0班復活
弘中新一と菊池嘉織好の二人が戻ってきたことにより、確率論の少人数ゼミの0班が復活した。
真琴は、1班から、また0班に戻ってきた。
「さぁ、頑張って勉強しましょう。あんたたちがいないと、ムードが出ないのよね」
「そうですか、そう言ってもらえると光栄です」
カオスが言う。
「そういや、競馬の予想のために、私は最尤検定の方法が学習したいの。この授業とは別に、自主ゼミでもやらない?」
真琴は確率論の教科書を鞄から取り出す。
「いいですね」と、新一とカオスの二人が頷く。
「そう、ありがとう。ついでに、ゴッドでも誘ってみる。なんかこの間から仲良くしているし、1班にいた時には世話になったし」
真琴は1班のゴッド方に目をやる。するとゴッドと目があったので、軽く手を振っておいた。
「いいですね。人数が多い方が楽ですしね」
新一が頷く。
「それじゃあ、誘っておくよ。まぁ、まずはこちらの確率論の本に集中するとしますか」
3人は0班として輪読を再開した。
やっぱり、0は自然数です(笑)




