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020話 由紀とマリア


 この状況では外に出ることはできない。

まさか、半裸の女性を部屋に残し、俺だけ脱出しても後が大変そうだ。


 この危機的状況を乗り切るにはどうしたらいい……。


「由紀! 今、部屋がとてつもないことになっているんだ。後で俺が由紀の部屋に行ってもいいか?」


 し、しばらくたっても返事がない……。

あれ? おかしな? いなくなったのか?



『兄さんが由紀の部屋にですか!』


 やっと返事が来た。一体この間は何だったんだ?


「そ、そうだ! 後で行くから部屋で待っててくれ!」


『わ、わかりました! でもその前に一つだけいいでしょうか?』


「いいそ! 何だ?」


『さっきはひどいことを言ってしまい、ごめんなさい。兄さんも記憶がなく、大変だったのに。兄さんの事考えてなかった……』


「そ、そんな事気にするな! おおぅ!」


 服の中でもぞもぞしているマリアさんは腹部から徐々に下の方にその舌を移動し始めている。

や、やめてー! この状況でこの人は何してるんですか!



『そ、そんあ叫ばなくても……。やっぱり怒ってるの?』


「お、怒ってない! 全く怒ってないよ! のぅぅ!」


「あふぅ……純一様のお腹、腹筋が……。さ、最高でしゅ……」


 そ、そろそろやめてー! 変な声がでてしまうぅ!


『ゆ、由紀はこれからも、兄さんと呼んでもいいのすか?』


「い、いいよ! もちろん!」


「ハァハァ……。純地様……。いいんですね。もちろんいいと言ってくれましたね。では、遠慮なく……。」



 マリアさんが俺のパンツーをズリズリ下げ始めた。

おおぅ! そ、それだけは死守しなければ!


「ダメ―! それだけはー!」


『やはり、だめなんですね……。兄さん、お願い。私の事を嫌いにならないで……』



 あぁぁぁ! なんだー! この状況!

どっちもこっちも何とかしてー!



「由紀! 大丈夫だ! 嫌いにならない! 安心してくれ!」


「純一様の、下着……。あと少しで、あと、ハァハァ、少しで……」


 ストーーップ! それ以上は危険です!

レベルファイブです! 俺は必死にパンツーを握り、下げられないようにしている。

は、早く何とかしなければ! 


『由紀の事、嫌いにならない? 兄さんに嫌われたら、由紀はもう生きていけないです……』


「だ、大丈夫! 由紀の事大好きだよぉぉ! あぁぁ!」


「純一様が、私の事、大好き! あは、わ、私も純一様が……」


 マリアさんはさらに力を入れ、俺の下着を下げてくる。

ぱ、パンツーが伸びてしまう。や、やめて下さい……、お願いします!


『に、兄さん! 由紀の事、そんな事今まで一度も言ってくれなかったのに! 由紀は幸せです! へ、部屋で待ってますね!』


 由紀の遠ざかっていく足音が聞こえる。

こ、これでとりあえず由紀は何とかなった。

あ、あとはこの絶賛攻めモードのマリアさんを何とかすれば……。


 し、しかしこの力、つ、強い!

俺だってそこそこ強いはずなのに、マリアさんの力も結構なものだ。


 ま、まずいこのままでは俺のパンツーがとられてしまう!

そんな事になったら、俺は下半身スッポンポンボーイになってしまう。

何としてもそれだけは回避しなければ!


「純一様、そろそろ諦めて、私に身を委ねてくださいませ!」


 さ、さっきと言っている事が違う!

さっきは『全身全霊でこの体を捧げます』とか言っていたじゃないか!

どう見ても捧げてないよね! むしろ奪おうとしてるよね!


 逃げなきゃ! 早くベッドから逃げて……。

そうだ、ベランダに逃げよう! 外に逃げれば何とかなるかも!


 俺は両手で自分のパンツーを押さえつつ、何とか少しづつベットから降りようと移動し始める。

おおぅ、動くたびにパンツがずり下がる。弱にまずい状況になりそう。

あかん、そろそろ手詰まりだ……。 だーすーけーてー!



――ウォン! ウォン! キュルルルル!


 こ、この音は! まさか!!



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