■ キャラ紹介と用語解説10 ■
主に第48章から第55章までのキャラ紹介です。
年齢と民族の隣に、初登場回もしくは名前の初出回を記載しています。
◆ソフラバー三兄弟◆
皇暦4523年(初登場時)
カーヴィン23歳、カヤン20歳、カディール15歳
皇暦4570年(現在)
カーヴィン70歳、カヤン67歳、カディール62歳
【カーヴィン・ソフラバー】 照袋鼠族 第42章
技術屋の長男。陽気で人づきあいがいい。家計を支えるため、子供の時から近所の工場で働いていた。カヤンほどではないが機械に造詣が深く、設計にも助言をしている。キアーヌシュから金を絞り取ろうとする弟たちを諫めてきた。大女優と結婚経験があるらしい。現在ではめったに表にでてこないため死亡説も囁かれている。
【カヤン・ソフラバー】 照袋鼠族 第42章
発明家の次男。寡黙で思慮ぶかい。幼いころより物作りを好み、家業の馬車修理を手伝いつつ、ギャリバーの設計を進めていた。名声を得た現在でも、研究所に引きこもり、黙々と新型のギャリバーを開発し続けている。夜型人間。『株式会社キンバリー』の代表であり社長である。
【カディール・ソフラバー】 照袋鼠族 第42章
商才魂の三男。皮肉屋で弁が立つ。昔からビジネス感覚に優れ、交渉ごとを引き受けてきた。大きくなった今では会社の経営拡大をめざし、あれこれ企画を立ちあげ、剛腕をふるっている。社のパーティーには彼しか出てこないため、社長だと勘違いされることもしばしば。カヤンより少しだけ背が高いのが強み。
◆ノア都市の人々◆
【バルバロク・レーガン警部補】 岩牛族 36歳 第48章
四角四面の鉄の男。筋骨隆々な偉丈夫で、厳格冷静な性格をしている。ビネージュ警部の代わりに現場を取り仕切ることが多い。本人いわく皮膚がぶあついらしく、冬でも薄い服を着ている。意外とまだ若い。
【デタ・モルガン刑事】 土鼠族 46歳 第48章
ズビ、ズビッ、ズビーーーーーッ!常に鼻炎に悩まされている。しょっちゅう鼻をかむため、頭と鼻が前に出て、背中と腰が丸まっている。いっけん仕事ができなさそうだが、尋問の長期戦にはぴったりの人材だ。
【タバサ・ジュデ】 桃白豚族 年齢非公開 第44章
彼女は美をデザインし、空間をイノベートする。若い頃は帝都でモデル、デザイナー、ファッションプランナーとして活躍していた。その後は故郷へ戻り、ビルを建ててサロンを経営している。実業家としても有能で、多くの美容品をつくり、ラヴァ州全土に出荷している。
【ナツコ】 円猫族 39歳
見る目のない者は見下すが、賢者は彼女にこそお伺いを立てる。常にタバサの隣に付き従い、行動をともにする名物秘書。ナツコ自身はファッションに興味がなく、どういう経緯で秘書を務めているのか、知るスタッフはいない。
【コロンバス・ブリッジ】 故人 第49章
ラヴァの運命は、彼の肩にかかっている。千年戦争にて、クレイト陥落後に、政府はノア地区に移行した。彼は時計塔に住みこみ、ラヴァ軍の総指揮をとり、敵の砲撃からラヴァを守りきった。彼の行動が、のちの『守り人』制度になった。
【ポルツ】 星白犀族 60歳 第49章
ほっほっほ、歴史は楽しいぞい! 歴史博士。絵本『みんなで学ぶノア都市』シリーズの解説を務めており、ノア都市の歴史や文化をわかりやすく教えてくれる。彼は実在する博士だが、ポルツ自身に女性の助手は居なかったようだ。
【リル】 星白犀族 7歳 第49章
みんなの疑問はまるっと解決! ポルツ博士の助手。かわいい。ノアの子供たちは人生で一度はみな彼女に恋をするという。ノア都市以外の歴史シリーズも出版されているが、ノア以外の地区ではほとんど売れていない。
◆アルバ◆
【タクソス・エクセルシア】 巻鹿族 昔の人 第14章
星を学ぼう。天文学者で占星術師の呪術家。彼のつけた呪文の多くは、星の名前がついている。ラヴァ州のクレイト出身で、フランシス・エクセルシアとは直系の先祖にあたる。晩年はノアの時計塔にて『守り人』を務めた。お茶とクッキーを食べながら、星を見るのが日課だった。
【マダム・サシャ】 砂鼠族 84歳 第43章
彼女の子育て呪文を使えば間違いない。 マダム・ミッキーに影響を受け、《子育て呪文》と称し、家事や子育てに関する呪文を考案した。特に粉ミルクを一瞬で適温にする呪文は、子育て中のアルバにとって大助かりな呪文であった。現在も存命で、数年に一度、新呪文を作っている。
【カプ・リコン】 不明 故人 第46章
彼は民族すらトリックにしてみせる。魔術学校時から常に仮面を被っていたため、素顔を知るものは数すくない。年齢はもちろん民族すら非公開で、本名かすら怪しい。呪術家としてはあまり活動せず、もっぱら奇術師として活躍した。マジックでの呪文使用はインチキだと噂されたが、見事な腕と演出で黙らせた。
【デイビッド・ジェリービーンズ】 湖牛族 故人 第48章
地元では、魔術師よりハチミツジャムのおじいさんとして知られている。呪術家であり農業家、小麦畑と養蜂を営んでいる。生涯鼻炎に悩んだ末、鼻炎治癒呪文 《ラニー・ライリー》を思いついた。ほかにも農業に関する呪文や、ハチミツを使ったレシピを考案している。
【エルダー・ダーリンゲン】 蟻喰族 昔の人 第50章
眠りとは時間の支配なり。呪術師。1日12時間も眠ってすごす過眠症に悩まされた。幼少期より頭脳明晰の天才であったため、魔術学校の入学を許可され、授業も免除されていた。「彼がこの病気でなかったら、ルドモンドは100年はやく発展していただろう」とは友人の談だ。
【ジャス・ビュー・ライ】 背蝙蝠族 故人 第52章
孤独は最良の友人である。人生の大半をひとりで洞窟で過ごし、魔術と周波数・共鳴の研究に身を捧げた。彼の周波感度は同胞の民族の数十倍はあったという。数年に一度、別の洞窟に引っ越すのを繰り返しており、住処は意外にも広範囲に渡っていた。
●用語解説●
【レストラン峯月楼】 第41章
香ばしい料理をどうぞ、お値段はお気になさらず。ノアのフォフォーケ3区の裏手にある隠れ家レストラン。ファロン風の料理を出している。2階に個室、3階にオーナーの自室がある。お土産もいくつか売られていて、特に小豆冰餅は絶品だ。
【秘密の地下都市】 第49章
ノアの深部に眠るのは……? ノア岩盤の下をくり抜いて作られた都市らしき巨大住居。人、機械、植物、動物が暮らし、貯蔵庫のような場所もある。大女優の花火が、都市の様子を書いた図本を所持していたことで、存在が明るみになった。ゴブレッティ家の秘密の設計図とも関係していると思われる。都市の入り口は時計塔の真下にあるようだ。
【千年戦争】 第54章
それは苦い記憶であり、同時に発展の礎であった。皇暦2000年代から3000年代にかけて、ルドモンド大陸全土で起きた大規模な戦争。南西部のアオザ州からはじまった。多くの人民が犠牲になったが、この戦争によって現在のルドモンド大陸の州と領土が確定し、また文明が発達した。
【ピュグマリオンの会】 第55章
禁忌と浪漫は紙一重。古ビブリオ高等学校にて、魔術を志す生徒たちによって作られた同好会。人造マナ、ガラテナを作るため、やがて本格的な研究所を創設した。全盛期には100人を超える人員がおり、直近ではフェアニスリーリーリッチの両親が会長を務めていたが、【Faustusの組織】によって壊滅、現在は数名の残党がいるのみ。
【人造マナ ガラテナ】 第55章
それは神の意志か、人の御意志か。人の手によって作られた人造マナ。ギリシャ神話にて、彫刻家ピュグマリオンがつくった女性の彫像ガラテアが、命を宿したことに由来する。注入することで、肉体機能や呪術強化を行えるが、人体に重大な欠点をもたらすため、まだ実用化はされていなかった。




