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027話 自宅のお風呂



 すっごい久々に部屋でゴロゴロしている。

このゆっくりな時間、一人で過ごす時間も大切だよね!




―― プルルルル プルルルル




「はい」


『純一様、そろそろお風呂がわきます。入られますか?』


「入ります! 直ぐにいきます!」


 やった! 風呂だ!

病院では大変なことになったが、ここは自宅だ!

ビキニ女はいない! ゆっくり入れる!


 俺は風呂に行く準備を始めるが、あることに気がつく。

本来であればすぐにでも風呂場に向かいたいが、ジャージが無い。


 俺は寝る時ジャージ派だ。

だがしかし! ここにはジャージが無い。

他に何か寝間着になりそうな服はないか……。

あ、これでいいや。


 服とタオルを片手にルンルン気分で風呂場に行く。

念のため洗面所の扉をノックし、誰もいない事を確認。


 よし、誰もいないな。

洗面所でスッポンポンになり、風呂場にれっつらごー。


 おぉ、広いな。これはゆっくりできそうだ。

神様ありがとう。今日のお風呂はゆっくり入る事ができます。


 先に頭と体を洗って―。フンフン。

ゆっくり湯船に入ろうねー。


 俺は椅子に座り、シャワーを出す。

うん、いいお湯! さて、洗うぞー。




――ガチャ



 へ? なんだ? 扉が勝手に開いた?

いや、後ろから人の気配がする。

だ、誰だ! 俺が入っている時に誰かが勝手に入って来た!

今、この家には女性しかいない、まさかこの状況でビキニ女か!



「に、兄さん。今日も兄さんの為に、ご一緒いたします」



 わーお! 入ってきたのは由紀だ。しかもバスタオル一枚。

おおぅぅ! 目のやり場に困りますぅ!

一体何しに来たの! というか入ってこないで!

俺は生まれたままの、あわれもない姿なのに!


「由紀さん? そこで何をしているのかしら?」


「何をって、毎日していたことですが?」


 毎日だと! 毎日妹とナニしているんじゃ!

この状況下でも由紀は平静を保っている。

素晴らしい自尊心。鉄の心をお持ちのようだ。


 素晴らしい! どこかのビキニ女や病院の女性陣とは違う!

由紀も自分で言っていたが、他の女とは一味も二味も違うぜ!


 由紀の味はどんな味? この際味見しちゃおうか!

……さて、寒いギャグは置いておき、この状況はなんだ?


 スッポンポンの俺。バスタオル一枚の由紀。

風呂場には二人きり。

毎日由紀に何かしていた? と思われる状況。


 俺はどうするのが正しいんだ?


「に、兄さん、早く。お願い……」


 一体何をすればいいの!

だ、誰か教えてくれ!


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