにも有利に働くとは……」

「そうだな。ドリスが味方する間は俺達に負けはない。安心して戦え」


 帝国とやらが出てくるまでは――と、シドは内心で続けた。いずれ敵に竜が出てくる。そうなれば情報弱者となるのはこちらだろう。戦端を開く前に何か手を用意するか、竜を始末しておかねばならない。

 しかしそれはまだ先の話である。


「しかしこれで目処はたったな。討伐隊を片付けた後はどうするつもりなんだ?」

「都市を落とす。人口十万前後でいい場所はないか?」

「十万か……」


 ベリリュースは視線を地図上で彷徨わせ、


「ここなんかどうだ?」


 といって指を置いた。


「ここは?」

「城塞都市ガーダル。城郭内の人口二万。馬で一日の圏内を含めると八万程度。常備軍は千五百だ」


 指されている場所はここからずっと北に行った場所だ。

 

「おそらく今回の討伐隊の消費する物資が集められている」


 洋燈の灯りに、ベリリュースの引き攣ったような口の端が浮かび上がった。


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