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ゴッドハンド
真琴がスマホの画面に目をやると、メールが一通届いていた。
確率論1班の神保哲二からだった。
確率論でわからないところがあるから、先に読み進めていた真琴に教えを請うメールである。明後日の講義までにはしばらく時間があるので、明日の空き時間に会うことになった。
「あ、秋山さん、すみません。わざわざ」
真琴はゴッドに会うために、食堂に来た。そして、すでに昼食を終えていたゴットの向かいに腰掛けた。
真琴はゴッドに確率論を教えながら昼食を食べた。
その夜、真琴は新一からメールを受け取った。久しぶりのメールである。




