表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/185

case.4 魔帝八皇

多分大体更新は夜

2回行動の日は昼頃にもある



「―――お見事でした。そして、疑って申し訳御座いませんでした」



 戦いの後、すぐにルシファルナは頭を下げてお詫びをしてきた。

 


「いや、俺もまさかここまで戦えるなんて想像もしてなかったから、自分でも驚きだよ」


「そんなに謙遜なさらないでください。貴方様の実力は、本物ですよ」


「そ、そうか?」



 そこまで褒められると、何だか照れるな……。

 悪い気はしない。 



「ま、まあその話はいったん置いといてさ。少し話がしたいんだけど。どこか場所を用意してくれないか?」



 魔界到着早々、目的の《魔帝八皇》に会えたのだから、話はしておきたい。

 そう思って話題を切り替えた。

 


「それでしたら、こちらにどうぞ」



 ルシファルナはそう言うと、俺たちを先導して歩き始めた。

 その間特に会話が無く、やがて辿り着いたのは綺麗な庭園だった。



「こちらへおかけください」



 俺は、いわれるがまま、指定された椅子へとかける。

 そしてルインは隣に、ルシファルナは正面に座った。



「凄い綺麗なところだな……」


「ええ。この庭は、先代魔王様がかなり手を入れてお作りなさった庭ですので、それはもう魔界屈指と言っても過言ではないですよ」



 魔界屈指の庭園、先代魔王の努力……か。

 一言で表すなら、『楽園エデン』。


 そんな場所に、俺たちは案内されたのだ。



「主様、そろそろ……」


「ん? あ、ああそうだな」



 と、ルインに促されて、俺は話を進める事にした。 



 ―――今、俺が聞きたいのはこの魔界を治めている《魔帝八皇》についてだ。


 もし、他の魔帝八皇が魔王オレに従ってくれなかった場合、今回のルシファルナとの一件のように戦うことになるだろうからな。


 多少なりとも情報を得て、こちらに少しでも有利に傾くようにしておきたい。



 情報を制する者は、戦いを制す……ってね。



「―――まあそういうわけで、魔帝八皇について教えてほしい」



 と、俺の考えを述べた。



「了解しました。

 ―――まず魔帝八皇の根本的な概念から解説させていただきます。魔帝八皇とは、それぞれ【傲慢】【憤怒】【嫉妬】【怠惰】【強欲】【暴食】【色欲】の7つの大罪を司る悪魔に、魔王様が選んだ“暗殺者アサシン”の悪魔1体を加えた、8人のエリート悪魔の事を指します」



(それって、あれだよな。“七つの大罪”……)



「私はこの中の【傲慢】を司る、言霊師のルシファルナです。そして他のメンバーは……」



 そう言ってルシファルナは、他の魔帝八皇のメンバーを並べていった。



・【憤怒】を司る、戦士のサタール。

・【嫉妬】を司る、弓使いのレヴィーナ。

・【怠惰】を司る、呪術師のルヴェルフェ。

・【強欲】を司る、魔法使いのマノン。

・【暴食】を司る、騎士のベルゼリオ。

・【色欲】を司る、僧侶のアスモフィ。



 これに、ルシファルナと、魔王オレが選んだ“暗殺者”の職業を持つ悪魔を加えると、“魔帝八皇”の完成と言うわけだ。



「ってことは魔王が欠けてる今、魔帝八皇も一人欠けている状態なのか」


「はい。その通りです。ですが魔王様は復活なさいました。ですのであとは魔王様が暗殺者を選ぶのみです」


「……なるほど。だが、一つ確認したい事がある」


「なんでしょう?」


「残りの魔帝八皇が、今回のお前みたいに、俺を攻撃してくる可能性はあるか?」


「どうでしょうか……。現在魔帝八皇は、先代魔王がお亡くなりになられてから、各自バラバラになってしまいましたので……。一応、各人に通信魔法による連絡は入れておきましたが、それを好ましく思わない者も居るようでした」



 まあそりゃそうだよな。

 あくまでも前の魔王に仕えているのであって、俺に仕えている訳ではないからな。


 ポッと出の魔王なんかに、仕えたくない気持ちも分からなくもない。



「ああでも、こういう状況のとき、必ずや駆けつけてくるヤツが……」



 と、そこまでルシファルナが言ったところで、周囲に騒音が響いた。



―――ドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!



「ああ、やっぱり来ましたね……」


「何だ? 何が来るんだ?」



 ルシファルナは遠い目をしている。


 本当になんなんだ?



 と思ったのもつかの間、その答えはすぐわかった。



「ウォォオイ! 新しい魔王だってぇぇ!? そんなのこのマノン様がブッ殺してやるぜぇぇ!」


「マノン……貴女はいつもいつも……」



 マノン?

 ……って今さっき聞いた気がするな。

 確か、【強欲】を司る魔法使い……だったか?


 まさか女だとは思わなかったが。



 短く揃えた髪に、小さな体躯。

 そしてそれに釣り合わないほどの巨乳。


 まさにアンバランス。


 世間一般ではこれを「ロリ巨乳」と呼ぶのだろう。



「おお! ルシファルナ! それで! 魔王ってどいつだ! こいつか!?」 



 俺のことを指差しながら叫ぶマノン。



「あ、ああ。確かにその方は魔王様だが、」


「魔王か! 魔王なんだな! だったらオレの魔法一発受けてみろやぁぁぁ! “爆発炎魔エクスプロージョン”!!」


「―――は?」



ブクマと高評価で一人の男性♂のイノチが救われァァァァァァァァッ!♂

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ