■ キャラ紹介と用語解説⑨ ■
主に第44章から第47章までのキャラ紹介です。
年齢と民族の隣に、初登場回もしくは名前の初出回を記載しています。
◆ノア都市の人々◆
【ヴェルヌ・ビネージュ警部】 犬豹族 秘密♡ 第43章
白薔薇の女と呼んで。妖艶な涙ぼくろに、白地に黒ぶち模様の垂れ耳と尻尾を持つ警部。長いムチを持ち、白いボンデージの警官服を身に包んでいる。気位が高く、金持ち然としているが、実は7区の貧乏区出身。
【ガウル警官】 雲銀狼族 35歳 第40章
彼こそ、ノア都市の象徴かもしれない。ショーンと紅葉からギャリバーを盗もうとしてきた本物のノア警察の警官。とても耳が良くて目ざといが、爪が甘いところがある。長めの黒いチョビ髭が特徴。
【ベゴ・ブルカ】 森狐族 63歳 第43章
ひゃっは、まだまだ現役じゃぞい。ノア地区の水道局員。この道50年で、水の神を信仰し、地下水道をすべて網羅している。陽気でおしゃべり好きな爺さんで、仕事終わりは密造酒場で噂話を仕入れている。酒場で喋った人はみんな友達、掃除夫ノアとも顔見知り。
【ジョバンニ・ベネディット】 森狐族 56歳 第44章
彼は常にベルガモットの葉巻を忍ばせている。ノア地区の水道局員。ベテランの風貌だが、こうみえて水道で働き始めたのは数年前から。本名はフィリップ・フェルジナンド。サウザスの新聞記者一家の生まれで、アーサーの父。何かと謎が多い人物だ。
【ダンデ・ライトボルト】 ??族 70歳 第44章
常にゴーグルをしており、顔は見えない。毛皮のフライトキャップを被った時計技師。浅黒い肌に浅黒い尻尾、年齢が深く刻まれた肌は、熟練の飛行士のようだ。時の神リビチスを信仰している。大富豪キアーヌシュとも時々お喋りしていた。
◆組織の関係者◆
【ラン・ブッシュ】 雷豹族 21歳 第36章
蜂蜜のように滑らかな劇薬。エミリア刑事の警察学校時代の親友で恋人。Fsの組織の一員で、アルバほどの力はないが、簡単な呪文なら扱える。大きな胸に筋肉質の体形、女性に見えるが…? 鳥のように自由に空を飛ぶことに憧れている。
【マドゥルカマレイン】 灰耳梟族 28歳 第45章
ルオーヌ州では、誰しも唯一無二の特別な名前を持っている。サウザスの役場警備マドカ・サイモンの本名。フェアニスリーリーリッチが教えてくれた。サウザス事件後は、組織の謎を追ってファンロン州に潜入捜査中。
◆用語解説◆
【帝都の花びら】 第41章
田舎から出てきた素朴な美少女は、帝都で妖艶な花を開く——50年近く前の映画。花火とディータボルゲが主演。今でも映画館でよくリバイバル上映されている。ショーンも移動映画館で見たことがあるが、濡れ場シーンを母親シャーリーに目を隠されて見れなかった。
【タバサのビューティーサロン】 第43章
ノア地区のオシャレさん大集合。3区の北にあるサロン、ファッションプランナー タバサ・ジュデが経営している。ビネージュ警部と大富豪秘書キューカンバーと都市長秘書オーレリアンの行きつけのお店。壁はパッションオレンジ色で、香水の噴水が出迎えてくれる。




