黄金比の女
「やるじゃん。いっぱしに計算できるようになっているじゃん。感心だねぇ」
真琴の肩を、佳子が叩く。
「秋山さん、やりましたね。なんか僕、感動しちゃいました」
新一がウンウンと頭を振って頷く。
「いやぁ、確率論0班の人はやっぱり、優秀だったんですね」とゴッド。
「ありがと。嬉しい。やっと手にいれた。色々と」
真琴は目にうっすらと涙を浮かべる。
「じゃあ、秋山さん。ついに念願の決め台詞ですよ」
カオスが言う。
「わかっているわよ。喜んでやってあげるわ。コホン」
真琴は、軽く咳払いをした。
「私の計算は完璧よ、外れるわけがない。馬はサイコロを振らないのよ。そうよ私は、黄金比の女」
真琴は黒縁メガネを外して、髪をフサァと巻き上げた。モナリザのような黄金比を持った整った顔に、周りの視線が一点に集まる。
ポーズをとった振動で真琴のふくよかな胸がもう一度、ぽよぽよと揺れる。
新一とカオスとゴッドと佳子が、真琴に向けて拍手をする。
そう。彼女は。秋山真琴。
黄金比の顔と、黄金比のナイスバディを持つ。
統計学を身につけた彼女は、競馬で大儲け。
そう。彼女は、黄金比の女。
『真琴のレース収支;プラス1600円』
(完)
ここから彼女は、普通に競馬で当てていくことでしょう。
会話メインのストーリー重視で、風景描写をしない作品にしましたが、いかがだったでしょう。
読んでいただきありがとうございました。
感想等をいただければ幸いです。
最新作の『月と海のリザレクション』もよろしくお願いいたします。
ローファンタジーです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
幸田遥




